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「熱田神宮」参詣録【愛知県・名古屋市】

熱田神宮あつたじんぐう愛知県名古屋市にある神社です。三種の神器の一つ草薙神剣くさなぎのみつるぎが祀られおり、ご主祭神の熱田大神あつたのおおかみ草薙神剣をご神体(神がやどる剣)とする天照大神あまてらすおおかみとされています。日本三大神宮の一つで古くから「熱田さん」「宮」などの呼び名で親しまれ、初詣には毎年200万人以上の参拝客が訪れます。
・・・と言う事で、今回は「熱田神宮」の参詣レポです。🙂👍



熱田神宮

熱田神宮あつたじんぐう愛知県名古屋市熱田区にある神社です。三種の神器の一つ草薙神剣くさなぎのみつるぎ(他の2神器は八咫鏡やたのかがみ八尺瓊勾玉やさかにのまがたま)が祀られており、主祭神さいじん熱田大神あつたのおおかみは 草薙神剣を神体(神が宿るもの)とする天照大神あまてらすおおかみとされています。🤔

113年に日本武尊やまとたけるのみことが伊勢の国・能褒野のぼの薨去こうきょ(死去)され、草薙神剣熱田の地に祀られたのが起源とされています。

686年に草薙神剣が神宮に遷座せんざされ土用殿に祀られますが、1893年に土用殿が廃された後は本殿に主祭神として祀られるようになります。😌

草薙神剣くさなぎのみつるぎは 素戔嗚尊すさのおのみこと八岐大蛇ヤマタノオロチを退治した時その尾から生まれたもので、素戔嗚尊が発見し姉神の天照大神あまてらすおおかみに献上されます。

日本武尊やまとたけるのみことはその草薙剣を携え建稲種命たけいなだねのみことと共に蝦夷征伐えぞせいばつ(東夷征伐)を果たした後、剣を建稲種命の妹で妃となられた宮簀媛命みやすひめのみことの元に預けます。その後日本武尊薨御こうぎょされると、宮簀媛命熱田の地に草薙神剣をお祀りになります。🥸

熱田神宮は古くから「熱田さま」「熱田さん」「宮」などと呼ばれ 地元から親しまれていますが、「日本三大神宮」の一つ(他の2神宮は伊勢神宮明治神宮)でもあり、年初には毎年200万人以上の初詣客(年間では700万人)が参拝に訪れる日本屈指のパワースポットです。🤓


御祭神ごさいじん: 熱田大神あつたのおおかみ

御霊代みたましろ: 草薙神剣くさなぎのみつるぎ

相殿あいどの五座大神ござのおおかみ):
 天照大神あまてらすおおかみ/草薙剣を天孫降臨の際に迩迩芸命ににぎのみことに授けます。
 素盞嗚尊すさのおのみこと/天照大神の弟神。八岐大蛇ヤマタノオロチを退治し尾の中にあった草薙剣を天照大神に献上します。
 日本武尊やまとたけるのみこと/草薙剣を携えて東征された後 妃の宮簀媛命に剣を預けます。
 宮簀媛命みやすひめのみこと/熱田の地に草薙剣を祀られます。
 建稲種命たけいなだねのみこと/宮簀媛命の兄神。日本武尊の東征に副将として従軍します。


