上野恩賜公園の好きなところ
先日仕事終わりに時間があったので、上野で開かれている東寺展に行ってきた。
東寺とは京都市南区九条町にある東寺真言宗の仏教寺院。東寺は真言宗の根本道場であり、真言宗全体の総本山である。
東寺展に行ったのは、漫画「阿吽」を読んでいて、空海が唐より持ち帰った品々が並べられていると聞いて赴いた。
そして昨年の夏以来久しぶりに訪れた上野恩賜公園がやはり好きだな、と思えた。
それは文化・芸術の拠点にしてあること、そこに集う様々な人たちの流れと交流を促す場所があること、そのためにあの広大な敷地を公園にしている度量の深さに、未来の美意識に投資するその決断に感銘を受けるからです。
敷地内にはこれだけの施設が点在しています。
日本国内でも有数の都市公園で、公園の内外に歴史建築物や文教施設が多数存在しており、一帯が文化・芸術の集合地域を形成している。
東京都立恩賜上野動物園をはじめ、動物園の付近に旧東京音楽学校奏楽堂などの芸術博物館、東京芸術大学、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京都立上野高等学校などの教育施設が広がっている。
鶯谷駅方面には徳川家霊廟の歴史的建築などが存在する寛永寺や東京国立博物館、国際子ども図書館があり、噴水池周辺には東京都美術館、国立科学博物館があり、上野駅公園口近くには国立西洋美術館、東京文化会館がある。
さらに、京成上野駅そばには上野の森美術館や西郷隆盛像がありその西側に桜並木が続く。桜並木沿いに清水観音堂(寛永寺)、五条天神社・花園稲荷神社がある。脇道に逸れると上野東照宮、寛永寺五重塔(東京都所有)があり、伊豆栄梅川亭、上野精養軒など老舗料理屋がある。
西側に坂を降りると不忍池が広がり、橋を渡ったところに不忍池弁才天(寛永寺:谷中七福神)がある。池の周りには下町風俗資料館や水上音楽堂が点在している。
僕が特に好きなのは鶯谷に抜ける道で、江戸幕府の鬼門を増上寺と共に守った上野 寛永寺への道は人通りも少なく、夏でも涼しい厳かな道で、寛永寺を抜けると道によるが、谷中霊園があり、それも抜けると正面に鶯谷のラブホテル群があり、鶯谷の改札前からは吉原行きのタクシーが発信する。
まさに生と死の境目のような場所で終わり、山手線の車両に乗り込み、日常に戻ると時空酔いとでも言うのか、何とも言えない気分になるのが僕は好きなのだ。
こういう広い意味での街づくりを感じられる場所は年々減っているように思うので、余計に上野公園が魅力的に思えてしまう。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
逆はオススメしません。
公園から街に出ると上野は急に商業的で、公園からのグラデーションがないので、街から公園がオススメです。
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