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「般若寺(コスモス寺)」参詣録【奈良県・奈良市】

般若寺はんにゃじ奈良県奈良市般若寺町にあるお寺です。高句麗より来日した慧灌えかん法師による創建とされ、735年には聖武天皇平城京の鬼門を守るため『大般若経』を収めた卒塔婆そとばを建立したのが寺名の由来とされています。🙂

ヤマブキ、アジサイ、スイセンなど四季折々の花が咲くお寺として知られていますが、特に秋の秋桜コスモスが有名で「コスモス寺」の愛称で親しまれています。 ・・・と言うことで、今回は「般若寺」の参詣レポです。🌺😊🌺



般若寺

般若寺はんにゃじ奈良県奈良市般若寺町にあるお寺です。飛鳥時代に高句麗(朝鮮)より来日した僧 慧灌えかんがこの地にお寺を建てたのが始まりとされ、735年に聖武天皇平城京の鬼門鎮護のため堂塔を造営・「大般若経」を収納した卒塔婆そとばを建立したのが寺名の由来とされます。🤔

鎌倉時代には平家による南都焼討に遭い伽藍は焼け落ちますが、叡尊えいそん上人らにより文殊菩薩をご本尊として復興され、文殊信仰の下多くの弱者救済活動の拠点となりました。その後幾度かの衰退と復興を経て現在に至ります。😇

境内には 鎌倉時代の建築様式を残す「楼門」(国宝)や、いずれも重要文化財である「十三重石塔」、「笠塔婆」、「経蔵」が残っています。🙂

四季折々の花が咲くお寺としても知られており、水仙(冬)、山吹(春)、紫陽花(初夏)、秋桜(秋)が季節ごとに植え替えられ 満開になると多くの参拝客で境内が賑わいます。特に15万本30種が境内に植えられる秋桜コスモスは有名で「コスモス寺」の愛称で親しまれています。🤓


般若寺へのアクセス

■所在地
 〒630-8102 奈良市般若寺町221

■アクセス
 公共交通機関でお越しのみなさま

奈良駅からの交通案内

 般若寺バス停を降りて、北へ100m程歩いたところに「般若寺」入口の大きな看板があります。駐車場に入ってから中程に拝観受付があります。

般若寺バス停から般若寺までのルート


 車でお越しのみなさま

 西名阪道天理ICから 国道169号経由10km/30分(るるぶ&more.)
 または
 京奈和自動車道 木津ICから 県道754号経由5km/10分(NAVITIME

