Le Mois de Dec 2023
事件事件!
ウディ・アレンの新作が公開されるようだ!!!
しかも、タイトルが「サンセバスチャンでようこそ」って。
原題がRifkin's Festivalなのに。
自分にとって、大好きな映画監督(アメリカでは干されてるけど)と大好きな場所との夢のようなマッチング!
1月19日公開、待ちきれないとはこのこと。
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読書(大阪市立図書館)コーナーから。
フランス料理の巨匠たち・歴史を受け継ぐ29人の言葉
柴田書店、専門料理に連載れていたインタビューをまとめたもの。
【登場するシェフ】
・グランシェフ編
ミシェル・ゲラール/ミシェル・ロスタン/ギィ・マルタン/アラン・デュトゥルニエ/ジャック・マキシマン/ミシェル・トラマ/クリスチャン・コンスタン/オリヴィエ・ロランジェ/アラン・デュカス/パトリック・ジェフロワ/ギィ・サヴォワ/マルク・ヴェイラ/ジョルジュ・ブラン/ピエール・ガニェール/アラン・パッサール
・地方レストラン編
ルネ & マキシム・メイユール/オリヴィエ・ベラン/マウロ・コラグレコ/アレクサンドル・ゴーティエ/オリヴィエ・ナスティ/アレクサンドル・ブルダス/エマニュエル・ルノー/ミッシェル & セザール・トロワグロ/アレクサンドル・クイヨン/アルノー・ラルマン/ジル・グジョン/ローラン・プティ
注:太字は行ったことあるところ。(支店やフェア含む)
共感する、気になった箇所を下記に抜粋しています。
アラン・デュトゥルニエ
「当時、ミシュランのトップはベルナール・ネジュルナンでした。私は彼のせいで三ツ星になれなかったのです。これは、彼が私に実際に行った言葉そのものです(笑)。彼は80年代半ばから2000年までミシュランを取り仕切っていましたが、当時マスコミとミシュランは一種の戦争状態でした。つまり、毎年ミシュランの発表時期になると、マスコミはなぜロランジェ、ギイサヴォワ、ミッシェルロスタン、そしてアラン・デュトゥルニエが三ツ星にならないんだ?とミシュランを糾弾し、ミシュランは、星を与えるのはジャーナリストではなくミシュランだ!と言い返していた。ベルナールの引退後、10年くらい前でしょうか、彼と宴会の席で一緒になりました。その時、皆の前で彼が言ったのです。私はミシュランのためにいろいろなよいことをしたが、一つだけ馬鹿げたミスをしてしまった。それは、アランに三ツ星を与えなかったことだ。マスコミにいつも避難されたがために、あえて付けなかったんだ。後悔している。と。これが私の幻の三ツ星物語です」
オリヴィエ・ロランジェ
「もう一つ、変わればいいと思っている点は、ヴィジュアルのみを重視して食材を組み合わせる風潮です。今の料理界は、イメージに重きが置かれすぎてると思いませんか?フェラン・アドリアにはじまったイメージの文化、つまり、料理よ美しくグラフィカルであれ。という考え方が今も続いているのです。中略。今は作ろうという気力が削ぐような、非現実的なまでに美しいものが多い。マドリッド・フュージョンなどの料理ショーにも反対です。伝わるのは見た目の美しさだけで、味が全く伝わらないじゃないですか。中略。料理はショーではないし、ショー化された料理から得られる権威なんて瞬間的なものに過ぎません。我々は、人類が数千年にわたって築いてきた食という遺産のごく小さな受け取りてに過ぎないのです。過去の偉大な遺産を打ち壊すのは先祖、歴史に対する侮辱です。これほどの悪はないですよ。」
マルク・ヴェイラ
「ちょっと怖いのは、その才能を生かして個性的な料理を作る料理人が減っているように思えることです。原題は料理本やネットの情報があふれていて、人の料理をコピーすることに抵抗がなくなっているのでしょう。たとえば、ボキューズのトリュフのスープV.G.E、トロワグロのサーモンのオゼイユソースといった料理を、当時は誰も真似しようと思いませんでした。料理は、その料理人の個性が反映されるものですから、たとえ目隠しして食べても、これはパッサールの料理、これはジョルジュ・ブランの料理と私にはわかりますよ。」
ピエール・ガニェール
「若くして独立する料理人が増え、経験は足りてるのか?という意見を耳にすることもありますが、別にいいじゃないですか。ガストロノミーというマラソンを走るには長いトレーニング期間が必要ですが、軽いジョギングをするためなら、そこまでの準備は必要ないでしょう。すべては自由なのです。」
アレクサンドル・ブルダス
「食の第一線で活動している人間として、食材のより好みなんて絶対しては行けないと思います。料理人の本当の才能は、ごく普通の食材を余すことなく使うときにこそ表れるのではないでしょうか?極上のサーモンの真ん中の部分をエチュベしてキャビアを添える、なんて料理は誰にでもできます。サーモンの尻尾とジャガイモとポワローしかなかったら?そこから素晴らしい料理を作るのがプロだと思います」
ガニエールはガニエールらしく、パッサールもパッサールらしい発言でした。
行ってみたいと思ったところは、ジョルジュ・ブラン、オリヴィエ・ロランジェ、アレクサンドル・クイヨンあたり。
なかなかおもしろかったので、みなさんもご一読ください。ってそこまでのフランス料理好きってリアルでもネットでもなかなか見かけなくなりましたね。。。
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ボーペイサージュの案内が来たので申し込んでおいた。
今回から、Googleフォームへの回答になってる。
とりあえず、速攻、全セットをリクエストしたけど、どうせ買えないのだろう。
抽選や早いもん順とかじゃなく、予め誰に売るのか決めてるんだったらメーリングリストから外してくれたらいいのに。
ごくうすうすの淡い期待をしとこう。
ひょっとしたら、上顧客とメール送信時期をずらしてるのかも?
そして、10日ほどして、
結局予想通り、売り切れのメールが来ました。
毎年同じ判を押したかのように同じ文句の返事です。
今はシャンパンしか飲んでないのでそれほど欲しいわけでもないので良いけど。不公平感を感じるし残念な気持ちで満ちている。
買える人は買える。
いや、何回も言うけど注目される前から注文してたし、なかひがしさんも繋いだし、そういうのって考慮されるべきものじゃないのですね。
優先順位が入れ替わるのは分かるが、もう5年ほど買えないってことは明らかに外されていると思うのですよね。
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来春のバカンスで一緒に行く知人たちがエチェバリに行きたいって言いだして、まあボクは予約が取れたら行きたいけど。。。普通にストレートでホームページから予約しても取れない(去年は取れなかった)だろうから、
コンタクト欄からメッセージ入れてみた。しっかりと昔なかひがしに一緒に行きましたとアピール。
でも、シェフが最初にメッセージ見るわけでも無いしな、きっと。
スタッフが見るだろうからスルーだろうな。
1ヶ月経って返事ないですね。。。
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自家製瓶内二次発酵の件、もう1本は処分しようと思って開けてみたら。。。
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今月は、リーズナブルな寿司屋二軒、恐らく世界でも唯一と言っても良いでしょう大ランソン会、エノテカのシャンパンの試飲会2回、今年発見の大阪フレンチ4回目、いい感じの串カツ屋さんも見つけました!などなど。
音楽は2023ベスト・ソングスやったんでお休み、読書とアマプラ(映画ナポレオン観てきました!)はあります。
今年もお付き合い頂きましてありがとうございました。
みなさんのおかげです。
良いお年を!
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