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気が付かなかったでは許されない アシストをする意識は大事だ

自分では気づかないことは多い

恐らく言うほどの知識がない

周りの人が本人に言ってあげないと分からないことがある、言ってあげられない人はそのような知識がないだけの人か、他人に無関心の人なのか。

毎日その本人と接しているのに変化が分からないとはどういうことなのか、自分には関心があるのに他人には関心がないのか。

それは身体の変化のことであったり、服が乱れていることであったり、肩に鳥の糞が落ちていたり、クリーニングのタグが付いたままだったり、いろいろなパターンがあるだろう。

自分では気づかないだろうなと思ったことは、言ってあげることが重要である、それが知り合いであり、チームであり、人間関係である。

直属の上司は気が付かなった

明らかな異変は仕事で分かる

一緒に仕事をしている松山さん(仮称 男性45歳前後)はとても優秀で真面目だが、昨年、中途採用で入社してまだ経験値が少ない。

しかし、ある日突然、やるべきタスクが放置されていたことが分かる。そんなこともあるだろうと、しばらく気にも留めずに過ぎ去ったが・・。

次の週も、別のタスクが飛んでいた・・「彼らしくない、何かおかしいぞ」と思いながら注視するようになるが、エラーが多発するようになる。

他の部署からも「松山さんのメールの対応が滞っているが、大丈夫なのか」と心配する人が出てきたので、これ以上放置できないと判断。

どうしてCC機能があるのか

他者の仕事の進捗を見る為

本人に「本調子ではないみたいだが、何か心配ごとがあるのか」と問い合わせたが「大丈夫、未経験な仕事なので対応できていないだけ」との反応。

ちなみに彼の直属の上司に聞いてみたが「気が付かなかった、仕事が放置されているのであれば注意するようにします」とだけだった。

その後、異変が連発して、本人にクリニックを受診するように進言した、その結果『軽度のうつ状態』にあるとの診断だったのだ。

本人は後日「早期に発見できて、とても感謝しています」と感謝してくれた、今は仕事量を調整しながら完全な復活を目指している。

それはそれでいいのだが、理解できないのは、机を並べている直属の上司や周りの人がどうして気が付かなかったのか(逆に不思議である)。

むしろ他の部署や私が気づいて指摘する始末だが、それはたまたま偶然であり、周りの人が気づくべきである。

事実の把握だけが重要である

そしてその事実が重要か否か

周りの人は、うつ病という症状を知らなかったから発見できなかったのか、そうではなくて、メールや仕事が放置されているという事実への把握だ。

いつもできている人が急にできなくなったことの事実、それによって仕事が滞っている事実は誰も把握できなかったのか(把握するべきである)。

正直、私は皆のプライベートなどは関心がない、無論、身体の状態なども興味をもって見ているわけではない(当然そのような専門知識もない)。

重要なのは仕事上のエラーの把握である、そしてそのエラーの原因はどうなっているのか、ここは勿論関心を寄せなければいけない。

他は知らないは済まされない

アシストが評価される時代に

現代の生活は関連する職業にエラーがないことを前提にしている、食品、交通、システム、販売、物流、公共事業など遍く完全に履行されている前提。

自分の職場でも仕事が完全に履行されているか、上司は勿論、(特にCCに入っている人)周りの人も気をつけて見ているのが前提になっている。

仮に周りの人がエラーに気づいて、そのエラーの重要性を認識してアラームを発信したり、アシストする動きはとても評価する事項となる。

アンテナが鈍い人は仕事もだめ

言わないことが組織のリスク

特に管理職になってからこのような部下の変化に敏感ではない上司では大変困ってしまう。(下手をすれば部下を潰しかねない)

周りの誰かが気づくようなチームの意識が大切である、誰もが気づいても言わなくてもいい立場にある、しかし、言うことで組織が助かる。

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