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映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を観た
★ストーリー
・コロナ禍のなか、総理大臣が感染死して、国内騒乱となる。
・最新のAI技術を駆使して、〝偉人内閣〟が発足。
・常識はずれの政策で国を窮地から救う。
・テレビ局報道部の女性記者が家康総理の信頼を得て、偉人内閣の闇に迫る。
★女優
浜辺美波
・偉人が並ぶ壮観さに見惚れていたままのお芝居。親しみが湧く。
・坂本龍馬(赤楚衛二)とは映画で連続の共演でもあり「偉人ばかりで緊張しちゃうね」と和やかな現場だった。
・徳川家康(野村萬斎)は、にほんごで遊ぼで昔から知っていて、お会い出来て嬉しかった。とても威厳のある人なのにお茶目で、素晴らしい家康でした。
・アナウンサーの滑舌表はとても勉強になった。
・監督には立てて喋るよりも、流れでテンポ良く話すようにアドバイスせれた。
★長澤まさみ研究
・長澤世代の女優と違い、今の世代の女優は小柄な女性が多いせいか、見栄えに親近感を感じやすい。
・浜辺美波の新人記者は、小柄であることだけで頼りなさ気に見えるが、長澤まさみのように、身長に高さがあると、内面的な頼りなさを演じなくてはいけなかったのだろう。その分、若い頃は甘えた演技が多かったのかも。
・浜辺美波も〝恒星〟だと思うが、やはり長澤まさみの光度の強さはとてつもない。
★パンフレット
・偉人のプロフィールが充実。
・演者インタビューが楽しい。
・キャスティングと扮装の過程が分かる。
・読み応え、見応えもたっぷり
★まとめ
翔んで埼玉を少し現実的にした雰囲気ではあるけど、総理大臣、メディア、コロナという設定が、エンタメ性だけではなく、メッセージ性を強めていた。
家康、信長(GACKT)、秀吉(竹中直人)が中心となる構成を見ると、講談のポテンシャルの高さを、改めて感じた映画でもあった。
特に今の日本人、個人としてだけではなく、民族としての自信が欠けているように思う。そこへのメッセージが込められた映画だった。