おうまの写真を撮っている5~2023年下半期まとめ
ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいましたね。
さて、皆様同様、僕の方も無事に2024年を迎えることができました。今年も趣味に邁進する道楽生活に精を出して行きたく思いますが、そのうちの一つである「競馬写真」がだいぶ溜まってきたので、そのあたりを吐き出してやろうとこの記事を書いております。まあ要するに、「なんかいい感じに撮れたのでみんなも見てみて」という幼児特有「砂場のお城見せびらかしたいスピリッツ」にあふれた記事でございます。
それでは出走です。
1 7月ごろ、夏の佐賀競馬
まずは、ふと思いついた「雨の日の競馬、撮影してみたいゾ」という考えに従い近くの佐賀競馬へ赴いた時の写真です。
「ダートの重馬場は迫力ある写真になるのではないか?」という考えの検証だったわけなのですが、まあ大正解と言えるのではないかという写真たちが撮れました。
もともとダートレースは飛び散る砂のお陰では写真の迫力が2割増しぐらいにはなるのですが、そこに雨粒や飛沫が加わると迫力はさらに3割増しくらいになるわけです。2割増しの……3割増しだから……。
算数は苦手です。
走る馬は本当に美しいです。もっと腕を磨いてその魅力をつかまえたい。
2 8月中旬、真夏の小倉競馬
8月、盆休みで実家に帰る前、朝一で北九州まで赴き第一レースからカメラを構えていました。というのも、この日の小倉開催、第一レースが障害競争だったからです。障害競走はいつか撮影したいと思っていたわけですが、訪れたその機会を逃してはならぬというわけでした。
障害競走、この日までみたことがありませんでしたが、目の前で見たそれは大迫力の一戦で素直に「見に来てよかった」と言えるものでした。とはいえ、馬たちが障害を飛び越えるたびに心臓のあたりがギュッとしてしまうのも確かで、「障害は怖くて見られない」という人がいるのもわかる気がします。
この日は例に漏れず真夏日で、全身汗だくになりながら撮影しました。とはいえ、そもそも競馬の撮影は「先端から破壊光線が出そうなバカでかいレンズを装着したくそでかいカメラを担ぎつつ広い競馬場を歩き回り、いざ撮影となれば3kg前後のカメラを微動だにさせず構え続ける」というものですから、夏ではなくても汗はかくものなのです(だから競馬場で飲むビールはうまい)。
そういえば小倉競馬場、パドックにはミストが散布されるなどの馬たちに対する暑さ対策が施されていました。昨年はアスクビクターモア号が熱中症で命を落としてしまったのを始めとして、暑さのために多くの馬たちが苦しめられたようです。「ミストが邪魔で撮影ができない」などと言った輩がいたそうですが、気にせず暑さ対策はガンガンやっていただきたいと思います。
3 8月末日、北海道撮影旅行
夏は昨年に引き続き、4泊5日間の北海道撮影旅行を敢行しました。以下がその顛末です。
今年も行きます。待ってろよ、数多のおうまたち。
4 9月、中山競馬場(オールカマー)
Web小説書き界隈で「東京で飲み会するぞ―」というお知らせが流れてきたので、一念発起して大都会TOKIOまで赴きました。その期日がたまたまオールカマーと被っていたので、「オールカマー観戦&撮影→飲み会」という道楽極まりない予定がたったというわけです。
さて、このときのオールカマーといえば、とりも直さず「タイトルホルダー号の復帰戦」でありました。
圧勝の日経賞から天皇賞(春)での心房細動による競走中止……浮き沈みの激しすぎる2023年前半を終えて長い休養に入った彼が、いよいよターフに戻ってくる日だったのです。年内引退の可能性も十分にあり(その予想は残念ながら当たってしまいました)、秋~冬のGⅠ戦線は仕事の都合上絶対に生では観戦できない……要するに僕にとっては、大好きなタイトルホルダー号の走りを撮影できる最後のチャンスかもしれないタイミングだったわけだったのでした。
だからめちゃくちゃ撮りました。後悔の無いように。
レースは惜しくも2着に終わったのですが、個人的には大満足の一戦でした。その後の彼はジャパンカップ→有馬記念と彼らしい走りをし、勝てはしなかったものの最後までターフを沸かせてくれたのでした。
彼の名は「タイトルホルダー」。引退式でオーナーの山田氏が「この名を忘れないでくれ」と言っていましたが、絶対に忘れることはないと思います。
ちなみに、その後の飲み会は九州から東京まで足を運んだ価値のある実りの多い楽しいものでした。また上京したときにはよろしくお願いします。
5 11月、さがけいば祭り
近所の佐賀競馬場でイベントがある(レースはない)ということで、のこのこと出かけてみました。
2024年の11月には、ここ佐賀競馬場で地方競馬の祭典である「JBC(ジャパン・ブリーダーズ・カップ)が実施されるとのことで競馬場はJBC一色でした。
競馬場主催のイベントではよく「コースの開放」が行われています。要するにレースコースの中に入れるわけです。というわけで、佐賀競馬の砂を堪能してきました。
感想は「人間が走るところではない」というものです(馬たちにとっては、芝コースより脚への負担が軽いのですが)。
6 12月、中京地方撮影旅行~笠松競馬場・名古屋競馬場
冬が少しずつ深まりつつあった12月、突然ポップした連休を利用して旅打ち&撮影旅行に赴きました。
まずは岐阜、笠松競馬場です。あのオグリキャップのデビューした競馬場として有名ですね。
当日は雨予報だったはずなのですが、競馬場に到着した頃には青空も見え、絶好の競馬日和となっていました。ありがとう競馬の神様。できればそのご加護を馬券のほうにもちょっと回してくださいませ。
良い写真が撮れたことに満足しつつ、名古屋で一泊。翌日は駅から無料送迎バスで40分ほどかけ、名古屋競馬場へ。
名古屋競馬場、最近現在地に移転したばかりらしく、めちゃくちゃキレイな施設でした。地方の競馬場とは思えないくらい。ご飯も美味しい。
この日は生憎のお天気でしたが、冒頭で書いたとおり、写真的には無問題なわけです。
7 未来へ
競走馬の撮影はものすごく難しい。眼の前を駆け抜ける馬たちの、ほんの一瞬の美しさを捕まえる技術は、まだまだ今の僕には備わり切っていないと思います。というわけで今年もバンバン競馬場を訪れ、節度を守りつつ撮影に勤しみたいと思います。まってろよおうまたち、めちゃくちゃ撮影してやるからな!
【おわりです】