![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46615800/rectangle_large_type_2_098b7978b209c829e367b65a84ad0075.jpg?width=1200)
職人の業(わざ)
二月もあっという間に最終日、明後日 3月2日は お水送りです。
お水送りは、若狭小浜の神宮寺にて執り行われる儀式です。
神宮寺にある『閼伽井』で汲み上げられた聖水は、松明に清められ、遠敷川の鵜瀬から、奈良東大寺二月堂の若狭井に届けられます。
この聖水が奈良東大寺お水取りの『お香水』となります。
毎年 お水送りが終わると、若狭小浜に春が訪れます。
大師湯には、たくさんの職人の業があります。
左官の土
まえに竹小舞や土壁の話をしましたが、現在二階のコワーキングスペースでは、藁の入った土壁を、なめらかにする「中塗り」の作業中です。
この中塗りが済んだ壁の仕上げに、珪藻土やクロスを貼ったりもするのですが、中塗り風合いがとても自然で素敵なので、仕上げの壁とします。
中塗りの作業に使う道具たち、作業中に置かれた道具類が 芸術に 見えちゃいます( *´艸`)
建具のこだわり
窓の格子、よく見ると、格子の桟、直角ではないのです。
「猿頬(さるぼお)」というのですが、桟の縁を斜め50度に面取ることで、シュッと繊細に、あか抜けた格子になります。
左が通常の面取りカンナ、右が猿頬専用のカンナです。
よく見ると、右のほうが角度がひろがってますよね。
大師湯には、たくさんの職人さんが関わってくださってます。
『職人の業』 未来へ伝えていきたい、と思うこの頃です。