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「大原野神社」参詣録【京都市・西京区】

大原野神社おおはらのじんじゃ京都府京都市西京区にある神社です。784年桓武天皇が長岡京遷都の際 都の守り神として奈良・春日大社から分霊されたのが始まりで、「京春日きょうかすが」とも呼ばれています。ご利益は良縁・夫婦円満・玉の輿など。また源氏物語の作者紫式部ともゆかりのある神社です。境内で見所みどころの印象派画家モネの睡蓮を彷彿とさせるため京都のモネの睡蓮と呼ばれる鯉沢池や 秋には紅葉、初夏には青もみじが参道を取り囲むもみじのトンネルに参詣者らの感嘆の声が響きます・・・と言うことで、今回は「大原野神社」の参詣レポです🙂👍



大原野神社

大原野神社おおはらのじんじゃ京都府京都市西京区大原野にある神社です。784年に桓武天皇が長岡京遷都の際、都の守り神(長岡京の守り神)として藤原氏の氏神である奈良春日大社の分霊を大原野に祀ったのが始まりとされます。春日大社から最初に分社された(第一の御分社)とされ「京春日きょうかすが」とも呼ばれています(因みに 春日大社から分祀されたため、大原野神社の神使いも鹿を継承しています🦌👈🙂)。

ご利益は、開運、厄除け、家内安全、商売繁盛、交通安全、諸願成就・・・さらには藤原氏一族由来のもので良縁・夫婦円満・女性守護・玉の輿などです。※当時藤原氏一族の女性が「中宮や皇后」になれるよう祈り、祈願成就すると行列を美しく整え参拝するのが恒例でした。1005年の彰子中宮しょうしちゅうぐうが本社に行啓(外出)した参拝行列には藤原道長紫式部がお供されました(紫式部の氏神社でもある大原野神社は 源氏物語にも登場します)。😮

秋の紅葉の名所として知られる大原野神社ですが、初夏の青もみじも紅葉に劣らない程の美観を楽しめる神社です。近年では、境内にある「鯉沢の池」の風景が、印象派の画家モネの「睡蓮の池・日本の橋」の絵にそっくりなことからSNSなどで話題になり いつしか京都の「モネの睡蓮の池」と呼ばれるようになりました。1200年以上の歴史ある大原野神社、境内には見所も多く、今年は大河ドラマ効果もあり 多くの参拝客が訪れそうな神社です。🤓

ご祭神
 
ご祭神は、春日大社と同じく、
 武御賀豆智命たけみかづちのみこと/葦原中国、出雲国を平定した武神です。
 伊波比主命いわいぬしのみこと
/武御賀豆智命の対となる武神です。
 天之子八根命あめのこやねのみこと
/諸願成就のご利益がある祝賀の祖神です。
 比咩大神ひめおおかみ
/天之子八根命の妻・天美津玉照比売命あめのみつたまてるひめのみことです。
の四柱となります。


大原野神社へのアクセス

■所在地
 〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1152

■交通アクセス
 ●お車でお越しの方は

  大阪・名古屋方面より 京都第二外環状道路「大原野IC」から約7分/約3km
  京都府北部(亀岡・舞鶴)方面より 京都縦貫道「沓掛IC」から約10分/約3km
 ●公共交通機関でお越しの方は
 〇阪急東向日駅・JR向日町駅より
  阪急バス「南春日町行き」に乗車 終点「南春日町」下車
 (乗車時間約20分)山の方へ向って徒歩7~8分
 〇阪急桂駅より
  市バス臨西2番に乗車 終点「南春日町」下車(乗車時間20分)
  山の方へ向って徒歩7~8分
 〇タクシーでは
  阪急東向日駅、阪急桂駅、JR向日町駅より約15分(約7km)
  ※料金は1,800~2,000円程度

