見出し画像

AP Exam (AP試験)の対策法 (AP calculus BC, Physics C Mechanics/ Electricity and Magnetism)

1. はじめに


この記事では、純ジャパ英語嫌いの私が海外大受験で必要となるAP Exam (Advanced placement exam, AP試験), 特に AP calculus BC, Physics C Mechanics/ Electro Magnetism で5点満点を取るために行った勉強法について書きます。

特に、以下のような方々の役に立てればと思い書いております。

・アメリカの大学受験に向けてAP Examを受ける予定がある

・将来、留学をしたいと考えている

・学部入試のAO・推薦・帰国子女枠に申し込もうと思っている

・海外進学で受ける必要のある共通試験について知りたい

・学部教養レベルの物理・数学の勉強法について知りたい

2. プロフィール

読者の方が私の体験談を読んで役に立つかを判断してもらえるように、まず私自身の簡単なプロフィールについて紹介します。

個人の実績

AP exam: physics C 5/ Calculus BC 5

SAT: Math 790/ Reading 640
SAT subject: math 800, physics 800, chemistry 700



TOEFL ibt 98 点

東京大学 技術経営戦略学専攻 合格

某旧帝大医学部学士編入試験 筆記試験合格

某近畿圏医学部学士編入試験 最終合格 (在学)

医学部については、具体的な学校名を伏せています。

京都大学 理学部 (卒業)

経歴

偏差値67の中高一貫校 → 京都大学 理学部→国立医学部 (学士編入)です。

京大入学後、 4年以上アルバイト (塾、医学部予備校、家庭教師)で小学生から社会人まで幅広い生徒に英語や高校から大学レベルの数学、物理、化学、生物学、統計学を教えていました。

また、大学1年時の英語の授業では、1番上の上級クラス(主に、帰国子女と留学生で構成される)の授業を履修していて、成績ではA(85点以上, GP 4.0)をとりました。

海外大も受験したので SAT や AP のスコアを持っていますが、京都大学理学部に進学しました。私の場合、AP Exam の対策については、受験を決めた際には大学レベルの数学と物理は既習だったので1週間で対策しました。

SAT については、また他の記事で書く予定です.

3. AP Exam とは? 内容と受けるメリット

AP Exam の概要

Advanced Placement Eaxm の略で, SATなどを運営しているCollege Board が5月の上旬の統一日程で実施しています。大学の一般教養レベルの内容が問われます。日本で受験するには実施しているインターナショナルスクールまで受けに行く必要があります。

科目は35科目あって、
芸術(美術史や実技など)
英語(作文など)
歴史・社会科学(政治学、経済学、心理学など)
数学(微分積分、統計学など)
科学(化学、生物学、環境学など)
外国語(フランス語、ドイツ語など)
などさまざまな分野に及びます。

APのメリット

APのメリットは以下のようなものがあります。

・試験の結果次第で単位認定が得られる。

https://oue.fas.harvard.edu/apexams

https://www.ox.ac.uk/admissions/undergraduate/applying-to-oxford/for-international-students/international-qualifications

・高得点を持っていると入試において有利になる場合がある



4. AP Exam で5点満点を取るための戦略, 勉強法, おすすめ教材

※このページはAmazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加しています。

AP Calculus

AP Calculus は概ね日本の数3の範囲 (ロピタルの定理, 微分方程式など日本の高校範囲を超えるものもある) で対応可能です。

ですので, まずは日本の高校数学の教科書や参考書で学習するのが良いかと思います。

特に, 練習すべきこととしては,

・極限の計算 
・様々な関数の微分の計算
・積分の計算
・変数分離型の微分方程式

が挙げられます。

 

Calculus BC 対策に役立つ参考書


全くの初学の人はこの参考書が最もおすすめです。この参考書だけでAP Calculus BC の範囲の8割以上をマスターできます。

日本の高校範囲を超えるものについて勉強するときは以下の参考書がおすすめです。



この参考書で微分, 積分, 変数分離型の微分方程式の章の例題だけ勉強しましょう。

以上の演習が終わったら、AP Exam が英語での記述試験であるという特性上、英語で問題を読んで解答を記述する練習が必要になります。

そのような練習には実際のアメリカの高校生が使っている参考書を使って演習し、できれば解答を先生に添削してもらうのがいいかと思います。

Princeton Review → Barrons の順で演習すると、標準レベル~やや難まで演習できるかと思います。


AP Physics C

AP physics C は Mechanics (力学)とElectricity and Magnetism (電磁気学)に分かれています。

学習の順番としては、科目の性質上
 
Calculus → Mechanics (力学) → Electricity and Magnetism (電磁気学) 

の順番で進めるのがいいかと思います。

Mechanics (力学)

Mechanics (力学) では主に高校で学んだ力学現象を微分・積分学を用いて記述することが求められます。

具体的には

・質点の運動, 力学
・仕事とエネルギー
・万有引力
・相対運動
・剛体の運動

について学ぶ必要があります。

Electricity and Magnetism (電磁気学)

Electricity and Magnetism (電磁気学)では主に高校で学んだ電磁気学的現象を微分・積分学を用いて記述することが求められます。

具体的には、

・静電場の法則 (静電ポテンシャル、場)
・定常電流の保存則とオームの法則
・電流と磁場の関係 (アンペールの法則、ビオサバールの法則)
・電磁誘導と準定常電流
・マックスウェル方程式
・回路の過渡現象
について学ぶ必要があります。

Physics C 対策に役立つ参考書

学習については、まずは次の参考書を演習すれば十分です。

以上の演習が終わったら、AP Exam が英語での記述試験であるという特性上、英語で問題を読んで解答を記述する練習が必要になります。

そのような練習には実際のアメリカの高校生が使っている参考書を使って演習し、できれば解答を先生に添削してもらうのがいいかと思います。

Princeton Review → Barrons の順で演習すると、標準レベル~やや難まで演習できるかと思います。

5.まとめ

この記事では、純ジャパ、英語嫌いの私が海外大受験で必要となるAP Exam (AP calculus BC, Physics C Mechanics/ Electro Magnetism)で5点満点を取るために行った勉強法やおすすめの参考書について書きました。

これから留学を目指して学ばれる方々の役に立てればと思い書いております。

また、指導依頼も受け付けておりますので、もしご興味があればご検討とまずは相談にお越しください。


なお、AP Examについては、

・Calculus (AB, BC)
・Physics (AB, C)
・Biology
・Chemistry
・Statistics
・Computer Science
・Environmental Science

の科目で対応が可能です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?