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当たり前を支えるもの

僕は毎日、文章を書いている。そう話すと、多くの人がリアクションをくれるし、自分の書いたものが形として残ることで、信用につながることもある。そうした側面があるからこそ、書き続けることができているのかもしれない。

 だからこそ思うのは、文章を書くこと以上に、多くの人が日々習慣としていることのすごさだ。もっと言えば、自覚すらせずに続けていることにこそ、僕は強い敬意を抱く。

 その中でも特に尊敬しているのが、家事 だ。

 料理、食器洗い、洗濯、掃除、お風呂掃除、ゴミ出し、生活用品の補充、食材の管理……家事は数えきれないほど多岐にわたる。それなのに、それを誰がどれだけやったかは、家の外どころか、家の中でさえ可視化されにくい。時には、家族からの言葉すらなく、ただ淡々と繰り返される。

 それでも、今日も、明日も、変わらず続けている人がいる。そのことが、僕には本当にすごいことだと思えるのだ。

 そして、声を大にして伝えたい。

 「当たり前」に感じることほど、それを支える人がいる。

 つい忘れてしまいがちで、軽く見てしまいがちなことだからこそ、今日は改めて言葉にしておきたかった。

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