エオルゼアと俺となかまたち
最近はFF14をしている。文章を書く時間をすべて投げ捨てる程度には。
それでは流石にまずいと薄々思っていたのとアウトプットしようぜと言われたので書いている。
とは言ってみたものの書く事も思いつかんので我がFC(フリーカンパニー。他のMMOとかにおけるギルドのような物だ。なお我がとか言ってるけど私はリーダーでも何でもない)を紹介したいと思う。
我がFCは元からして身内の集まりで、2000年代前半に存在したARMORED COREと言うゲームのwikiにあったチャットルーム(バーギコと呼ばれる外部のものだったのでこの表現は正確ではない)にいたメンツが大元になっている。本格的にチームの体を成したのはARMORED CORE V時代の事で、その関係が今でも続いている形だ。
そもそもとしてFF14を始めた経緯だが、ACV以降もVDでの勢力戦も駆け回ったり、ダークソウルシリーズでカタリナ鎧(俗に言う玉葱めいた鎧)を着込んでカタリナ騎士団としてやんちゃしたりしていた我々も久しく身内で回すゲームも無くマンネリを感じていた所になんか新しいゲーム探そうぜ! とメンバーの一人がインターネット雀卓上で声を上げたのをきっかけに紆余曲折を経てFF14を始めたのである。
丁度フリートライアル(一部機能、育成制限等はあるものの永久無料でお試しプレイできる)なるキャンペイングンもやっていたので皆が珍しく意見を一致させて遊び始めメンバーも八人揃い、8人レイド身内で回したいねみたいな話をしている者もいる状態だ。
とりあえず紹介に移りたいと思う。
・FCのリーダー。アウラ♀。チーム内では少なかった既プレイヤーの一人。メインは暗黒騎士だが多くのジョブを70前後まで仕上げておりタンク、DPS、ヒーラーそつなくこなせる。本来であれば男キャラをやりたいとの事であるが身長がどうにもしっくりこず女キャラに男のモーションをさせる機能の実装を切望中。チーム内では真っ当な方の狂人だと筆者は思っている。
・ミコッテ♀。既プレイヤーの一人。ソウルシリーズ時代は殺害に快楽を見出していた危険人物であったがそれはそれとしてこちらでの本職もヒーラー。メインは白魔導士。白いハットとローブにこだわりがある。現在はガンブレイカーを育成中。相当な狂人。
・筆者。ヒューラン♂。新規プレイヤー。メインは青魔導士でサブは吟遊詩人。大体グリダニアに居る。ダイハードテイルズによる珠玉のダーク・ゴシック・ヒロイック・ファンタジ【灰都ロヅメイグの夜】を全宇宙生命に読んでほしいと思っている。狂人では無い。
・ヒューラン♂。ダークソウルシリーズなどの動画を動画サイトに投稿している。メインはモンク。ゾディアックウェポンなる難クエストに手を出した自身の現状を「スファライアートマ刑」と断言していた。終身名誉狂人。
・ララフェル♂。ACV時代は軽四砂使い。メインは白魔導士。一時期デカい男になりたいと思ってルガディンになっていたがデカすぎたため今はララフェルに戻っている。(その辺の経緯は
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/29823570/blog/4433004/
に詳しい)
♂ララフェルであるがそん所そこらの♀ララフェルよりよっぽどかわいいとチームでは評判。殆どブッダに近い。
・ミコッテ♀。チーム内では一足遅れで参入した。メインはニンジャ。かわいいキャラやかっこいいキャラがすきなため他のチームメンバーと遭遇したりするとめちゃくちゃにスクリーンショットを撮影している。
・チームメンバーの一人(スクショが見つからなかったのでその辺を歩いていたハリネズミで代用)。メインは恐らく侍。既プレイヤーの一人だが、FF14ではあんまり会ってないせいで種族も良く分かってない。多分チーム内で一番か二番目くらいに親密なはずなんだけど。
・ヒューラン♂。緑と言うカラーに非常に強いこだわりを持つ。メインはナイト。気のいい兄ちゃんめいたビジュアルの持ち主であるが一方鎧を装備した状態では首が動かないためムービーでも明後日の方を向いていたりロボットじみて直立不動になっていたりと挙動が怪しい瞬間がある。
