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『法句経』ダンマパダ - ブッダ 真理のことば㊶~仏陀の弟子は、智慧をもって輝く~
59 塵芥にも似た盲た凡夫のあいだにあって、正しく目ざめた人(ブッダ)の弟子は知慧もて輝く。
この言葉は、
私たちが日常生活でよく見かける普通の人々の中にも、
真の目覚めを迎えた賢明な人がいることを示しています。
盲目的であり、塵芥のように見える凡夫たちの中にも、
仏陀の教えに目覚め、
知恵を持って光を放つ弟子が存在することを伝えています。
この言葉は、私たちに対して謙虚さと希望、
そして、仏陀の智慧を学ぶことの大切さを与えてくれます。
誰もが最初は無知であり、
凡人であるということを受け入れることで、
成長と学びの機会を得ることができます。
仏陀の弟子が知恵を持って輝くように、
私たちも日々の経験や学びを通じて、
自己成長を遂げ、周囲に光を放つことができるのです。
この言葉はまた、人間の可能性についても示唆しています。
誰もが潜在的に賢明であり、真理を理解し、
自己を超える能力を持っているということを
思い起こさせてくれます。
私たちが正しく目覚め、知恵を身につけることで、
自己の成長や他者への貢献が可能となるのです。
最後に、この言葉は、
人間の内面的な変容と成長の重要性を強調しています。
塵芥のように見える凡夫たちの中にも、
正しい目覚めを迎えた人がいることは、
私たちにとって励みとなるべき事実です。
私たちも謙虚さと努力を持って、知恵を身につけ、
自己の内面を磨き上げていくことが重要であり、
その結果、光を放ち、周囲に良い影響を与えることができます。
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暗闇の中に 迷い込んだ
塵芥の中 真理を求め
何もかもが うつろな世界
己を見つめる 知慧を得て
目覚めた者は
光の導きを 持ちし者
愚者の中にも 己を超えし者
輝く智慧 胸に宿す
塵芥に埋もれし 天使の光
真理へと導き 知恵は輝く
ブッダの教え 煌めく指標
迷うことなく進もう 魂の旅
迷いの道を 歩んできた
塵芥の山を 越えし先に
自らを知り 魂を解き放ち
ブッダの教えに 導かれし者
悟りを開く
波に流されず 自在に泳ぐ
平穏の静けさ 胸に宿る
知恵と愛を 持ちし者よ
塵芥の果てに 咲き誇る蓮花
魂を浄化し 悟りを得る
輝ける光 闇を照らす
ブッダの道 揺るぎなく進め
※「塵芥」
日本語において「じんかい」と読むことができます。
この言葉は「ちりあくた」とも読まれ、ごみや取るに足りないものを指す言葉です。日常生活で使われることは少ないですが、文学作品や詩などで表現の幅を広げるために用いられることがあります。
また、物事の価値や重要性を軽視する際に使われることが多い言葉です。
例えば、自分の努力や作品が認められず、無視されることを表現する際に、「塵芥扱いされた」という表現が用いられることがあります。この言葉は、そのままの意味だけでなく、比喩的な意味合いも持っており、微細な感情や状況を表現するのに適しています。