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松茸尽くしのフルコースと道成寺参詣録【和歌山県・日高川町】

和歌山県・日高川町に行って、松茸尽くしフルコースを賞味するツアーがあったので行ってきました。併せて「安珍清姫伝説」で有名な道成寺に参詣しました。その体験記です。😊



「日高川町」ってどこ?

訪れた所は 和歌山県・日高川町日高川町は「安珍清姫伝説」で有名な道成寺や、紀州備長炭生産量日本一で有名な町です。
先ずは 松茸尽くしをいただくため、お食事処「あんちん」を目指します。
※「あんちん」から道成寺までは、徒歩1分(110m)の近さです。

※お食事処「あんちん」へのアクセス
 電車:JR和歌山駅からJR道成寺駅/56.2km(約1時間)
   JR道成寺駅[出口]徒歩4分
 :阪和自動車道、「川辺IC」から15分

「和歌山県日高川町」
「あんちんへのアクセス」


松茸尽くしのフルコース

お食事処「あんちん」に到着したのは11:10。😑早速、お食事が準備されている2階座席へ移動。お料理は、「焼き松茸付き!合計10品!松茸尽くしのフルコース」です。😋

「あんちん」

さて、その10品のお品書きは;
 焼き松茸、松茸と鯛の味噌鍋、ローストチキン松茸添え、出汁巻き玉子松茸添え、烏賊サーモンマリネ松茸添え、しらすの和え物松茸添え、小松菜お浸し松茸添え、豚の角煮松茸添え、冷奴の松茸添え、松茸ご飯とお味噌汁、それと、季節の野菜天ぷら紀州金山寺味噌と梅干し です。
では、早速、いっただきまーす!🤤

「松茸尽くしのフルコース」
「焼き松茸」
「松茸と鯛の鍋料理」
「松茸ご飯と季節の天ぷら」

食事の感想

何年ぶりかでいただいた松茸尽くしでしたが、それはそれ、国内産でここまでのフルコースとなるとうん万円になってしまいます(10/11丹波新聞によると、丹波篠山市では11日の松茸初競りでは3本(約200g)が93万円😮で落札『キロ単位470万円』😮の高値がついたそうです)。なので、当然、外国産頼りだとは思いますが、雰囲気は十分楽しめたので コスパ的にはOK(旅行代金:12,990円)だと思います。(ただ一つ残念なのは 「松茸の土瓶蒸し」も食べたかったなぁ・・・😓


道成寺(どうじょうじ)に参詣

お食事の後は、徒歩1分のところにある道成寺に参詣しました(なんと今は、秋の特別展示本堂特別拝観無料です)。道成寺は、「案珍清姫伝説」で有名なお寺。ご存じの方も多いと思いますが、さらっと伝説のあらすじを復習してみましょう。🤔


「案珍清姫伝説」のあらすじ

昔 安珍(あんちん)と言うイケ面のお坊さんあり。熊野詣でに行く途中 宿を借りた安珍に庄司(荘園の管理人)の娘清姫が一目ぼれ。安珍に夜這いをかけ迫る清姫に「熊野詣の帰りに必ず寄るから」と言って一まず逃げおおせます。しかし、安珍にその気はない事が分かり怒り狂った清姫は、大蛇に変身して安珍の後を追い掛けます。道成寺に逃げ込んだ安珍は 釣鐘の中に隠れるも 火を噴く大蛇清姫が鐘に巻きつき 安珍を焼き殺してしまいます。その後清姫は近くの川に身を投げて自殺・・と言う何ともおぞましいお話です。😱

「道成寺縁起(安珍清姫伝説)」絵巻の一部


境内散策

62段の石段を登ると、左右に力士像を設置した仁王門がお出迎え。仁王門をくぐると正面に本堂、右手に三重塔などが立ち並び、結構壮観な眺め。先ずは本堂へ。うれしいことに秋の特別展示と重なり本堂参拝料(700円)は無料でした。😄

「仁王門に続く石段」
「仁王門・『天音山道成寺』の表札が見えます」
「本堂と三重塔」
「本堂」
「うれしい秋の特別展示・本堂特別拝観無料の看板」


千手観音菩薩像と千手観音立像について

本堂には 33年に一度。春33日間だけ御開帳される秘仏千手観世音菩薩像が祀られています。前回は平成17年(2005年)に御開帳されました(次の御開帳は令和20年(2038年)になります)。33と言う数字は観音経というお経の中に、「南無観世音」と祈れば、観音様が33通りのお姿になって現れ、我々を救って下さると書かれている所から来ているそうです。🤔因みに、現在本堂正面に祀られている千手観音立像は 本尊ではなく「お前立ちの仏像」です。(本尊の千手観世音菩薩像は秘仏で、その奥に祀られています。)😮

「本堂内・重文千手観音立像」


絵巻の信仰

安珍清姫伝説」で有名なこのお寺は、この伝説を語る「絵とき説法」のお寺でもあります。「絵とき説法」とは 掛け軸や絵巻を見せながら仏法の教えを分かり易く説く布教方法です。年間十万人以上の参拝者が 今でもなおこのお寺で「絵とき説法」を拝聴しているとのことです。😮

「絵巻の信仰」
「観音経」絵巻の一部
「絵巻の一部(続き)」


釣鐘の行方

天正13年(1585年)の雑賀攻め(豊臣秀吉の紀州攻め)の時に釣鐘が持ち去られ、その後京都妙満寺に奉納されました。そのため、道成寺には釣鐘がありません。今では本堂内には、ダミーの釣鐘が吊られています。😮

「ダミーの釣鐘😏」


安珍塚

清姫に焼き殺された安珍の亡骸と焼けた釣鐘を埋めたと伝えられています。この塚には、清姫の恨みでねじれた木が 今も生えています。😱

「安珍塚・正面」
「安珍塚・裏面」


三重塔

現在の塔は江戸時代(1763年)に、桃山時代の手法を踏襲して再建されたそうです。そのためか、江戸時代の特色である過剰な装飾が塔の各所に施され、見応えのある塔になっています。

「三重塔」
「尾垂木に竜頭が付きその上に邪鬼の彫刻」
「他の尾垂木にある竜頭と邪鬼の彫刻」
「他の尾垂木にある竜頭の彫刻」
「垂木に並ぶ彫刻群」


念仏堂

若い頃の阿弥陀如来様は 全ての人が救われる道を求めて瞑想をお続けになりました。その間髪が伸び放題になってしまったお姿を表しているのが念仏堂の「五劫思惟阿弥陀如来」です。顔も少年のようで、手を衣の中に隠しているように見えます。なんともお茶目な阿弥陀如来様です。😅

「手前:護摩堂、奥:念仏堂」
「髪の毛が伸び放題でアフロヘアの五劫思惟阿弥陀如来」

道成寺の感想

道成寺は曰くつきの伝説、秘話の理解が深まるお寺でした。秋の特別展示(9/30~11/30)拝観料も無料(通常大人700円)とラッキーなタイミングでした。「イケメン坊主にふられた娘が大蛇に変身してふった坊主を焼き殺す」な~んてダークファンタジーを、まことしやかに現代へ伝える絵とき説法。結構クールです。こんな歴史ロマンに浸れる非日常の旅・・・意外と面白かったです。🤓👍

以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌


おまけ


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