大原野神社公式HP>交通のご案内より抜粋
最寄り駅、インターなど
大原野神社所在地


境内マップ

大原野神社境内の散策には、
以下のURL
大原野神社HPトップページ > 境内マップ
から参照できる「境内MAP」が便利です。👇😊👌

大原野神社・境内MAP


参詣録

鳥居前からスタートです。🙂👉⛩️⛩️⛩️

一の鳥居/1614年建立の後1969年に神社正面の石段下へ移築されました😌」
「傾斜は緩やかですがひたすら長い石段を進むと・・・🫡」
二の鳥居/青もみじのトンネルに入りました🙂」
「青もみじ~🤩」
表参道/青もみじトンネルは続く・・・🤩」
「青もみじ~🤩」
「トンネルの出口が見えてきました・・・😀」
神鹿苑碑春日大社より譲り受けた鹿を飼育していた神鹿苑が1995年に閉鎖。その名残です🥹」
相撲場すもうばと神相撲三百年記念碑/毎年9月に相撲大会が行われるそうです🙂」
瀬和井せがい清和天皇の産湯と伝えられてる清水です😌」
瀬和井紀貫之大伴家持など古来より数々の和歌に詠まれています😮」
紫式部の氏神神社看板/・・・紫式部は藤原氏であり、氏神である当神社を厚く崇敬しました・・・とあります😮」
ご神木/鯉沢の池畔に立つご神木・・・いまだ現役です🙄」
鯉沢の池こいさわのいけ文徳天皇が奈良の猿沢池を模して造営されたとされます🤔」
鯉沢の池/橋の隣りに若宮社が見えます🫡」
「クロードモネ作『睡蓮の池と日本橋』」
「橋を渡ってみましょう!🙂👉」
「欄干から見た池面いっぱいの睡蓮😮」
地主神社/ご利益:縁結び・金運向上(中の島に建つ神社です)😌」
若宮社わかみやしゃ/ご利益:美容向上・心身端麗・生命力向上🥰(・・・実は境内の中で一番古い建物です🤔)」
鯉沢の池/別ビューから見た全景(睡蓮は朝に開花しお昼に閉じるので午前中参拝がお薦めだとか・・・😭ittano gogo datta)」
千眼桜せんがんざくら/名前は沢山の花芽をつけることに由来しています。満開の期間が三日間ほどと大変短く幻の桜との異名も・・・運良く満開を見ることができれば千の願いが叶うと言われています🙂」
シイの大木跡
鹿の手水舎/奈良・春日大社の神使いが鹿のため、第一御分社の大原野神社も鹿がお使いです🤔」
鹿の手水舎/鹿が咥える神社の縁起を書いた巻物から水が出ています🤤」
三の鳥居
鹿絵馬
社務所
本殿/四柱のご祭神を祀る春日造り本殿が四棟並びます」
「牡鹿(右)と雌鹿(左)のお出迎え」
神鹿しんろく/狛犬ならぬ狛鹿(全国でここだけらしい)として鎮座しています🙂」
「参拝します!😌😌👏👏😌」
「ご利益:良縁・縁結び・家内安全・夫婦円満・厄除・勝運・交通安全・商売繁盛・家内安全・学業成就・長寿・恋愛・芸能上達など😮」


末社/(右から)八坂社(厄除・病気平癒)、稲荷社(商売繁盛・五穀豊穣)、八幡社(長寿・子授け)」
末社/祓戸社はらえどしゃ(心身清浄・健康)」
植松壽樹うえまつひさき歌碑植松富小路の歌の師匠です。~竹群に 降る音ありて更くるるらむ 雪の一夜を 来て泊りたし~🤔」
富小路禎子とみのこうじよしこの歌碑富小路藤原北家の家系だそうです。~母胎より 彼岸に到るここの道 いましばらくの 緋なる夕映~🙂」
モミの神木跡/2018年の台風21号で倒木した樅木もみのき跡。中に入れます🙂」
モミの神木跡/・・・中に入ると樹齢500年の木霊こだまパワーを授かるとあります😮」
帰りま~す!
社号標/明治・大正時代の文人画家・富岡鉄斎の書による社号標です
・・・さらば大原野神社!🫡

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・大野原神社参詣録はここまで。


感想

新緑薫る初夏の大原野神社。境内の青もみじは秋の紅葉とはまた違った趣きがあり、清々しく元気が心と体に充填される様な内面の変化がありました。実は鯉沢の池が「モネの池」と言うのは知らずに池の畔を歩いていたのですが、池面いっぱいの睡蓮と池を囲む緑が何とも心地よい雰囲気を醸し出していて、とても穏やかな気持ちになり癒されました。😊

思うに、この風景がモネの睡蓮に似ていると言うのは・・・細かな細部を忠実に描くのではなく全体的な視覚効果を意識して、鮮やかな色彩が振動しているかのように描く印象派画家モネの作風の特性にマッチした風景だったからだったのかもしれません。似てる似てないと言うより全体から受ける雰囲気から心地良い印象を与えると言うところが共通するように思います。🤗

ついでに、実は「紫式部って藤原氏で大原野神社ってその氏神神社」だって言うのも後から知り、日本史の不勉強さを痛感しました(大河観てないです😓)。そう、中宮や皇后さまがお参りし平安貴族がうろうろし、あの有名な歌人たちも歌に詠んだ神社だったんだなぁ・・・と思うと、大原野神社の由緒深さをあらためて思い知ったって感じです。😅

さて、記事を書き上げたところで、ひばりんさんのnote記事を発見。ブリブリに被った内容だったので投稿止めようかとも思いましたが、まぁ、大河ドラマ年の今年に再度記事にするのもいいかなとエィと投稿してしまいました(ひばりんさんの記事も一緒にご覧ください)🫶🙂

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の参詣ルート


おまけ

大原野神社で心に残ったもの・・・

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