フルマラソンをらくらくゴール|2つのアドバイス
12月3日、もう何度目なのか分からない、NAHAマラソンに参加しました。
NAHAマラソンが特別にステキで楽しい大会であることは去年書いたので是非そちらを読んでいいねください。励みになります。
去年は、走り終えた後に「書きたいことはけっこうあったのに」疲労困憊でnoteの更新を忘れ、連続投稿を断念するきっかけとなった、忘れられない大会でした。
そう、フルマラソンは疲れるんだ。
感動なんてないよ。
今回も楽しく参加しました。完走するまでは想定内なのですが、とても驚いたことがあり、記事にしています。
それは、
フルマラソンは、誰でも完走できる程度のイベント。
かもしれないということ。
おそらく誰にでも再現性のあることだと思うので、普段走らない人に届くことを祈っています。
走るの好きかって言われたら、たぶんそうじゃないです。とはいえよく走ってます。
フルマラソンって大変?
以前ノートにも書きましたがが、フルマラソンを完走することは、とても大変なことと思っていました。いくつかの部分は今も大変だと思っています。
だってね、
完走後はいつも、疲労困憊死屍累々、足指足首膝に股関節、腰や背中と、かならずどこか故障してて、とにかくなにもしたくない。ホテルに戻って横になりたい。なにもしたくない。5ー6時間分の汗が気化したNaClが体中に付着しててざらざらしてるけど、風呂に入る気力もなし。おおよそ思いつく限り最上級の「なにもしたくない」精神状態になるんです。
過去参加したすべての大会でそうだったので、フルマラソンは苦行で、終わった後は役立たずを製造する、生産性の低い無謀なイベントだと確信していました。完走後速やかに活動出来るのはいわゆる陸上勢のみだろうと。
それがね、今回はどうも様子が違ってて。ケロッと。
ラーメン食べてビールいただきました。
レースの内容
まず結果。タイムは平凡。
ペースも特筆するようなものではないけど。。
過去いち疲れなかった。
最初から最後まで、何の不安もなく、週末のお出かけみたいな気分でゆるゆるとゴールまでたどり着いてしまいました。お散歩レベル。
のんびり進むだけで、どんどん距離がなくなっていく。
こんな経験は一度もなかったです。
え、フルマラソンってこんな感じ??
戸惑いつつ、中間地点を越え、海をみて、第二関門に着いてしまう。
疲れや痛みもないし、なにより周囲がよく見える。
気温かな?
確かに今回は朝は18度、今は26度か。
うん、高くも低くもないかな。
あ、もうこの直線走ったらゴールじゃん。
あーぁ、終わっちゃった。
「つらい」とか「はやく終われ」といった、ネガティブ感情はひとつも湧いてこなかった。ずっと。
ちょっと見てみましょう。
順位:ずっとあがってる。
最初だけ落ち込んでるのはトイレのタイムロスと、だいたいみんなスタートダッシュするから。想定内。
10キロ以降は、走ったぶんだけ抜かしてるんです。ずっとだよ。
ペース:けっこう安定していたようです。
いや、それどころじゃない。ほぼ一定。いやいや。
横長なので若干見にくいですが、去年は走ったり歩いたりが顕著。今年は殆ど一定の幅に収まってます。安定してるの。
考察
後半ずっと走りながら、なにがあったのかを考えてました。
なんでこんなにらくちんにゴールに向かってるんだろうと。残り時間と距離を気にしつつ、何とかゴールに滑り込もうとしていた過去のレースとは違いすぎる。
この理由、2つあると思います。
レース中に「これか!?」って思ったのは、
「メニュー通りに、練習をやり遂げた」
ということ。
これが、一番大きな理由かと。(え?)
もう一つの理由は、終わった後に振り返って思ったことで、
練習とレース中にペースを全く考慮せず、心拍数を軸に走っていたこと。
Garminのおかげ(そもそも)
昨年購入したランニングウォッチ「Garmin」は、トレーニングプランを作成し、それに沿った練習ができます。
今回、そのトレーニングメニューを、完遂しました。
けっこうな要求をされます。3時間走れとか、ハーフ走れとか。生活の中で2時間とか3時間を確保するのって結構たいへんなので、これまでは
「今日は無理だ」
ってやらないこともしばしば。
今年は、ヒーヒーいいながら全部やったんです。えらい!
Long RunとThreshold RUNは、やる毎に走力が充実して行くのが体感でわかります。3時間も走るのめんどくさいぞホント。
とはいえ、きっちり脚を作れたんだろうなぁと。
Garminのおかげ(心拍数)
心拍数、これまでぜんぜん興味なかったんですけど、
この時、Garminが不調でいろいろメニューをいじり、「心拍数ベース」に練習をシフトしてみました。本当にたまたまなのですが。
心拍数のコントロールはかなり難しかったです。何しろ心臓だし。上げ下げそのものはなんとかできますが、ペースを維持しつつやるのは相当に困難でした。でも、単調だったトレーニングが一気にテクニカルなものになっていくのは楽しかったです。
そしてなにより、心拍数ベースのトレーニングの良いところは、「疲れ具合」が安定します。ほんと、人間は心臓と肺で活動していると思い知ります。
レース当日も、ペースや残り時間はほとんど気にせず、心拍数ターゲットだけを気にしてました。登りも下りも、平地も。
ペースって、外的要因に引っ張られることが多いですが、心拍数は自分の状態が大きな要素だし、それを安定させると「疲れ」に与える影響が少なからずあるんです。レース中も、終わった後も極端に変化がなかったのはそのせいかなーって。
まとめ
らくらく完走に必要なこと。
練習することです。
たったそれだけで、
ツワモノじゃなくても、その辺のおっさんでも、
レース後の不安もなく、必ず、完走できます。
そしてもう一つ、
(まだ仮説ですが)走行ペースではなく心拍数ベースで、
練習とレースを組み立てることです。
おどろくほど、ダメージが薄いです。
関連ポスト
いつもの。
終わった後アイシングするくらいに正気。
嬉しいね。
来年も楽しく参加したいです。
おしまい。