夏休みの自由研究にお料理体験
みなさんのご家庭ではどんな夏休みをお過ごしですか?もしかしたら「自由研究になにかやりたい!」という意欲を持ったお子さまも多いかもしれません。今日はそんなご家庭に「お料理」体験を紹介します。
お料理はSTEAM要素を持った体験活動
STEAM 教育は、科学、技術、工学、アート、数学(算数)の要素を横断的に取り込んで問題を解決したり何かを創造する教育活動としてアメリカで生まれました。最近日本でも文部科学省の「新学習指導要領の趣旨の実現とSTEAM教育についてー『総合的な探究の時間』と『理数探究』を中心にー」で紹介される等、注目されてきています。
それは、STEAM 教育には変化の激しい社会を生き抜くために必要な資質や能力を育成する力があると考えられているからです。そして、お料理にはそうしたSTEAM の要素が詰まっています。例えば、
◯ メニューを決める
◯ 食材を選び必要量を用意する
◯ 必要な道具を準備する
◯ 道具を使って食材を加工する
◯ 火加減や調味料を調整して調理する
◯ 美味しく見えるように盛り付ける
これら一つ一つにSTEAMの 要素が含まれ、行程は全体が前後につながってものづくりをしています。正にプログラミングであり、プログラム思考の育成にもつながります。また、季節や地域に関する料理を作ればお子さまの興味の幅が広がることでしょう。さらに、どんな簡単なお料理ひとつでも作って自分で食べることで、「やった!できた!」という自己肯定感も育ちます。お料理体験は良いことばかり、この夏休みにはぜひご家庭でお料理体験はいかがでしょうか?
こども和食自炊塾の開催
とはいえ、子どもにお料理を体験させるには、何を作らせれば良いか?飽きないだろうか?準備や片付けなどきちんと出来るか?、、、など不安もありますよね。そこで、当センターでは8月17日から20日の毎日、「こども和食自炊塾」を開催します。まずはお料理体験はじめの一歩にご活用ください。
おだしプロジェクト代表の土岐山協子先生をお招きして、子どもでも簡単に作れる日本の伝統的食文化である出汁を使ったお料理の作り方を学びます。どのメニューも鰹節を削って味噌汁をつくることから始め、だし巻き玉子や肉じゃがなどのお料理を体験します。(ご応募締切は8月7日。ご応募多数の場合は抽選で決定。詳しくはこちら)
素敵な体験にあふれた素敵な夏休みになりますように!
Written by ようざん
(東京都体験の風をおこそう実行委員会事務局)