昔は、こんなこと当たり前に起きえた・・・そう意味では良い時代になった。悪を許さず、被害者の泣き寝入りが防げるのだから。

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上記文抜粋
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「下着を脱がせ、両足を掴んでブラブラ揺さぶり…」《新鋭の強豪校》千葉学芸高校野球部“下級生イジメ”の悪質な実態 被害者は「動画を撮られた」と主張し、警察は立件を視野に調査中


 千葉県東金市にある千葉学芸高校野球部の1年生部員、A君が上級生部員のイジメを告白したのは、2023年10月3日のことだった。冒頭の悲痛な叫びは、A君が寮内で受けたイジメの実態を赤裸々に綴り、監督らに提出した手書きのメモの一節である。 【画像】「全裸にされ…」イジメを告発したA君の手書きメモ

〈全裸にされた上に動画までとられていました〉

 メモはこう続く。 〈急に先輩に呼ばれ、部屋へ行くと中に6~8人くらい先輩がおり、「1発芸しろ」と言われ、したら終わるだろうと思い、1発芸を終えた直後に体を持ちあげられ、全裸にされた上に動画までとられていました〉 〈その時は夏の大会も近くチームに迷惑をかけたくないと思い、誰にも相談できずにいました〉 〈野球に対しての熱意ややる気がなくなり、「辞めたい」という気持ちが強くなって、そんな状態で続けていてもお金の無駄で親に申し訳ないと思い、今回話をしました〉

日本学生野球協会はイジメを認定

 A君がメモを提出してから2カ月後の12月15日、日本学生野球協会は2年生部員8人によるA君へのイジメを認定。同校に「3カ月間の対外試合禁止」という処分を科すことを発表したのだった。  ***  千葉学芸高校は近年、急激に成長を遂げた強豪校の1つだ。2021年には春季千葉県高校野球大会で優勝。同年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから2位指名を受けた有薗直輝選手を輩出している。さらに2022年夏の大会では、対戦相手を82-0と歴代2番目の大差をつけて破ったことも話題となった。 「千葉学芸高校の野球部が頭角を現したのは2017年以降のこと。三重高校野球部出身で自身も1992年に春夏で甲子園に出場経験を持つ監督が就任したことがきっかけでした。この監督が就任した当時の野球部員は14人だけでしたが、今や100人超の大所帯。学年の3分の1は野球部に所属しており、そのほとんどが寮生活を送っています」(千葉学芸高校関係者)  だが、そんな新鋭の野球部で卑劣なイジメ事件が起こっていた。 「千葉学芸にとって野球部は生徒たちを呼び込む金看板なので、傷つけたくないのが本音でしょう」  そう語るのは、自身の息子が野球部に所属する保護者男性の1人だ。 「週刊文春」取材班が入手したA君のイジメに関する学校側が作成した最新の調査報告書によると、イジメが起こったのは、2023年6月13日21時過ぎのことだった。

「からかって一発芸をさせ…」

 この保護者男性が続ける。 「8人の2年生部員が部屋でふざけあっていたのですが、『誰か1年生を連れてこい』ということになり、部屋に呼ばれたのがA君でした。上級生たちはからかって一発芸をさせて遊んでいましたが、その後ワルノリがエスカレート。2年生4人がA君の手足を掴み、下着まで脱がせました。その後、4人がA君の両足を掴んで持ち上げた。『ブラブラと揺さぶる様子を面白がって撮影された』とA君は話しているようです。  その場でいじめた2年生はチームの中核のレギュラー陣で上級生でもあったことから、A君は『やめてくれ』と抗議したものの、強くは抵抗できなかった。加害生徒らは服を脱がしたことなどは認めたものの、動画の撮影は否定しています」  調査報告書によると、A君は「(イジメがあった)2、3日後に2年●(動画を撮影したとされる部員)から動画を見せようかと言われた」と主張する一方、学校側は加害生徒への確認をもとに「A君の動画は撮影されておらず存在しない」と結論づけている。  こうした学校側の対応に不信感を持ったA君の保護者は、千葉県警東金警察署に被害届を提出し、12月に受理された。その後、A君のほか、「A君の撮影された動画を見た」と証言する他の野球部員に警察側が話を聞くなど、加害者の立件も視野に警察の調べが続いているという。  だが、A君へのイジメ行為はこれだけではなかった。 ( #2に続く ) 「ビンタ、シャワーで熱湯をかける、深夜3時までグラウンドで…」千葉学芸高校野球部《下級生イジメ事件》加害生徒らに多数の“余罪”が浮上 被害生徒は心療内科でうつ病を治療中 へ続く