熱田神宮へのアクセス

【所 在 地】
 〒456-0031 名古屋市熱田区神宮1-1-1

【料 金】
 ◆神宮/無料
 ◆宝物館/500円
 ◆剣の宝庫 草薙館/500円
 ◆共通券/800円

【アクセス】

アクセスマップ


 ◆電車をご利用の場合

電車をご利用の場合

 ◆車をご利用の場合

車をご利用の場合


境内案内マップ

境内の散策には 公式HPから参照できる下記「境内案内MAP」が便利です。「境内案内MAP」は 以下のURLより参照/ダウンロードできます。🙂

境内案内|熱田神宮 | 初えびす 七五三 お宮参り お祓い 名古屋

境内案内MAP/マップ
境内案内MAP/名称
熱田神社・所在地


参詣録

第二鳥居」付近から参拝スタートです。⛩🙂👉⛩

第二鳥居/西門からの道と主参道とが交差する付近の鳥居です😌
手水舎てみずしゃ/参拝前に手と口を清めましょう🙌🙂
御神木 大楠おおくす/境内にある特に大きな七本楠の一つ。樹齢千年以上のクスノキです😀
大楠/弘法大師お手植えと伝えられています😌(見事なデカさです!)
客殿/(そのお隣の千秋閣せんしゅうかく(茶席(お茶会を開くお座敷)は立入禁止です)😭
ふたたび参道を北上・・・🙂👉⛩️
おっと・・・いきなり ツバキ!?(いやサザンカかも?)🤔
歴史を解説する説明板/創祀のころ
歴史を解説する説明板/織田・豊臣・徳川時代~現代までの説明看板が並んでいます🤓
第三鳥居/本宮ほんぐう前の広場へ🙂
授与所(社務所)/神札・御守を授与する建物です。2009年に創祀千九百年記念で造営されました😊Atara C~
本宮ほんぐう/拝殿。奥の本殿には熱田大神が祀られています。
本宮/・・・石段を上った所で撮影していると警衛の方から注意されます😓
祈祷殿・長床きとうでん・ながとこ/祈祷殿では車祓いくるまばらい(交通安全祈願で運転手と車がお祓いを受ける)が、長床では挙式が執り行われます🚗👈🙂👉💒👰🤵
本宮のすぐ左側の小径(・・・この抜け道は意外とイーかも?🤫)
一之御前神社いちのみさきじんじゃ天照大神あまてらすおおかみ荒魂あらみたま(=活動的で猛進的な働きをされる神霊のこと)が祀られています。(・・・遠くからの撮影しかダメなようです😓)
こころの小径/撮影禁止エリアです😔
清水社しみずしゃ/ご祭神は水を司る神様の罔象女神みずはのめのかみ。社殿奥に水が湧いており、その水で肌を洗えば肌がきれいになるそうな・・・🤡
柄杓ひしゃくで楊貴妃の墓の名残りと言われる中央の石に水を3回掛けると・・・肌もスベスベ・・・らしい😀(えっ私?・・・勿論掛けました🥰)


