メモを習慣にして得られたこと
今回は「メモ」の話です。
私は約8年前から仕事はもちろん、プライベートでもメモを徹底して取り始めました。
きっかけは、仕事内容が現場活動から予防業務という事務方に変化したこと。
忙しさで一日が目まぐるしく進んでいく中で、覚えることも多く、物事を忘れないように「備忘録」として書き始めたことが始まりでした。
そんなこんなで、ただの備忘録で始めたメモがもたらした效果を書いていきます。
・頭の中がクリアになる
一日忙しく仕事をしていると、頭の中が散らかってきます。
「さっきの案件だけど、結局、自分はどのように回答したかな。」
「そもそも、さっきの案件の要旨ってなんだったけ。」
等々、自分でもあきれるほどに人の記憶は不確実です。そして、何か忘れているのでは?と不安でイライラして仕事の生産性も下がる悪循環
しかし、適切にメモを取ると、このようなトラブルが激減しました。
対応した案件を時系列でまとめていくことで、メモがPCでいうところの「外付けハードディスク」の役割を果たしてくれるようになったのです。
外部に記憶する用のメモがあるため、内部容量が軽くなり、頭の中がクリアになります。
脳に記憶を留めておくために使用していた負荷が無くなり、そのストレスから解放されました。
・人に説明する能力が向上した
メモを取るときに意識していることがあります。
それは、「ロジカルにまとめる」ということ。
無造作に書きなぐるのでなく、大テーマ→中テーマ→詳細な内容といった形に「思考の木」を意識していきます。
木の幹というメインテーマに枝葉の情報を付けていくイメージ
こうすることで、物事を論理的にまとめる作業を日常的に行うことができます。
結果、人に伝える時にも「大きい情報→小さい情報」という風に伝えることができ、分かりやすいアウトプットとなります。
・本質を捉える力が付いた
もう一つメモを取る時のルールとして、「事実→抽象化」することを決めています。
たとえば、「〇〇さんに怒られた」という事実を書いたとします。抽象化としては、
「なんで怒られたのか。」
「〇〇さんの基本的な考え方は何か。」
といった、その物事が発生した理由やそこに至った根本思考
目に見えない、本質的なことをあぶり出すことが抽象化するということです。
これを書くことで、物事の本質に気づく力がつきます。
自分に起こった現実を俯瞰してみるイメージです。さらに、可能な限り、「今後に繋がる行動や考え方」もあわせて書くようにしています。
・まとめ
たかがメモなのかもしれませんが、私はこの習慣を始めてから明らかに人生が好転しました。
メモを取ることの本質は「思考の言語化」にあると考えています。
自分の考えを言葉にして、体系的に書くことのメリットは凄まじい。
ただの備忘録だったメモが書き方を工夫することで、未来を創造する手助けをしてくれる頼もしい相棒に変わります。
皆さんもメモをとってみてはいかがでしょうか。
記事を読んでくださりありがとうございます!