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泰緬鉄道カンチャナブリ - バンコクから鉄道往復
ワクチン接種の間隔が少し空いたので、何かしよう。
でもあんまり遠くは行きたくないし、アユタヤは行ったことがある。
そんな感じで調べていたら出てきたのが泰緬鉄道とカンチャナブリ。
ここは太平洋戦争時、日本軍が現地の現地人を酷使しながらタイとミャンマーをつなぐ鉄道を開通させた場所。映画「戦場に架ける橋」の舞台。そしてその橋は、あまりの労働環境で作られたことから英語では ”Death Railway” という名で通っているのだとか。
バンコクからは日帰りでも行けるレベルであり、今回の旅程にぴったりだと思い泰緬鉄道観光の起点であるカンチャナブリへと向かうことにした。
バンコクからカンチャナブリへ
バンコクからはトンブリ駅というところからカンチャナブリへと電車が出ている。
トンブリまでは近場の駅までメトロで向かい、そこからは徒歩で行ける距離にある。
チケットは窓口で購入でき、料金は外国人ならどこまで行っても100バーツ。1日に2往復しかしてないので、あらかじめ時間は確認しておこう。
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もはや恒例ではあるが、始発のくせに数十分遅れて電車は出発した。列車内はかなりレトロな雰囲気が漂っている。
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電車では仮眠をとったり、風景を楽しんだりしながら2時間程度でカンチャナブリへと到着した。
カンチャナブリ自体は小さな街であり、駅からほど近い宿へとチェックイン。
泰緬鉄道を知る
Death Railway Museum
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まずは街中にある泰緬鉄道博物館に向かう。
ここでは泰緬鉄道建設の概要や当時の様子を知ることができる。
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個人的に印象に残ったのは、当時奴隷として労働をしていたオランダ人(だったかな?)が書いた労働風景。
こんなところに鉄道を通すのかという当時の地形や、そこで働いている人の様子がリアルに表現されている気がした。
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River Kwai Bridge
泰緬鉄道建設の歴史を学んだ後は、実際に建設された「モノ」を見に行こう。
これについてもカンチャナブリ駅から歩いていくことができる。暑い中セブンイレブンでアイスを買って食べながらのんびりと向かう。
歩いていくと見えてくる、川にかかる割と立派な橋。真ん中だけアーチ状じゃないが、これは戦時中に壊された部分を補修したためであろうか。
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この橋は電車が来ないタイミングであれば線路上を歩くことができる。
というか、電車が来たとしても脇にそれる場所があって、運行する電車を間近で見ることができる。
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この橋を作るのに当時たくさんの人の命が犠牲になっていると思うと、恐ろしい。
日本兵が当時そのような過酷な条件で労働を課したといっても、個人的にはそれ自体を責めることはできないと思っている。
だってそういう時代だったのだから。その時代に生きる人達にはそれぞれ求められた役割があり、それを何としても達成しなければならない状況であった。
達成するためのやり方が褒められるものではないにせよ、選択肢が限られていた(無いとは思わない)。あとから見ればなんとでも解釈できるからこそ、その当時の日本軍が行ったことは事実として受け止めた上で今後どうするかという話なんでしょう。知らんけど。
タムクラセー桟道橋
最後に、泰緬鉄道をさらに奥の方まで進んでみよう。そこにはタムクラセー桟道橋という、クウェー川沿いに作られた300mほどの木造橋鉄道橋がある。
そしてその上を歩ける。うん、行かなければ。
朝宿をチェックアウトをして、全荷物をもってタムクラセー駅へと向かう。
タムクラセー橋駅まで行くために乗る電車は終点に行ってから折り返して返ってくるので、そのままそれに乗ればバンコクまで帰ることができるという算段だ。
どこまで乗っても100バーツなので、カンチャナブリからタムクラセーまでは100バーツ、タムクラセーからバンコクまでも100バーツ。
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タムクラセー駅では多くの人が降りた。やはりここは一大観光地なんだなと思う。
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さて、駅から線路に沿って歩いてみる。なるほど、一方は崖、一方は川という条件下で作られた木造橋。これを作るのには大変な重労働が必要だったことは容易にわかる。
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そしてその橋の上を今でも歩くことができる。
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造られたレールの上を歩くのは簡単だが、その基盤を作るのはとても大変で難しくて厳しい。
歩く場所に設けられている金属板はめちゃくちゃベコベコ言うので、高所恐怖症の人とかは無理かも。
あとがき
カンチャナブリ駅前では毎日ナイトマーケットが開催されており、美味しいごはんがバンコクよりも安い値段で食べることができる。
3夜を過ごしたのだが、毎日違うものを安く食べれた。
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タイ旅行備忘録動画は以下