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大学教員公募戦士:今シーズンの募集がおかしい?

8月なのにも関わらず、いまだ公募情報が減る様子がありません。もちろんこれは分野によるのでしょうが、全体的な減少傾向が見られないというのは、すくなくともここ10年では見られなかったと思います。


今シーズンなにが起きているのか

学生数と専攻によって最低教員数は必ず決まります。最低教員数で大学を回すのか回さないのかは、大学次第ではあります。ここのところの大学を取り巻く環境を鑑みますと、学生獲得にやっきにならざるをえないわけです。

補助金の関係

直接的な売り上げを得るためには学生獲得がもっとも効果的です。大学の収入にはもう一つ「口」があります。それが補助金です。

国がなぜか急にばらまく予算というものがあります。ちょっと前ですと、バイオ関係でしたし、近年ですとAIやデータサイエンス関係になります。AIやデータサイエンスあたりのコースをつくるだけで「補助金」がおりてきますし、ホットな分野でありますから、学生獲得も(目先だけかもしれませんが)すこしだけ容易になることでしょう。

資格関係

資格の中でもしかもヒューマンサービス系の資格は、文科省だけではなく厚生省や経産省など多くの省庁、謎の力を持つ学会や団体が定める条件を満たす必要があります。

学生からしますと、資格=将来の約束のような謎理解があるようで、大学が専門学校化しているという批判の対象ともなっています。

とはいえ、資格課程を持つためにはその分野を専門とする教員が必要となるわけです。これがどのようなBF校でもです。

今回の現象がなぜ起きているのか分かりません

こうも公募がでる理由の特定は難しいのですが、私たち公募戦士にとっては出てないよりは相当マシなわけです。この夏休み、是非書類をつくりまくりましょう。

とはいえ、「公募がある」ということは、それがデキであろうがなかろうが、需要があるということを意味しています。

(ここからは投げ銭用です)

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