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プロってどんなひと?

私は、今年3~4月にかけて、声帯結節という声帯のトラブルで声が出しにくくなりました。

私は声を出すのが下手らしく、喉に力を入れて話す癖があるみたいなんですね。喉に力が入ると、柔軟性もなくなって声を響かせるための空洞が狭くなって、声を出すために余計にまた力が入るという悪循環で、その誤った声の出し方によってトラブルになっていたようです。

声帯にも結節(ペンだこのようなもの)ができて、声帯がきれいに閉じなくなっていたので、声帯にステロイドの注射をするという簡単な手術を受けました。

結果、結節自体はなくなったのですが、肝心な声はなかなかスッキリ出るようにならない。どうやら、結節はなくなったけど、結節がある状態での声の出し方に慣れてしまって、新しい声帯での発声を身に付ける必要があるとのこと・・・!

なんじゃそりゃーと思ったのですが、リハビリにしばらく通っていました。

言語聴覚士さんが何人かいらっしゃり、発声のあれこれを教えてくださいます。へ~声ってそんな仕組みで出るんだ!と納得しながら、試行錯誤したのですが私の声はなかなか良くなりませんでした。

毎回リハビリの担当が違うので、状況やその後の経過をお伝えしつつ、どうしたらいいか相談してみると、「こんな方法は?」と提案くださるのですが、どれをやってもイマイチよくならず・・・

ネットで調べても、言語聴覚士さんが言われていた方法がよく出てきて、これという方法は掴めませんでした。でも、分かっていないところに私が困っている症状を好転させるヒントはあるに違いない。と思っていて、色々と調べ続けました。

すると、いくつか試してみたところ、だんだんと声が出るように・・・!

その方法を発見したのは、なんとYou tubeでした。

プロは見極めて、試行錯誤できるひと


専門機関のリハビリでよくならなかった私の声が、You tubeで良くなった、なんていうとちょっと怪しいですが(笑)

その動画を作成されていたのは、プロのボイストレーナーさんだったんですね。

その内容が、病院で出会った言語聴覚士さんよりもより詳細なシチュエーションを想定してあり、それがたまたま私の状態にフィットしていたんです。

もっというと、

病院の言語聴覚士さん
=正しい情報をくれたけど、
 私の症状改善には不足していた、またはポイントが違った

動画
=私の困り感を元に検索してたどり着いた動画が、私の症状にちょうど個別対応できるような内容であり、功を奏した

という感じでした。

もちろん、病院=×、動画=〇 という話ではなく、今回たまたまこうだったんです。

つまり、言語聴覚士さんは私の状態を、適切にアセスメント(評価)できていなかったから、必要な対応ができていなかったんだと思います。若い方でしたし、情報としては正しいことを教えてくれていたと思うんですね。

でも私はどこかでいつも物足りなさを感じていて、これで解決されるのかなぁ・・?と思っていました。

過去にもこんな体験をしたことがあります。昔、冷え性で漢方を飲んでみようと相談したときに、体質診断みたいなものを受けました。

アンケートに答えてあなたは「〇〇」という体質です。というものでしたが、その結果に当てはまらないなぁ、と思うことがあって、それも伝えてみたけど勘案されずに、その結果通りの漢方を処方されたんですね。

それって方法としてまぁ正しいかもしれないけど、、、?というものでした。

プロって、教科書に囚われず、目の前のそのひとりをちゃんと見て、それに応じて工夫できる人のことだな。とすごく感じた気づきでした^^

そう考えると・・・You tubeで活躍しているホンモノの人の引き出しの広さってすごい。きっと、そのひとりに対応するをものすごくやって、そうやって見出したことをエッセンスとしてお話されているんですよね。

ある意味、教科書よりも教科書だ!って感じます。
(その人を見極めるために、プロの視聴者にもならなきゃですね笑)




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かずみ|Mental Health Socialworker
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