大学教員公募戦士:大学は淘汰される
3戦1敗2待ち
私大ほぼ半数が定員割れ、経営難の恐れも…今春「充足率」初めて100%下回る
私立大学には定員割れ、そして充足率が100%を割っているところがあります。新聞報道のとおり、
1) 新型コロナウイルスによる留学生入国制限
2) 大学の定員厳格化
そして何と言っても、
3) 18歳人口の減少
あたりが原因になるでしょう。にもかかわらず大学の数は増えているという意味が分からないことになっています。
大学は淘汰されるか
たぶんされます。実際、閉校した大学はいくつかあります。文科省より解散命令が出された創造学園大はちょっと毛色が違うかもしれませんが、大学がなくなってしまうということはあまり珍しいことではなくなっています。
淘汰はどこから始まるか
もっとも可能性があるのは、現在定員割れしている大学です。定員割れしていながら復活する方法は現在のところ、公営化することと、外資系と噂される学校法人になんとかつないでもらうことの二種しかありません。
時流に応じた学部学科の編成でなんとかする方法は、初年度のご祝儀的な志願者増はありますが、継続することはあまりありません。そして大学というところは文科省の縛りが思った以上にあり、一度学部学科をいじると、それが完成するまでは別の学部学科をいじることが事実上できません。
公立化に関しても大学はなんとかなりますが、「公立」の意義など問題は残ります。国立の新規開設はほぼ絶望的なところ、県や市が面倒をみることになるのにも関わらず、県外・市外の志願者が増えてしまうことなどが問題として挙げられています。
どうすべきか
割れている大学・充足率を満たしていない大学の公募に応募するのはやめておこう。これにつきます。追い詰められてそのポストしか得られない場合ももちろんありましょう。
しかし、経営的な体力のない大学での仕事は凄惨なものになります。私たち公募戦士が夢見たはずの研究を継続するという環境は、まず期待できません。かつていわゆるBF校を経験した退役軍人会がいうのですから、間違いありません。
(ここからは投げ銭用の短文です)
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