末寺の末事 238
聞き続ける。…続けるというと意図的な感じが否めないけど、継続性というのは、そんなに大きな問題ではなくて、どちらかといえば、極自然。極めて妥当なサイクルの一部分に焦点を当ててしまったが故に、信じている、信仰している状態が、そのまま聞いている形に着地したように思える。
信じてもいないものを、聞かない。聞いちゃいけない。そんなものを聞き続けるということは、不自然だ。不健全だし不潔だ。無理。
潔癖症でもないけれど、気持ちが悪い、始末が悪いというのは、どうも具合が宜しくない。理に適った生き方がやはり心地よく。自然体は習慣化の要であろう。
聞けば信じられるのでもないし、信じているから聞くのでもない。聞いたそのままを信じ、信じたそのままを聞いていたら、続いている。
いつのまにか道に続いていた。それだけ。そこに自分はない。既に融けて、もはや歩いている感覚すらない。些末なこと。
to be continued
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