御田神社みたじんじゃ/五穀豊穣の守護神:大年神おおとしのかみが祀られています😌
土用殿どようでん/1893年(M26年)まで神剣を奉安した御殿。1971年(S46年)にこの地に元のままに復元されました😌
龍神社りゅうじんじゃ/日本武尊の蝦夷征伐に従軍した神々の吉備武彦命きびたけひこのみこと大伴武日命おおともたけひのみことをお祀りしています😌
信長塀(手前)の向こうに神楽殿が見えます🫡
神楽殿かぐらでん/祈祷を奉仕する社殿です。2009年に創祀1900年記念事業として新たに造営されました😌
宮庁きゅうちょう/当神宮の社務をとる建物。和風造りに銅板葺きの屋根が特徴的な建物です🙄
・・・本宮の裏を回って授与所まで戻って来ました😅
巫女さんも搬入のお手伝い
本宮前の鳥居(第三鳥居)
信長塀/1560年桶狭間の戦い織田信長が当神宮に必勝祈願して大勝したため、お礼のため寄進した築地塀ついじべいです。兵庫・西宮神社の大練塀京都・三十三間堂の太閤塀に並ぶ「日本三大土塀」の一つです🤓
信長塀近写/・・・信長塀・・・はて・・どこかで見たような・・・🤔
そうだ!川久ミュージアムだ!👆🙄
信長塀の横にある神社・・・
西八百萬神社にしやおよろずじんじゃ/熱田神宮より西の全ての神が祀られています😌
東八百萬神社ひがしやおよろずじんじゃ/熱田神宮より東の全ての神が祀られています😌東と西の八百萬神社は参道を挟んで対面する形で鎮座されています👈🙂🛣️👉
大幸田おおさきだ神社/食物の神様:宇迦之御魂神うかのみたまのかみをお祀りしています(写真は熱田神宮HPより引用)
内天神社うちてんじんじゃ/ご祭神は大国主命の盟友:少彦名命すくなひこなのみことです。
六末社ろくまっしゃ(手前からビュー)/左から~乙子社おとごしゃ(弟彦連)、姉子神社あねごじんじゃ(宮簀媛命)、今彦神社いまひこじんじゃ(建稲種命)・・・
六末社(奥からビュー)/右から~日長神社ひながじんじゃ(子日長命)、素戔嗚神社すさのおじんじゃ(素戔嗚尊)、水向神社みかじんじゃ(弟橘媛命)
文化殿・宝物館
宝物館/入館料500円。残念ながら 本日は「臨時休館」だって・・・😭
・・・南門へ向かって参道をひたすら南下します🙂👉⛩️
第一鳥居/正門(南門)正面に立つ鳥居です😌
正門からすぐ左へ進むと・・・別宮八剣宮の境内です😀
上知我麻神社かみちかまじんじゃ社務所/各種受付、お守りなど🙂
別宮八剣宮境内内の手水舎/ここでも手と口を清めます😊
上知我麻神社かみちかまじんじゃ/熱田の地主神である尾張国造 乎止與命(宮簀媛命みやすひめのみことの父神)をお祀りしています。「知恵の文殊さま」よ呼ばれ合格祈願に詣でる方が多い神社です😌
大国主社おおくにぬししゃ・大黒様/商売繁盛にご利益があります😌
事代主社ことしろぬししゃ・恵比須様/こちらも商売繁盛のご利益ありです😌
太郎庵椿たろうあんつばき/別宮八剣宮境内にある樹齢300年を超える淡い紅色のやぶ椿。江戸時代に高田太郎庵という茶人が愛好したことでこの名になりました🙂👉🍵
・・・鳩(頑として動かず・・・)😮
別宮八剣宮べつぐうはっけんぐう/元明天皇勅命により神剣を境内の社へ祀ったことが創祀(708年)です😌
別宮八剣宮べつぐうはっけんぐう/本宮と同じご祭神を祀ります。織田信長や徳川綱吉らが社殿の修造・造営が営まれて来ました🤔
正門(南門)へ戻りま~す🙂👉⛩️
・・・分かれ道に遭遇。左は参道だけど・・・右の脇道へGO!🙂👉
日割御子神社ひさきみこじんじゃ/ご祭神:天忍穂耳尊あめのおしほみみのみこと。この地は昔海に臨む干崎ひさきと呼ばれたと伝えられています🙂👉🌊
孫若御子神社ひこわかみこじんじゃへ移動🙂👉⛩️
孫若御子神社ひこわかみこじんじゃ/ご祭神は天火明命あまのほあかりのみことで、1874年に境内の別の場所からこの場所へ遷座されました。BETU⛩👉KOKO⛩
南新宮社へ移動🙂👉⛩️
南新宮社みなみしんぐうしゃ/ご祭神は八坂神社と同じ素戔嗚尊すさのおのみこと。平安時代に疫病が流行り、人々が旗鉾を捧げ疫神を祀ったのが起源。熱田神宮で唯一の朱塗り社殿😍
八子社やこのやしろ/南神宮社のお隣り。ご祭神は 天忍穂耳尊あめのおしほみのみこと熊野櫲樟命くまのくすひのみこと天穂日命あめのほひのみこと田心姫命たごりひめのみこと天津彦根命あまつひこねのみこと市杵島姫命いちきしまひめのみこと活津彦根命いくつひこねのみこと湍津姫命たぎつひめのみことの八柱です😌(このくそちっせ~社に神様八柱も祀ってバチ当たらないのかしら?≡😵≡←Ten Batsu!)
曽志茂利社そしもりしゃ/そのすぐお隣り。ご祭神は居茂利大神こもりのおおかみです(居茂利大神は素戔嗚尊すさのおのみことの別名です)😌
清雪門せいせつもん/本宮の北門の不開門あかずのもん。668年に天智天皇が崩御されて盗まれた神剣が再び当神宮に納められた折、二度と御動座なきよう門を閉ざしたとされています😌
668年朝鮮・新羅の僧道行が神剣を盗み出しこの門を通ったことから「不吉の門」とも呼ばれています😱
令和記念館/平成元年(1989年)に竣工しました🙂
佐久間燈籠さくまとうろう/1630年佐久間盛次が寄進。高さ約8m。京都南禅寺東京上野東照宮の大燈籠に並ぶ日本三大燈籠の一つです😮
(逆光でまぶしいんですけど・・・)😎👌
くさなぎ広場へ移動しま~す🙂👉
二十五丁橋にじゅうごちょうばし/橋名の由来は板石が二十五枚並んでいることから。西行法師が「これ程涼しい此の宮をたれが熱田と名を付けた」と言われたとか・・・
宮きしめん/本物のきしめんが食べられる店と地元民からの評判が高いお店🤤
南神池みなみしんいけ/くさなぎ広場にある池。隣接する休憩所に憩いの空間を提供しています😊
南神池/橋を渡りましょう🙂👉
くさなぎ広場/南神池の庭園を憩いと安らぎの場に整備しています😀
剣の宝庫 草薙館くさなぎかん/2021年開館。日本刀約450くちを収蔵。入館料500円
草薙館/館内には刀剣体験・映像・資料展示などのコーナーがあります😓Haitte nai kedo…
菅原社すがわらしゃ/学問の神様:菅原道真すがわらみちざね公をお祀りしています(写真は熱田神宮HPより引用)
西門の鳥居に辿り着きました・・・🙂👍