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抜粋終わり

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上記文抜粋
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「ビンタ、シャワーで熱湯をかける、深夜3時までグラウンドで…」千葉学芸高校野球部《下級生イジメ事件》加害生徒らに多数の“余罪”が浮上 被害生徒は心療内科でうつ病を治療中


 昨年12月15日、日本学生野球協会は「2年生部員8人による1年生部員1人へのイジメがあった」として、千葉県東金市にある千葉学芸高校に3カ月間の対外試合禁止処分を科したと発表した。  「週刊文春」は同校野球部で起こったイジメ事件の実態を詳報。 #1 では、加害生徒8人がイジメ被害者の1年生部員A君の下着まで脱がし、両足を持ち上げたこと。さらに「その様子の動画を撮影された」というA君が学校側に訴えた証言などを報じた。  だが、さらに取材を進めると、A君が受けたイジメはそれだけではなかった。  今回のイジメ事件に関して学校側が作成した調査報告書には、イジメが常態化していた部の雰囲気について次のような記載があった。 〈安易に『死ね』という言葉を使うことや、肩にパンチをすることなどは野球部内で常習的に行われていたため、記憶が薄れてしまっている可能性がある〉  その上で、A君側が告発した被害が他にも多数明らかにされていたのである。 〈「2年●(生徒名、以下同)にゴキブリと10回言って来い」と言われ、言いに行った時、2年●にそれほど強くないがビンタをされた〉

〈「死ね」と何回も言われた〉

〈「2年●にうんこと10回言って来い」と言われ、言いに行った時、2年●にシャワーで熱い湯をかけられた〉 〈試合でミスをすると、「死ね」と何回も言われた〉 「週刊文春」の取材に応じた保護者らによると、上級生によるイジメが悪化したのはここ数年だという。イジメが明らかにならなかった理由として「保護者の目が届かない寮の閉鎖的な体質もあった」と語るのは、野球部員の別の保護者だ。 「基本的に寮に住む部員が実家に帰るのは年1回。保護者から直接監督に連絡を取ることはできない。何か起きても監督に卒業後の進路で世話になる可能性があるし、息子の足を引っ張ってはいけないという思いが勝り、何も言えずひれ伏すしかないのです」(同前)  千葉学芸高校の野球部は実力でAチームとBチームに分かれているというが、部員の立場の優劣がイジメに結び付いた側面もあると見られる。  前出の保護者が語る。 「2023年3月のある日には、翌日の対外試合のためにグラウンドに溜まった雨水を水抜きしたいと、夜9時半にBチームの1、2年生の部員30人弱が外に集められました。Aチームが部屋でゆっくりと休息をとるなか、Bチームの作業は深夜まで続きました。結局近隣が通報したようで、パトカーがやってきて作業はお終いとなったようですが、午前3時まで生徒たちは警察から事情聴取されました。  野球部からは『翌日休息を取らせるつもりだった』と連絡が来ましたが、野球をやらせに通わせているのに、その回答はないだろうと思いました。そんな時間まで不平等に働かされていたこともあり、保護者たちは憤っていたり悲しんでいたりしました。加害生徒8人はAチームで、イジメを受けたA君はBチームですから、『何をしてもいい』という特権意識が働いたのではないでしょうか」  遠方から寮で生活する野球部員は多く、A君もその1人。結局、A君はイジメを告発した翌日、実家に帰宅することになった。現在は心療内科に通ってうつ病の治療を進めながらも、寮に戻ることはできず、進路について思い悩む日々を送っているという。また手足を掴んだ2年生部員4人のうち、2人は退部したという。

