末寺の末事 194
好むにせよ好まざるにせよ、どのみち人生は終わります。そんなのミンナ知ってます。全部知ってて生きてます。今日、終わっても不思議じゃない。なんなら、今、この瞬間、サヨナラってこともあったりする。にも関わらず、平然と生きているの、なぁぜなぁぜ?
解らないからでしょうね。その理由が完全に解ったとしたら、生きている意味を見失う人もあるだろうし、どのみち死ぬなら、今死んでも同じじゃん、って価値観だって生まれるかも。何なら、死んだ方がマシじゃね?って人さえも出てくるでしょう。
まぁ、一番はメンドくさいってだけですけどね。そんなこと考えなくても生きてますから。生きてけますもん、実際。食べるもの食べて、出すもの出して、寝て起きて、幸せなんです。それだけ。あとは色々メンドくさいのに、考えたくもない。
概ねそんな感じで生きて、行き着くところが遊行期で、集大成で、人生の末事ってね。
to be continued