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合う場所を探すか、合う場所にするか
「石の上にも三年」「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が年々力を持たなくなってきている。
さまざまな情報が開放され、じぶんの環境との相対化が簡単になったこと、新しく見つけた環境とのコンタクトも簡単になったことから、重きを置かれるのは入り口の部分、じぶんに合う場所を探すという部分へ変化してきた。
しかし一方で環境にフィットしている人だと思う人にインタビューさせてもらうと、入り口の部分で確信めいたものがあったと言う人は少ない。
それよりも、「何となく」とか「知人の紹介で」とか「近いから」とか案外入り口の理由はぼんやりしてて、いいかげんなものも多い。
じゃあどうして今合う環境なの?とうかがうと、「繰り返していたら好きになってきた」とか「何度も失敗して少しずつできるようになってきた」と言うのだ。
つまり入り口で合う場所だったわけでなく、そこに居たら段々合う場所になってきたということらしく、そこに居ながらじぶんや環境を整えたらしい。
どちらがいいということはないけれど、どちらのパターンもあるということを、胸に秘めておくことは重要で、特に入り口で合う場所を見つけなければと思っている人は特に必要だろう。
一度縁があった場所をじぶんに合う場所にしていく。
合うじぶんに変わっていくという方法にも希望は存在している。