A君の父は取材に「相当辛かったのだと…」

 A君の保護者は今何を思うのか。取材班がA君の父に連絡すると、辛い心の内を明かしてくれた。 「Aは小中と野球一筋でやってきて、自分から『この学校に行きたい』と頭を下げて入ったのが千葉学芸でした。偶然コロナが流行ったために2023年8月にも実家に帰ってきたのですが、その時には痩せ細り、ユニフォームのサイズも2XLからMサイズにまで落ちていました。本人は恥ずかしがりやなので、裸にされていじめられたのは相当辛かったのだと思います。私たちのような思いを他の選手や保護者にして欲しくないと強く思います」  千葉学芸高校に上級生による下級生へのイジメの内容など事実確認を求める質問状を送ったところ、以下の回答があった。 ――2023年6月13日夜、寮内でA君の両手両足を掴んで動けないようにさせ、服を脱がせるイジメがあったのは事実か。 「おおむね事実。2年生が1年生1名の服を脱がせた行為をイジメと認定した」 ――2年生が様子を動画で撮影したのは事実か。 「事実ではない。調査委員会が複数回調査したが、動画を撮った生徒はいなかった。また生徒たちのスマートフォンを確認したが、動画データは存在しなかった」 ――動画を閲覧したとされる他の野球部員が千葉県警東金警察署で聴取されたのは事実か。 「東金警察署の調査状況は把握していない。事情聴取を受けた生徒はいるが、誰がどのような用件で呼ばれ、どのような質問を受けたかは不明。被害届が提出され、調査が行われているのは承知しているが、罪名や捜査という表現のものかどうかは聞いていない」 ――2023年、野球部員20名強が翌日の練習試合のために翌深夜まで水抜き作業をさせられたのは事実か。通報を受けた千葉県警の警察官がグラウンドを訪れたのは事実か。 「翌日の試合に出場しない生徒の中から保護者同意のもとで協力する生徒を募り、生徒25名は一時帰宅の後、21時30分にグランドに再集合して水抜き作業を開始し午前0時過ぎまで行われた。複数の保護者代表も立ち合い協力した。その後、警察官がグランドを訪問し、千葉県青少年健全育成条例の深夜23時以降の外出制限に抵触するおそれがあると注意指導があり、午前1時頃から午前3時頃まで生徒らに事情聴取を行った。保護者の同意と監督のもとで実施し、深夜徘徊ではなく場所が学校敷地内で条例に違反する行為ではなかった。しかし誤解を招きかねず、深夜に及ぶグランド整備を今後行わないように指導した」  警察沙汰にまで発展した悪質な部内イジメ。日本学生野球協会が処分を発表してから約10日後の昨年12月27日、学校は今回のイジメの一件を説明するため、保護者説明会を開いた。取材班が入手した説明会の音声データには、なんと被害者側を学校側が恫喝するという、異常なやりとりまでもが記録されていた――。  ***  被害者側を学校側が恫喝した“異常なやりとり”の詳細のほか、保護者説明会の録音データの内容など、この記事の続きは「 週刊文春電子版 」で詳しく報じる。

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抜粋終わり

50歳の私は、この手の話は、学生時代なら「普通に起きえて、どこでも見られる」話だった。

今は、このような恥辱与える暴行を、泣き寝入りせずに告発できるようになった。

昔の方が良かったこともあるが、このことは断然今が素晴らしい絶賛できる。

考えりゃ、こういう下種の暴行を、学校・社会が容認していて、「笑いの種」していたのだ。
そりゃ、日本が衰亡し破滅するのは、当然な話なのである。
これも「権力を持つものが好き放題できる」って天皇陛下のおかげで、日本人が破滅し死滅するのです。


