taiki yumoto

1日の中で、感じたこと、思ったこと、考えたことを毎日更新しています。

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マガジン

  • 私の思ったこと

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  • 『物語』の感想

    ジャンルは問わず、触れた「物語」の感想を綴っています。 読んで作品に触れるきっかけになったのならこんなにうれしいことはありません。

  • 『いってよかったところ』と『いきたいところ』

    今まで『いってよかったところ』と『いきたいところ』です。

最近の記事

現代社会でNOと言うこと

社会学には「沈黙の螺旋」という概念があります。人は集団内で孤立を恐れるため、周囲の「空気」や意見の傾向を読み、少数派の意見を口にすることを控えます。一方、多数派の意見はより表に出やすくなる。このような状況が繰り返されると、多数派の意見がさらに優勢に見え、少数派はますます沈黙する――これが沈黙の螺旋です。 この現象は、日常生活のさまざまな場面で起きているように思えます。たとえば、学校の文化祭の企画や、家族での夕食のメニューのような小さな事柄から、予算案や政治といった重要な決定

    • 約束の力

      ある人は、何ヶ月も先の旅行予定を入れることで、日々の生活を支えたり奮い立たせたりしていると言います。 臨床心理士の東畑開人さんは、カウンセリングにおいて「次に会う約束」をすることの重要性を語っています。次の約束があることで、それまでの時間は「一人ではない」と感じられ、絶望や困りごとを他者と共有できる。それだけで、アドバイスや解決策を超える価値が生まれるといいます。 旅行の予約やカウンセリングの約束には、こんな力があるとわかりますが、これは多くの人が持つ「また会う約束」にも

      • 人は自分を自然に受け入れてくれる人と一緒にいたい

        人の社会において大切なことは、案外幼稚園くらいの頃に教わるシンプルな教えに含まれているのかもしれません。たとえば、「自分がされたくないことはしない」「されたいことを相手にもしてあげる」といったことです。 この教えは非常にシンプルで、一見簡単そうに思えます。しかし、実際にはこれを実践するのは難しく、大人よりも子どものほうが得意かもしれないと感じることがあります。それでも、このシンプルな原則の中には、人としての在り方や、対人関係の基本が詰まっているように思います。 学生時代の

        • 積み重ねが関係を深くする

          初対面で「この人、いいな」と思う人と仲良くなるためには、どれだけ時間を共有できるかが大切です。つまり、一緒にいる時間を増やすことが鍵となります。共有した時間が多ければ多いほど、相手との絆は深まりやすいものです。 一度深い関係を築けば、必ずしも頻繁に会わなくても関係性は維持できます。数年ぶりに再会しても、すぐに話が盛り上がるのは、過去に共有した時間という下地があるからこそです。しかし、だからといって「最小限の努力で関係を保ちたい」と考えてしまうと、関係は途端に脆くなります。

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        記事

          世界の見え方の多様性

          昔聴いたラジオで、こんな話を耳にしたことがある。 ある人は、毎回出かける場所を違うところにしたいと考えているという。むしろ住む場所も定期的に変えたいくらいで、移動や変化を好むというのだ。それに対して、同じラジオを聴いていた別の人が、自分の妻の話を始めた。 その妻は、旅先は同じ場所に行くことを好むと言う。具体的には、毎回同じ場所、同じ宿に泊まりたいのだという。なぜなら、行く場所や宿が毎回変わると、そこから得られる情報量に圧倒されてしまうからだと話していた。 この話は一見す

          世界の見え方の多様性

          相談する相手は自分の悩みの「質」で決めよう

          生きていると、誰もがさまざまな悩みを抱えるものです。一人で解決できることは一人で何とかすれば良いのですが、時には誰かの力を借りたり、悩みを分かち合うことが必要な場面もあります。その際、相談相手を選ぶことは意外と重要です。なぜなら、相談内容や状況によって適した相手が変わるからです。 相談相手には、大きく分けて2つのタイプがあるように思います。まず一つ目は「行動派」の人たちです。このタイプの人は、即行動に移せる実行力を持ち、上司や決定権者など具体的な変化をもたらしてくれる人たち

          相談する相手は自分の悩みの「質」で決めよう

          人付き合いにコスパはない

          初対面でとてもいいなぁと思う人がいた時、仲良くなる方法はその人とどれだけ時間を共有することができるかにかかっている。 それは言い換えると、どれだけ一緒にいられるかということ。 そしてある程度時間を共有することができると、今度は時間を共有し続けなくても、関係性は維持することができる。 数年ぶりの再会でも話しが盛り上がるのは、この下地のおかげなのだろう。 でもだからといって、関係が壊れないギリギリのタイミングでコストを最小限に関係を続けたい〜みたいなことを考えると、当然だけど

          人付き合いにコスパはない

          合う場所を探すか、合う場所にするか

          「石の上にも三年」「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が年々力を持たなくなってきている。 さまざまな情報が開放され、じぶんの環境との相対化が簡単になったこと、新しく見つけた環境とのコンタクトも簡単になったことから、重きを置かれるのは入り口の部分、じぶんに合う場所を探すという部分へ変化してきた。 しかし一方で環境にフィットしている人だと思う人にインタビューさせてもらうと、入り口の部分で確信めいたものがあったと言う人は少ない。 それよりも、「何となく」とか「知人の紹介で」

