大学教員公募戦士:JREC-IN読解は応募の第一歩
JREC-INに公募情報は出る
JREC-INを使っていない公募戦士はいないでしょう。もちろんそれぞれの大学の人事情報に公募情報が掲載されていることもありますし、学会のお知らせでも目にすることがありますが、一元的に情報が集約されている点で、JREC-IN以外選択肢はありません。
JREC-INには読み方がある
実例1「科目ストライク」
どのような人材が欲しいかを、求人内容からある程度読み取ることができます。例えば、明治学院大学のあるポストには以下が書かれています。
経営学の分野では、学位は修士号までの先生もまだ見られます。そのようななか、(1) の博士の学位を取得していることを条件としているのは、大学院の科目を担当する人材が欲しいとしていると読み取れます。
また、科目名も具体的にでてきます。「コーポレート・ストラテジー」です。自分の研究成果にこの科目に関わるものがなければ、なかなか戦えないことが予想されます。
実例2「やること一択:教育」
研究はおそらく進めるのでしょうが、それよりも教育をプッシュしている公募も見受けられます。例えば、福岡大学のあるポストには以下が書かれています。
教育のことがとにかく書かれているように読めませんでしょうか。応募資格にも、以下があります。
たった一本学術論文があればいい世界もあるのです。このポストは「共通教育センター」のものですので、研究よりも、初年次教育や語学教育にパワーを割くべきでしょう。
実例3「やること一択:研究」
大学は、教育大学と研究大学の大きく二つに分類できますが、研究大学の代表校であろう東京大学のあるポストでは以下のように書かれています。
一応、教育に関することも書かれていますが、熱量が全く違っています。
「研究指導等ができる」ということは、修士課程・博士課程の学生や、他の研究機関・大学・企業からの研究員への指導も予想できます。
JREC-INの文言は精読すべき
分野がかすったら、全ポストに応募は基本ではありますが、書類の作り方はJREC-INに書かれている文言を読み込み、どういう意図で公募してるのかを読み取る必要があります。
これまでの退役軍人会、また2021年度のP氏もJREC-INは相当な読み込みをしております。
(ここから先は投げ銭用の短文です)
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