まあ普通は、報復でいじめ加害者を皆殺しにするって、のが人類の歴史の「普通」

体罰・いじめのストッパーの一つに確実に「報復」が有効性もある。


上記文抜粋
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『報復されないから体罰が起きる?』復讐するは我にあり

名門の大阪市立高校における体罰によるバスケット部主将の自殺問題に関して、元巨人軍投手で大阪出身の桑田真澄が、体罰は『指導者の力量不足が原因している』、『彼我の力関係が一方的である』『体罰をしても報復されないからだ』との3点を強調。
監督コーチの力量不足が体罰の原因であることは野村克也など多数の指導者も指摘しているが、桑田真澄が主張する『報復されないからだ』は誰も主張していない。
唯一桑田真澄だけですね。他と意見が違うのは。
年長の野村克也とは違い、若い桑田真澄は時間が経過していない分、自分の少年時代の体罰を正確に覚えているのですしょう。
高校1年で常勝PL学園でエースになるくらいの素晴らしい素質があった桑田選手でも、少年時代は毎日体罰を受けていたのですね。
少年たちにとって大人の監督コーチの力は絶対であり、選手には抗う力が少しも無いのですよ。
だからいくら禁止しても体罰が横行する。

『選手に体罰があり、責任が重い指導者に体罰がない』

体罰問題に対して『指導者の力不足』や『彼我の力関係が一方的である』は他と同じ一般的な考えで正しくはあるが枝葉末節、些細な話である。
間違いではないが、体罰の本質からは遠い。
勝利至上主義で、選手は些細なミスでも厳しい体罰がある。
ところが勝利至上主義の自己矛盾としてもっと問題な、重大な指導や采配でのミスでは当該責任者に対して体罰が一切無い。
体罰肯定論の石原慎太郎などがいうように体罰が本当に勝利に有効であるなら、ミスをした選手への体罰よりも、ミスをした監督コーチに対して体罰が行われて当然である。
ところが、『下』の弱い立場の者に対してだけ体罰があり、責任が重い『上』の強い者(指導者)に対しては一切体罰が行われない。
桑田真澄の他とは全く違うユニークな、『采配ミスで試合に負けても監督コーチが体罰を受ける事はない。体罰の横行は、仕返しが無いからだ』(安全だからだ)は実に的確で核心部分である。
いくら体罰をしても『相手から報復されない』。
教育現場での体罰やイジメやシゴキなど関連するだけではなく、他のすべての暴力問題での一番大事な本質を突いた素晴らしい指摘である。

『体罰肯定の橋下徹の公務員いじめの理由』

『指導力不足』や『力関係が一方的』は重要な発生要件(条件設定)であるが、これだけでは決して体罰は発生しない。絶対に起きないのですよ。
彼我の力関係が一方的で『報復されない』から、体罰を行うことが可能なのです。
この彼我の力関係の不平等とは、学校における生徒間のイジメにも共通する問題で、多数対少数の圧倒的な『力の不平等』の関係で陰湿ないじめ問題が発生している。
決して自分たちは相手から報復されない。(安全・安心)だからイジメが段々エスカレートしてしまうのです。
体罰といじめは日本の場合は同じカテゴリーの問題ですね。
教員など公務員イジメが大好きな橋下徹ですが、これも同じ理由で自分がいじめる対象から報復されないから行えるのです。
幾らいじめても公務員が少しも抵抗しないから好き放題、やり放題となるのは必然である。
日本も先進国並みの公務員のスト権など基本的権利を認めれば、この問題は簡単に解決する。

