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京大から東大の情報系大学院を蹴って医学部に編入し、データサイエンティスト/エンジニアとして働きながらUSMLEに合格した私が日本の保険診療の道に絶対進みたくないと思う理由 - 現在の日本で貧困層が成り上がるなら医師免許を取って初期研修後すぐ直美(ちょくび)など自由診療に行くか海外に行くしかないという話
はじめに
私は京都大学で学び、東京大学の情報系大学院の進学を辞退した後、医学部に編入しました。その後、データサイエンティスト/エンジニアとして働きながら、USMLEに合格しました。
私はかねてより一般以下の家庭から成り上がるために再現性のある手段は医師免許取得以外ないと主張してます。また。医師家庭出身者以外が日本の保険診療の道に進むことには断固として否定的な立場を取っています。以下では、その理由をいくつかの観点から述べたいと思います。
保険診療へ医師家庭出身者以外がが進むべきでないと思う理由
1. 日本の人口構成の変化に伴う保険診療の縮小と自由診療の優位性
日本では急速に高齢化が進み、医療需要が増加している一方で、労働人口の減少により、社会保障費の負担が限界に近づいています。これにより、保険診療の予算は将来的に縮小せざるを得ない状況です。
公的医療制度の財源が逼迫していく中、診療報酬が引き下げられる傾向は続くでしょう。医師として働く労力が増え続ける一方で、それに見合った報酬の増加は期待できません。このような構造的問題を抱える中で、キャリアを築くことに魅力を感じることは困難です。
日本において保険診療での収入の期待値が下がっていく一方で、自由診療のパイはまだ十分にあり、これからも成長する可能性があると考えています。
その理由として、
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