          合う場所を探すか、合う場所にするか

          先週の記事ダイジェストと記事には書けない本音

          さて今週も振り返っていきましょう。 月曜日は、 すごい食欲が強い時あって、どこか不満足感を持ちながら食事をすると際限なく食べ続けてしまうし、明日も明後日もってなってしまう。 一日、一回何らかの方法で満足させてあげるってとても大事。 そしてこれは食事に限らない。 ハマると依存の差とも言えるかも。 火曜日は、 この世には絶対の真実があるわけではなく、各個人の文脈の中に真実や納得感というのは存在している。 自身の真実に固執することなく、相手の真実や文脈を慮ることって、大切な

          先週の記事ダイジェストと記事には書けない本音

          ゆるやかに変化する対人関係

          沖縄での研修は毎日本題に入るまえに、チェックイングループというものをしていた。 学びの集団に入っていくための、いわばチェックインするためのチェックイングループというところだろうか。 そして沖縄ではホテルに連泊していたので、連泊したホテルをチェックアウトして、東京に戻ってきたわけだが、このチェックイン、チェックアウトというものは、日常の中にも存在しているのではと思えてくる。 例えば職場に向かおうとしたとき、住んでいる場所からはチェックアウトしている。 そしてもしかしたら電

          ゆるやかに変化する対人関係

          じぶんなりの意味や価値を感じる仕事

          会社員時代は定時17時で終わると同時に、風のように帰宅していた。 残業代などはきちんと出る会社だったけど、仕事終わりの時間を如何に確保できるかということが大きな関心ごとだった。 なので繁忙期などで残業が発生しがちになると、一日の時間を大層奪われている感覚が強く、強烈なストレスになっていた。 今現在、会社員時代とは比べられないくらい帰宅時間は遅い。 21時に終わり、そこからの帰宅なので23時近くになる。 自由時間という意味では遥かに少ないはずなのだが、今の方がストレス

          じぶんなりの意味や価値を感じる仕事

          同級生とはなんだろう

          たまたま中学の同級生によく似た学生を、電車内で見つけた。 今学生なので、もちろん同級生の彼ではないことは認識しているが、それでもかつての同級生と結びつけずにはいられない引力がそこにはあった。 卒業以来会ったかと言えば、会っていない。 もちろん今どこで何をしているかも知らないし、そのことが頭をよぎったことも、申し訳ないけど今日までなかった。 それくらいの人なのに、似ている人を見かけたときのこの反応。 学生時代の同級生というのは不思議な縁だ。 会社の同僚や取引先とはまた

          同級生とはなんだろう

          疲れ切るまえに疲れのサインを見つけよう

          仕事柄、ストレスの講演をしたり、ストレスについて話すことがある。 そこで話していることを一言でまとめると、どれくらい、どんなものがストレスになっているか「気付きましょう」に集約され、気づかないものには対処できないとお話ししている。 これは「疲れ」にも適応できる考えだとボクは思っている。 どんなことで、どれくらい疲れていて、何をするとその疲れは楽になるのか。 ストレスと同じように、疲れもまた気づかなければ対処ができない。 でもここも疲れとストレスは似ているが、限界近くま

          疲れ切るまえに疲れのサインを見つけよう

          納得してもらえれば何でもいい

          現代は神様やスピリチュアルなものを忌避する傾向にある。 雷が落ち、雨が降らず、じぶんの子どもの熱が下がらないのは、お供えしてないから神さまがお怒りなのだということも、もしかしたらほんとうかもしれない。 しかし現代では雷や雨は自然現象で、子どもの熱は風邪で、その薬があり、あたたかくしてよく寝ることで治ると信じられている。 後者をボクらは信用し、前者の文脈で話す人を疑っている。 実はどちらがどう正しいかはあまり関係なく、これらに実は大きな差はない。 単に人々がわからないこ

          納得してもらえれば何でもいい

          じぶんを一度満足させないと続けてしまう

          昨日「びっくえんじぇる」という肥満系堕天使アイドルグループの動画を観ていた。 企画として一週間三食マクドナルド生活というものをメンバーの一人がやっていて、その動画を無心で観た。 結果は達成できており、元々アメリカ的な食事が好きというところがベースにあるとは思うが、その方が仕切りに話していたのは、「もうちょっと食べれる」という言葉だった。 つまりどの食事も、満腹や苦しくなるまで食べることはせず、どこか足りなさや不満足感を残して、それを次の食事に引きずること。 そうするこ

          じぶんを一度満足させないと続けてしまう

          先週の記事ダイジェストと記事には書けない本音

          さて今週も日曜日です。 振り返っていきましょう。 月曜日は、 疲れると人は引きこもる。 もちろんそれは間違っていないけど、実はその中に人と一緒に居た方が回復するという時もあって、そのときは話の中にいた方が回復する。 それを見極められるといいよねという話を書きました。 火曜日は、 先週は沖縄にいました。 そうするといろんなことがあって、普段の習慣を忘れ、毎日書く文章忘れていた事件も起こります。 早く寝なきゃいけないのに、書かなきゃで書いたことを実況中継的に書きました。

          先週の記事ダイジェストと記事には書けない本音