『18歳参政権で高校の体罰は劇的に少なくなる』

いじめ自殺が起きて大津市長が涙の謝罪会見を開いているが、より学校側に責任がある体罰自殺が起きた大阪市の橋下徹市長は謝るどころか、無責任にもすべての責任を教育委員会や学校に転化して、入試の中止を強制、廃部とか廃校で恫喝し一番の被害者である子供たちを罰しようとしている。
言語道断の無責任で厚かましい態度である。
学校の体罰禁止でも実は解決は簡単で、直接の当事者である子供たちに対して『基本的人権を認める』ことに尽きるでしょう。
体罰をなくす観点からも、今後は日本国も世界の常識である18歳(高校3年生)での参政権は是非とも必要である。
相手が子供(未成年)だと思うのと、参政権がある大人(成人)だと考えるかでコーチも選手も双方共に対応は違ってくる。
大人には、子供にはない権利と義務が生じるのは当然であろう。
体罰といえば悪名高い旧日本軍でも、海軍は陸軍ほどでは無かったのですが理由は『報復が怖いから』だったらしいですよ。
荒れた海で船から落ちれば到底助からないが、もともと海の男は気が荒い。一方的にやられ放題では済まさないのです。
これは外国でも同じで、陸兵の反乱の例は少ないが海軍の水兵の場合は昔から艦長など上官の扱いが悪いと反乱を起こすのです。
日露戦争直後の1905年に起きたロシア戦艦ポチョムキンの反乱や1918年のドイツキール軍港の水兵の反乱は有名。
昔からどこの軍隊も水兵の反抗には手を焼いていて、アメリカ海兵隊など陸兵を海軍軍艦に乗せるもともとの目的(海兵隊の役目)とは水兵の反乱防止や鎮圧用だったらしい。

『しごきで人が死ぬ日本の後進性』

『指導力不足』や『力関係が一方的(アンバランス)』の条件下、『報復されない』から体罰は発生する。
体罰と瓜二つで良く似たものに日本独自の教育方針である『しごき』がある。
『シゴキ』を売り物にして客を集めて何人も殺した私設少年院である戸塚ヨットスクールは論外であるが、昔昔の敗戦前は私的制裁で有名な旧日本軍のしごきの話は有名すぎるぐらい有名だった。
敗戦後の民主化で体罰やシゴキは劇的に減少したが一部には残り、何十年か昔はしごきで死んだといえば大学山岳部の話だった。(他のスポーツ部とは逆に、旧制大学山岳部ではしごきは無かった)
最近では時津風部屋リンチ殺人事件のような相撲部屋でのシゴキが問題となっている。
これらの死亡例の共通点は、
(1)死ぬのが一番弱い新人であること。
(2)組織の拘束時間が24時間であること。
(3)組織が『美しい伝統』とか『輝かしい歴史』とか、やたらと『歴史』や『伝統』を強調するところ。
などの同じような傾向があるようです。
(1)は、先輩(コーチ)の力量不足を如実に物語っている。
(2)は、やはり逃げ場が無かったことが最悪の結果を招いている。
(3)は、そもそも、その組織が主張している美しい伝統や輝かしい歴史に、根本的に問題がある可能性が在る。
絆(共同体)文化の日本社会の持つ、近代以前の後進性こそが『しごき』が未だに一部で根強く残っている原因なのでしょう。

