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力を抜くことができるようになると、他者の力を抜いてあげられるようになる
先日、風邪をひきました。
いつもより肩や首が凝って、身体が痛い~~~と、不調を実感しました。
風邪薬を飲んだり、あたたかいものを食べたり、ゆっくり寝たりして治る過程で、身体もだんだん緩まります。
メンタルがなんだかもやもやする、鬱々するときも、実は同じです。
どこかしらに力が入ることが多いです。
気づいたら呼吸が浅い、歯を食いしばっている、肩こり頭痛がする…
私たちは、不調になると体に余分な力が入るようにできているようです。
先日、カウンセリングについての本を読みました。
そこには、「カウンセラーは、マインドフルにいられることがとても大切」とありました。
マインドフル。今ここに、リラックスしていられること。
これはなかなかな技術のように思います。
でも、考えてみれば当然のことだなあとも思います。
一緒の空間にいる人が(家族でも職場でも)肩に力が入り、終始過去の怒りや後悔、未来への不安を考えていたら一緒にいて落ち着きませんよね。
むしろ、その状態だったらその人が誰かに頼って癒された方がいい。
でも、お茶でも飲みながらリラックスしてなんだかご機嫌そうだと、何をしてくれなくてもこちらも癒されるような気持ちになるものです。
人でなくてもいいのかもしれません。
植物とか、空とか、珈琲の香りが漂うゆったりしたカフェの空間とか、そういう「今ここに、リラックスして在る」という存在に、私たちは癒されるんですね。
だから、自分が人に癒されたい時も、人を癒したい時も、「マインドフルに居ること」が、とても大切なんだなと実感したお話です。
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