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【阿部誠著】ビジネス教養 行動経済学【読書感想文】

人は過去の記憶から物を選ぶ

私たちは無意識に決めているように見えるが
実は過去の記憶に基づいて選んでいることが多い。

過去に選んでよかったものを無意識に選んでいます。

であれば、企業はどう考えるのかというと
「自分の商品を記憶に残したい」と考えます。

人は見たことのあるものを買ってしまう

人は見たことがるもの知っているものを
「いいものだ」と信用します。

だから見たことないものよりもCMでみたものを買ってしまうわけです。

人間関係でいうと、全く面識のない人と知っている人ぐらい違いがあります。

企業としてはまず自分のブランドや商品を知ってもらって記憶に残すということが必要になります。

人は未来よりも今の欲を優先してしまう

ほとんどの人は今すぐ手に入るお金や楽しみに大きな価値を見出しています。

目の前の小さな欲を我慢出来ないということです。

投資とは今の小さな欲を先送りにしてあとで大きな成果を手に入れるやり方です。

努力が無駄になるのが嫌だから損をするのにやめられない

スマホのゲーム、ガチャ、株、パチンコなどでもそうですが
「ここまで時間や労力、お金を使ってきたのだから今更やめるわけにはいかない」とムキになって結局すっからかんになってしまうことです。

せっかく買ったゲームや本がつまらなくても
お金を払ったんだから我慢してやるというのも「サンクコスト効果 」です。

だから、こういうものに手を出すときにはあらかじめ使う金額や撤退する条件をあらかじめはっきり決めておくことです。

デートでいい印象を残す方法

2回めのデートに行きたければ
初デートで相手にいい印象を残すことが大切です。

「初対面」と「デートのピーク」と「去り際」の3つに気をつけることです。

初対面 ・・・人の印象は最初の第一印象に大きく左右されます。
だから初対面で笑顔で大きな声で、ハキハキと挨拶することができればいい印象が残り続けます。
だから最初のデートはキレイな服や靴をでいくといいです。

デートのピーク ・・・何かしらのイベント、デートのピークを作ることです。

去り際 ・・・お別れするときに丁寧だったり、いい印象を与えることができると完璧です。
だから最後にお見送りしてあげたりとか、話をしながら家まで車で送ってあげたりとかをするといいわけです。

人は1日を振り返ったとき3つしか記憶に残らないものです。
ビジネスでも最初にビシッとしたスーツを着て、礼儀正しくお別れすることができれば
いいイメージを相手に与えることができます。

表現の仕方で人の行動を変えられる

人というのは同じことを言っていたとしても
表現の仕方次第で行動や印象を変えることができます。

これをフレーミング効果 といいます。

こんな風に人に伝えるときには相手の心動かす良い表現の仕方を考えてみることです。

興味のあることだけを見てしまう

大勢の人が話しているなかでも目の前の相手の話だけを聞き取ることができる。

これはカクテルパーティー効果 といいます。

周りの音がうるさいにも関わらず、興味がある人の話だけはきちんと聞き取れる現象です。

これは、脳が邪魔な情報を頭に入らないようにブロックしているからです。

私たちは見たいものしか見ない。
お金持ちになりたい人は「お金の情報」にくいつくけど「ダイエット情報」には食らいつかない。

人は特よりも損を恐れる

A.「絶対に100万円がもらえる選択」と
B.「50%の確率で200万円、50%の確率で0円になる選択」
ならほとんどの人は「A」を選びます。

こんな風に人は損しない選択肢を選びます。

これを損失回避 といいます。

道で1万円拾うのと、1万円なくすなら1万円なくすほうが心理的なダメージがおおきいわけです。

人はボロボロに負けている状態だとギャンブルに出ます。そんな人は「B」を選択します。

ピンチな人ほど一発逆転を狙います。


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