末寺の末事 241
豪快な空振り感。不快な表情。宙に浮く言葉の群れに歯が浮く心地悪さ。子供の頃から抱えたままだ。
ないのですよ。単純に、置いてない。お寺には、死者儀礼や先祖崇拝は並んでない。お買い求めになりたい商品が置かれとらんのですよ。なのにお客様、Youは何しにお寺に?
…と、露骨に表現しない店員…、僧侶たち。
それが子供の頃の話。そんな茶番も過ぎ去りし昔、既にみんなお浄土で、なのに遺された者たちにしたら亡霊みたい。仏になったん違うんかーい。
親がそーだから、現役?というか、もうすぐお浄土往き勢も、何が何だかわからない。それに育てられた僕ら子供世代は知る由もない。
結果、アンケートなんて無意味。
求めてるものや、切り口、付いて回る諸々が常に、死者儀礼や先祖崇拝という、個人主義の現代に於いては、ほぼ他人事。
残りの僅かな部分が、落ち着くとかスッキリするとか、フワッとした答え。
to be continued