大学教員公募戦士:単位認定
「単位を認定する」という部分で、大学教員は学生よりもすこし強い立場にあると言えます。ですから、近年シラバスに評価方法をやたらと細かく書くことになっています。
それが文科省から求められているからでもあります。
性善説の崩壊
もうかねてより崩壊していたともいえるのですが、群馬大学医学部の大量留年のニュースは、報道だけみますとちょっとやりすぎなのではないかとおもうのです。
学生は「アカハラだ」と悲鳴 群馬大医学部3年生「3分の1が留年」の異常事態
医学部はこういうことが起きやすいのか、過去にも広島大学医学部で大量留年事件が起きています。他にも鹿児島大学歯学部でも似たような事件があったと記憶しています。
教員と学生双方のこと!
ここでの性善説とは、教員のこともさることながら、学生側のそれも壊れてしまっているということも記しておきたいと思っています。すでに就職予備校している大学ではありますが、よくもわるくも文科省のおかげで、「なにを」「いつまでに」やって「なにを到達地点とするか」が示されるようになりました。
これは、大学から学生へのメッセージであると同時に、そのメッセージを正しく受け取る学生側のスキルも必要としていると言えるわけです。
厳格にすると、授業評価が下がる
公募戦士が気にするであろう一つの指標に、「授業評価」があります。この授業評価を上げるのはとても簡単です。単位を取りやすくし、がみがみ言わないことと、定量的な部分はきっちり埋めることです。
定量的な項目は、授業開始時間・終了時間をピッタリにするなどです。だれでもできることです。
対策が簡単にできるということは、文科省・教員・学生という三者間の信頼関係も攻略できてしまうわけですから、もちろん本質ではないでしょう。しかし、退役軍人は、これらをクリアしなければ次はありません。
(ここからは投げ銭用の短文です)
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