メンバー中でもかなり多忙なはずにも拘らず40日足らずで紅蓮のリベレーターの最初のエンディングを突破しておりその進行速度からして間違いなく狂人。それはかなり強い……本人は「皆早いですよね」とか言ってたが実際音速ジェット戦闘機パイロットがスポーツカーを見て最高速度高そうですねなどと口にしているようなものであり完全にブルシットだ……! 既にレベルも80近く新規プレイヤーの中では明らかに一線を画している……」そんな事を呟きながらサムの眼は爛々と光り輝き、明らかに様子のおかしいエーテルを周囲に充満させ始めました。
「ハァーッ!ハァーッ!何なのだその速さは……!!(ガイウス・ヴァン・バエサルっぽく)これは完全に名誉棄損だぞ……!僕がじっくりとレベル上げをしながらストーリーを進めている前でそのような足並みを乱す高速進行……僕の権威を侵害している!!!」サムの目つきがおかしい。
これはかなり危険な状態……あるいはそれは、周囲がメインストーリーをどんどん進めて行く事に焦りを感じたサムの苛立ちでしょうか。周囲のエーテル濃度が爆発的に高まる中でサムは恐るべき邪悪さでファイナルファンタジー14を起動し、暗黒ワンタイムパスワードを素早く入力します。「ナメるなよ……今に見ていろハイデリン……!この俺の強大なる力で以ってストーリーを高速で進行させ、むくなる初心者共にネタバレの嵐を……」「何だって?」
サムは声のした方を振り返りました。そこには、何と言うことか、白い光の逆光の中に佇むように、或いは焼けついて見えなくなってしまった写真のように姿の詳細が憶測無い人影が佇んでいるではありませんか。あれは光の戦士!光の戦士はゲームの進行速度は人それぞれであり、誰もが皆正しいという事をサムに伝えました。しかしサムは目を見開いて怒りを露わにし、黒い靄を纏って宙に浮きあがりました。
「戯言を抜かすなハイデリンの使徒め!俺は古参ファイナルファンタジープレイヤーだぞ……古く強くそして伝統がある!しかし俺以外の人間が俺よりもファイナルファンタジーについて詳しいなどあってはならない!人気投票……何と言うインコンプリートだ……それを俺が正す!俺は全てを許される!」光の戦士はサムを諭した。「邪魔をするなハイデリンの使徒め!次元のはざまに沈んだエクスデスや魔大陸から転落したガストラ皇帝の様に闇の力の前に消えさるがいい!!」サムの顔前に赤い紋章が光り輝く!!光の戦士はサムを平手打ちした。
「グワーッ!」光の戦士はサムに平手打ちをした。「グワーッ!」光の戦士はサムを平手打ちした。「グワーッ!」光の戦士はサムを平手打ちした。「グワーッ!」光の戦士はサムを平手打ちした。「グワーッ!」光の戦士はサムを平手打ちした。「グワーッ!」サムのライフバーが底をついた瞬間、サムの体から暗黒のエーテルが噴出した!
アナヤ!それはFF14のPS4無料期間(現在は終了しています)に乗じてサムの体に根を下ろした闇の使徒……アシエンの一体だとでも言うのか!?しかし光の戦士は怯みませんでした。彼、あるいは彼女こそは光の意思ハイデリンの加護を受け、数多の蛮神や強敵たちを打ち倒してきた英雄なのです!
白聖石投擲!「グワーッ!」アシエン魂吸収!「グワーッ!!」エーテルの刃!「アバーッ!!」光の戦士が今までの冒険で仲間達の協力を経て身に付けた力が直撃!「おのれ……この俺を倒そうと第二第三のサムが……アババババーッ!!!」アシエンは爆発四散!
アシエンの消滅を見届けた光の戦士は、サムの体を優しく抱き起こしました。「う……」サムは起き上がりました。その顔はバツが悪そうでした。
光の戦士は先ほどと同様にゲームの進行速度や遊び方は人それぞれだと、例えばメインストーリーをひたすら進めてもいいしサブクエストを遊んでもいい、クエストをせずとも多くのジョブのレベルを上げるのもいいしギャザラーやクラフターとして物作りに精を出してもいいのだと優しく諭しました。
サムは涙の滲んだ目をぬぐい、光の戦士に申し訳なさそうに頭を下げました。光の戦士はそれを許し、そして新しく完成したフリーカンパニーの自室に遊びに来ないかとサムを誘いました。サムが首を縦に振ると突然の通知音!光の戦士からのパーティ申請です!それをサムが受けると光の戦士はにっこりと笑って、自身の所属するハウスへとテレポしました。サムもテレポ勧誘を承諾してそれに続きます。
こうして光の戦士からサムへと笑顔が広がり、エオルゼアに平穏がとりもどされました。
Home…
Riding home…
Home,riding home…
◆FIN◆
※この文章はフィクション、パロディです。実在の人物や団体、ゲームキャラクターなどとは多分関係ありません。