・・・・・・・・・中略・・・・・・・

報復がないから (宗純)
2013-01-29 16:04:47
平行連晶さん、コメント有り難う御座います。

報復される恐れが無いから、無法な暴力がふるえるとの恐ろしい現実ですが、これは桑田真澄があらためて指摘するまでも無く、全てに当てはまる大人の常識ですよ。
ところが桑田真澄以外では誰も指摘しない。
いくつかの他の記事を読んでみたが、やはり何処にもない。
なんとも情けない話ですが、大人としても普通の常識(経験や最低限の知識)が今の日本人には根本的に欠落しているのですよ。
なにも歴史を考えなくても、今のイラクやアフガン、パレスチナ問題、イランの核問題での欧米諸国の態度を見れば、誰にでもこの『報復されないから無法な暴力がふるえる』ことは分かりそうなものだと思うのですが、自分に直接不幸が降りかからない限りは他人事なので、真実に必死で目をつぶって無視しているのです。
他人の痛みは、幾らでも辛抱出来るのです。
福島県の原発から今でも放射性物質が漏洩している段階で、福井県では原発再稼働賛成が多数派なのですよ。
賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶと言うが、実は愚者は経験しても学ばない。
多分、醜すぎる現実は耐えられないので学びたくないのですよ。大人になりたくないのです。

・・・・・・・・中略・・・・・・・

敗戦前の日本では、規則としては学校でも軍隊でも体罰が絶対禁止だと書いてあるのですよ。
これを見つけたお馬鹿な研究者が『日本軍には体罰がなかった』と発表する。
典型的な歴史の改竄というか阿呆臭すぎる勘違い。
空自の制服組トップ田母神がソ連のKGBの文章の中に張作霖爆殺の記述があったので、日本の関東軍では無くソ連が行ったのだとの珍説と同じ水準です。
紙に書いてあるからといって、現実にあるとは限らない。
勝海舟が氷川清話で、たかだか20年から30年で江戸時代の真実が忘れられている、今後実際に経験している古老が死んだらどうなるのかと嘆いているのですが、危惧は現実となり半世紀後の大正時代には完璧に忘れられる。
今は戦後68年。
歴史は繰り返すで、日本軍が体罰が無かったなど,あまりのバカバカしさに口があんぐりで言葉もない。
私の父親は第一次世界大戦のロシア革命直後の対ソ干渉戦争でシベリアに出兵しているのですが、凄まじい体罰を経験している。
理屈っぽい性格なので体罰禁止の規則とか、体罰は結果的に軍を弱くすると繰り返し主張したらしい。
そのために余計に集中的な体罰を受けて『このままでは殺される』と思って本気で脱走まで考えた。
しかし当時の遠征軍の兵士を苦しめたのは死ぬほどの体罰でもシベリアの極限的な寒さでもなくて、じつは飢えだった。
軍隊では食事が終わった時が、平時の空腹時程度なのです。
兵士には米を1日5合5勺支給すると決まっていたのに半分にも満たないので全員が飢餓に苦しんでいた。
当時から日本の軍隊は腐敗していて上部が少しずつピンハネするので、最前線の兵士が飢えに苦しむことになったのです。
日本の軍隊とは、究極の官僚組織だったのです。
江戸時代は儒教が基本道徳なので教育でも武芸でも同じで、体罰は無かった。
教育で、体罰が日本で行われるのは王政復古の後の出来事です。
ですから体罰ですが敗戦以前の昔は間違いなく富国強兵(軍国主義)と関係がある。
戦後68年も経った現在の体罰の横行ですが、これは多分軍国主義よりも日本が一番得意とする品質管理を、人間にも間違って導入したからですよ。
そもそも我が日本では、出る杭を常に叩いてきた均質で横並びを尊ぶ、長い伝統や文化的な素地があったのです。
これは、ギリシャ神話のプロクルステスの寝台と同じ話でしょう。
今の日本国の体罰ですが、選手とか生徒を鉄の寝台に無理やり寝かせて身長を寝台の長さに合わせて切り落としたり、短ければ引き伸ばしたりして『正しい規格に合うよう』にしているだけなのです。

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抜粋終わり

「報復」は、確実に「いじめ」を抑止します。むろん「いじめ消滅」は無いが、確実に減らせる。

これって「天皇を仰ぐ国家・政府が、日本人に対する悪政」をするのも、天皇家を死滅させ、その信者も根絶やしにすることで、「日本人の国」を作れるのです。

天皇家を殺し尽くして 日本人を救う

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みの富む社会になりますように。

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