Today Is Onother Day
何の話かというと、山中千尋さんのNew アルバムです。
めっきりCDを聴くことが減りました。今このアルバムを聴きながらキーボードを叩いていますが、AppleMusicで聴いています。
ジャズ雑誌で特集されていて、たまたまその日にAppleMusicのJazzプレイリストで見かけたので、聴いてみました。
王道のピアノトリオで、まさしくJazzという印象です。ただ、好きかというと別の話。もちろん演奏は素晴らしいのですが、何というか固い感じがしました。それは音がクリアだからなのか?レコードで聴くビルエバンスとは違う趣で、それに慣れている身としては少々居心地の悪さを感じます。
ですが9曲目の「My Shining Hour」は軽快なスウィングを見せており、とても好きです。ひょっとしたら居心地の悪さは、シャッフルビートじゃないからかもしれません。
私はやはり昔のジャズが好きなのかもしれません。マイルスデイビス、ビルエバンス、ジムホール、ウェスモンゴメリー。でもそのジャンルの発展には新しい楽曲も必要だというのも分かっているので、これからも新譜はチェックしようと思います。
そしてジャケットを見て気づいたのですが、レーベルがブルーノートですね。ブルーノートは非常に思い出のあるレーベルです。
ブルーノートが60周年という年に私は16歳で、日本のDJがブルーノートの音源をサンプリングしたCDにドハマりしました。
このCDを聴いてから、ブルーノートは頭の片隅にいつもありました。
ノラジョーンズやロバートグラスパーなど、レコードでも買っているレーベルの1つです。
ノラジョーンズにしろロバートグラスパーにしろ、「正統派か?」と言われるとそうでもない気がします。ノラジョーンズはカントリー色の強い曲もありますし、ロバートグラスパーはヒップホップです。
そういう垣根を越えて新しいアーティストを受け入れる姿勢が私は好きです。サブスク全盛の世界で、レーベルが果たす役割とは「キュレーション」機能だと思います。耳の肥えた者によるフィルター。それがあるから、80年を超える老舗と成り得るのだと感じます。
話がブルーノートに寄ってしまいましたが、山中千尋さんの「Today Is Onother Day」、良かったら聴いてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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