成功と失敗は紙一重
去年までは公募形式、コンペ形式、マッチング形式の仕事で、最終面談まで残ることも多かったのですが、仕事として始めることはあまり多くありませんでした。
今年は同じような形式の仕事が結構な割合で取れて、仕事として始まることも増えてきました。去年と今年では自分ではそんなに違いは無いように思うのですが、採用・不採用は紙一重なんだと感じます。
50点、89点、90点
例えば、ある公募制の仕事に3人のデザイナーが応募したとします。公募制の場合、まず企画案や実績などで書類審査で評価され、面談やプレゼンをして最終決定されます。その際に、主催と審査員による議論の上で、多数決や点数化されて決まることがあります。
その3人のデザイナーを100点満点の点数で表した時、50点、89点、90点とだったとします。基本的に採用されるのは、90点のデザイナーになります。そして、注目して欲しいのは不採用になる50点、89点のデザイナーです。
50点、89点では大きく差はありますが、同じ不採用という結果になります。一方で、89点、90点ではたった1点の差ですが、採用と不採用という大きく明暗が分かれる結果になります。
そして、この点数はあまり公示されることは無く、採用と不採用としか伝えられないこともあります。つまり、不採用者は自分が50点、89点だったか、どれだけ自分が採用に近かったのかは、自分で判断するしかありません。
結果、採用・不採用は紙一重という現象が生まれます。
最後に
たかが1点、されど1点。プロのデザイナーが参加する公募制やコンペ制では、成功と失敗を分けるのは、ほんの小さいな差であることが多いです。
次回以降に、この1点を積み重ねる方法を考えてみます。
こちらでサポートして頂いたものは、日本の伝統工芸・モノづくりのために使わせて頂きます。