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コメディって、少しブラックの方が面白いよね!

ジャスパーが倒れてる間に起こる最後のシーンは少し引くくらいブラックだけど、それがまた良いんですよ!
やっぱり、コメディーってそういうブラックな部分もないとね思いつつ、観てるこちらには罪悪感はない作りになっている。
(ここは作り手が上手いことやってる感じがする)

主演のグレン・パウエルは最初冴えないしがない大学の講師として登場する。
(これが、ラブコメの帝王なのか?って感じです)
シャツインしてるしメガネだしもうなんかねぇオタクな感じで……
ただ、生活には何も不満も感じてない様子。
その傍ら地元警察に技術スタッフとして協力している。

そんなある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急遽代わりを務めることに。(あんな仕事の任せれ方はマジで勘弁してほしい笑)
これがまさかすんなりと上手くいってしまう。
捜査に慣れていく中で、七変化する様子が小気味よく進んでいく。
そのシーンの移り変わりはとても小気味良く、彼の人生にスピード感が出てくる。
そんな中、次の捜査で転機が訪れる。
そう、マディソンが目の前に現れて……
(彼にとってのファム・ファタール的な登場の仕方!)
いつもなら証拠を集めて「いっちょ上がり」みたいな感じで次のシーンにいくのに今回は違う、彼女のために別の行動に出る。
自信無くし、ひ弱に見えるが彼女は何かを変える力を秘めている。
その後の流れは是非、映画で観てください。

マディソンはこの映画ではありとあらゆるものを動かす力があるし、登場するたび驚かさられる!
ベッドシーンなんかは、呆れつつもなんか笑える。
彼女が度々一線を越え、こちらを唖然とさせていくんだけど、次のシーンでは「まぁ、ありでしょ」と納得させられている。
とてもイカしてる!

この映画観ててすごく良いなと思ったのは人が変化していく様を割とポジティブに捉えていくところ。
見た目から、行動から、喋り方まで色々と……
表出される振る舞いや佇まいが周りの人だけではなく、その人自分自身にも影響を与えるのはこういうことなんだろうなって。

映画館を出た後は気分が良く、次は何をしようかなぁと思えるような感じで楽しめます。
皆さんも観てください!

saebouさんのブログも面白いので是非、見てください!
https://saebou.hatenablog.com/entry/2024/09/11/100000

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