※なお、般若寺のHPには「般若寺に駐車場はございますが、できるだけ公共交通機関を利用してお越し下さい。」とのコメントが掲載されています。😌


境内マップ

般若寺境内の散策には;
以下のURL
般若寺公式HPトップページ > 境内図
から参照できる「境内図」が便利です。🤔

※公式HP内容の無断使用・転載禁止のため別の境内図を以下に記します。

境内図」※AONIYOSHIサイトより引用


参詣録

般若寺・拝観入口からスタートです。🙂👉🪷

「般若寺・拝観入口」
拝観料金案内
満開を知らせる掲示板」
「境内図/受付を出ると正面にあります🙂」
「コスモスが咲き乱れる境内と本堂🫡」
満開のコスモス😍
「コスモス満開の向こうに楼門が見えます」
「標札に『国宝 般若寺楼門』(鎌倉時代)とあります🙂」
楼門(国宝)/1267年頃に建立。室町・戦国時代の戦火を奇跡的に逃れています😮
楼門(外から撮影)/楼門建築では日本最古の遺構。鳥の翼のような屋根のそりや均等のとれた姿は「最も美しい楼門」とたとえられています🙂
楼門(外から撮影)/全体基調は伝統的和様式ながら大仏様(天竺様)が折衷された建築様式です🤓
平重衡たいらのしげひら供養塔
大塔宮護良親王供養塔
般若寺本性房の力石/力だめしの石(・・・50kgは重かった😓)」
鐘楼/江戸時代(1694年)の再建です」
「鐘楼の鐘/鐘は室町時代に興福寺へ移され、西大寺から来たとされています😮」
平和の塔/1989年に建立。広島の火、長崎の火から採火された火が塔中で燃えています🤔
西国三十三観音石像/江戸時代(1703年)に寺島氏が自身の病気平癒の御礼に奉納されました😮(本堂の周りにもお並びです😌)」
本堂と西国三十三観音石像」
「宝蔵堂」
「宝蔵堂の入口」
白鳳秘仏・特別公開/お写真だけ拝観致します😌」
「釈迦如来の石仏」
笠塔婆かさとうば(重文)/石塔を創建した宋人の石工・伊行吉いぎょうきちが父伊行末いぎょうまつの供養のために建立しました😌」
「(笠塔婆の正面に鎮座する)地蔵菩薩/『おん かかか びさんまえい そわか(人々が笑う稀有なご利益を授ける地蔵菩薩に帰依します。成就しますように・・)』を3回唱えましょう😌」
三十三所観音石像(江戸時代)/本堂を取り囲むように鎮座されています😌」
本堂にお参りしましょう😌」
「本堂から眺めた境内の様子」
「本堂の縁台にはきれいなコスモス グラス キューブが展示されています🙂」
コスモス グラス キューブいろいろ😊」
「円形のグラスもあります😊」
石燈籠(鎌倉時代)/般若寺型(文殊型)の石灯籠。竿と笠以外は当初のもので、火袋部には鳳凰、獅子、牡丹唐草を浮彫りしています🤓」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

経蔵きょうぞう(重文)/鎌倉時代建立。一切経(経典)を納めるお堂です」
「経蔵(一切経堂)/お参り!お参り!😌」
薬師礼拝所/正面に鎮座する薬師如来を礼拝します😌」
東方・薬師如来/十三重石宝塔の東側に鎮座する薬師如来像です。(実はこの塔・・四方仏が刻まれています)😌」
十三重石宝塔(重文)花崗岩製・塔高12.3m(総高14.2m)/現在の塔は南宋(中国)から渡来した伊行末いぎょうまつが1253年頃建立しました🙄」
「本堂と十三重石宝塔」
カンマン石/カンマンとは不動明王を象徴する梵字。お腹や背中に岩の突起部を当てると健康になる・・・らしい🤔」
境内にはこのようなデコボコ道が残っているので気を付けて!😮
コスモス♡窓/境内にあるビュースポット😍」
真弓の木/枝がとてもしなやかで折れにくく、古くは弓をつくることに使われました🙂」
さらば、般若寺!(ほなね~)

・・・般若寺参詣録はここまで。


感想

今回は運良く秋桜コスモス満開時に「コスモス寺」訪問が叶いました。そう般若寺の境内一杯に咲き誇るコスモスのお花畑はとってもメルヘンチック。😍

遠くは飛鳥時代からその歴史を紡ぐ純日本風の古刹(ちょいと中国・朝鮮のテイストも融合されていますが)にピンクのお花畑??🤔

・・・な~んて先入観もありましたが、実際 境内一杯に咲き乱れるコスモス畑越しに伽藍を眺めると・・・これがまた「い~絵」なんです。🫢

メキシコ高原・原産で日本には明治時代に渡来したとされるコスモス。色こそピンク系(白・黄色もあり)ですがキク科に属し日本名はアキザクラ(秋桜)。🪷

「ああ~確かに桜もピンクだ!」ずっと眺めていると・・逆にお寺の風情ある風景にもしっくりハマって見えるようになるから不思議です。😍

実はこの秋桜コスモス・・前住職の工藤さんの発想から生まれたもので「コスモス寺」として知られるようになったのも40年ほど前からのこと。🤔

最初は境内の片隅に咲いていた1株のコスモスでしたが、今では30種約15万本秋桜コスモスが植えられ、満開時には多くの参拝客で境内が賑わいます。🙂

毎年8月には鉢植えのコスモスを開花前に人手で1株ずつ境内に植え替えると言う地道な作業を経て・・あの美しい花が開きます。😮

てなわけで・・今後も末永く秋の風物詩として「コスモス寺」が参拝者の目を和ませ続けられるようお祈りするばかりです。🙂‍↕️

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の参詣ルート


おまけ

般若寺ゆるキャラに例えると・・・

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