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『頭の打ちどころが悪かった熊の話』本のせうかひ

オススメ本をいきなり

『頭の打ちどころが悪かった熊の話』

大好きな本のうち、しょっちゅう読む書籍でもダントツに読み返している一冊。
まだまだまだまだ知らない人がいたので、お薦めしたく読み返した。

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ベストセラーなのに、
ちょ、なにこのタイトル。知らない。って言ったのはどこのどいつだい!
いや、少し前の本だしちょっとマイナーだとばかり思っていたから逆にびっくりしている今わたし。

表紙から雰囲気が滲み出ていて良い。
短編オムニバスで大人向け絵本といったところかな。(文庫も出ているみたい)
思わず手に取る。書籍という所もなんだかよかった。
間違いなくジャケタイトルで掴まれた。ハイ。

でも、奇をてらってのタイトルと思うけど、まさに頭の打ちどころが悪かった熊の話なのだ。他につけようがあろうか。

まんまとスマッシュを食らった私。
穏やかな気分で、さらりとした梅酒を飲みゴロゴロしながら読むのもよし、バターサンドを苦いコーヒーで頂きながら読むもよし。
初めて読んだ時のあの、ラストにはっとするような胸がすくような、あの初めて読んだ時と同じ気持ちが欲しくて繰り返し読んでいる。今ではトイレ書籍(うちでは一等地)として。貯蔵されている。


ちょっとワクワクに飽き足らない人に勧めたり、プレゼントしたこともあった。
勿体なくてネタバレしたくないけど、新潮社の作品ページにも結構載っていたし、試し読みもできるそうだった。短編で読みやすいので是非に。


色で言うならサンダンス映画祭かなぁ。古典的な童話ではないけど、Eテレのおはなしのくにでやって欲しいな…とか。
そして舞台化や映像化されたときの配役を考えるととても楽しかったりする。
直球の大人計画かと思いきや、ヨーロッパ企画の俳優さんが合いそう。とか勝手な妄想をする。


嗚呼、こんなテイストの本だけで、部屋の床が抜けるほど一杯に埋めつくしたい。
もし私がボケて老人ホームに入ったら、読み聞かせて欲しいと友人に頼むことにしよう。


紹介するために探す作業は性に合わないから、滅多にない本の紹介の回でした笑

https://www.amazon.co.jp/dp/4101367418/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_rlLwEbC6VTX0C

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