団地の遊び クレーム

クレーム

 これまで、数ある中で、この「団地の遊び」を見つけ、そして選び、読んでくれた方々、本当にありがとうございます。心より深く感謝します。
 さて。このエッセイというほどのものでもない、雑文というか、なんか書いてるものは、自分の友人たちも読んでおります。
 結論を先に言えば、友人たちから、幾つものクレームが来ています。つまり、自分の記憶違いで、そうじゃあない!こうだ!という言葉を頂いているのです。
 そのため、今回、この場を借りて訂正などを、させて頂きたいと思います。
 読んでない方には、何が何やら全くわからない話ですので。
 まず、学級委員という友達が何回か登場します。学級委員は一人ではありません。
 その前に、少し説明させていただきますが、小学四年、五年、六年、この三年間、クラス替えがありませんでした。本来なら、クラス替えをするのですが、何か理由があって、しませんでした。担任の先生も変わっていません。
 この三年間、学級委員は、主に成績のいい四人の男子、そして四人の
女子が、学期ごとに交代でやっていました。
 そして、副学級委員という役職はない、という強いクレームを学級委員の一人からもらいました。
 そう、ないのです。自分の完全な記憶違いです。
 学級委員は三年間で八人いるので、学級委員A、Bというふうに書いていきます。
 副学級委員という役職はない、そうクレームを言ってきたのは、学級委員Bでした。出張中のドイツの、デュッセルドルフから国際電話で言ってきました。学級委員Bは、出張が多いのです。
 ドイツでの仕事が終わり、ヒマだったそうです。酒好きです。ビールをたらふく飲んだのでしょう。少し酔っていました。
 学級委員Bは、他にも児童委員会というものの書記をやっていました。もちろん成績も良かったです。
 さすが学級委員、自分よりも、確実に覚えていました。
 アルコール依存性のオッサンに投げ飛ばされる場面がありますが、あれは俺じゃない、UT(仮名)だ!と言ってきました。俺がメガネをかけ始めたのは中学に入ってからだ、とのことです。言われてみれば、そんな感じがします。
 石炭ストーブに火ををつけるやり方、これも自分が間違っていました。コークスを使うのです。やはり、子供がやるのではなく、大人がやるものでした。
 先生が、新聞紙に火をつけ、一緒にコークスを入れて、点火するそうです。学級委員Aが、そう言っていました。なんといっても学級委員、正しいのでしょう。
 給水塔は使われていない、と書きましたが、ちゃんと使用されていました。
 しかも、一か月に一回、点検と整備のため、一日中、断水になったそうです。夕方になると、再び、水道が使えるようになりますが、始めのうちは赤サビた色の水が出るので、注意して下さいという通知が、いつもあったとのことです。
 まったく覚えていません。
 学級委員Bからの指摘でした。
 団地の屋根に登った奴は、自分の後は誰もいない、そう書きましたが、いたようです。
 ラジオで海外放送を聴くために、屋上にアンテナを設置したいので、公団関係者に頼んだそうです。子供だけでは、ダメなので、親同伴とのことでした。そして、アンテナを設置しました。この時、屋上に登ったわけです。
 これも学級委員Bです。
 給食当番の記憶が、自分にはまったくない、一つもない、もしかして、やっていないのではないか?そう言ったところ、そんなことあるわけがない。給食当番をやるのは掟だ、例外はない。そう強く、学級委員Cに言われました。
 そして、オマエがやってる姿を覚えている。イヤイヤながら、なんとかやっていた、そう言っていました。
 学級委員が言ってるのだから、そうなのでしょう。ただ、そう言われても、記憶はまるで、甦りません。
 他にも小さな記憶違い、勘違いはありますが、差し当たり、こんなところで、勘弁して頂けたらと思います。申し訳ありません。
 今後も、そういうのは出てくる可能性があります。ですが、どうか、おおらかな目で、見ていただけたらありがたいと思う次第です。
 どうも大変失礼致しました。



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