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・・・熱田神宮参詣録はここまで。


感想

三種の神器の一つ草薙神剣をお祀りする神宮と言うことで・・それじゃ~社格も伊勢神宮並に・・・と拡張・造営されてきた熱田神社日本三大神宮と言うことで境内は南北に長い約19万㎡(東京ドーム4個分)の広さ(そりゃ~内宮+外宮併せて東京ドーム1200個分の広さの伊勢神宮には負けますが、明治神宮でも東京ドーム15個分・・・にもやっぱ負けるか・・・😱)。

いやいや、それでも2024年の参拝客数を比べると・・・
神宮名称:初詣客数/年間参拝客数
明治神宮:319万人/約1000万人
熱田神宮:245万人/約700万人
伊勢神宮: 40万人/約1000万人(750万人(内宮)+250万人(外宮))
・・・みたいな感じで、国内でも人気の宮さんであるってことは間違いないようです。🤟🙂👌

熱田神宮の境内には本宮をはじめ別宮1社、摂社8社、末社19社が祀られており、境外にも摂社4社、末社12社を数え、全て併せると45の社お祀りしています(摂社・末社とは本殿の御祭神とゆかりの深い神々をお祀りするお社のことです)。🤔

おまけにそのお社が境内の至るところに鎮座しているため、全て参拝しようとなるとマップを片手にラビリンス(迷宮)で探索しているような気分・・。宝物館草薙館もゆっくり見物して、宮きしめんで本場きしめんに舌鼓を打とうなどと思うのなら、最低でも参詣時間に半日は見て置くべきですね。🙂

全体的には静かで整然とした雰囲気なのは好印象ですが、撮影禁止エリアには注意しないといけません。それと・・・昼食後の参拝だったので宮きしめんをパスしたことが心残りです。😭まぁ、今回参拝し切れなかったところは次回のお楽しみとします。😎👌

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の参拝ルート


おまけ

・・・相殿神(五座神)は 草薙神剣とゆかりの深い神々です😌



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