公開学級通信 #3
コントロール
昨日の夕方、帰宅すると奥さんと長男が何やら話をしていました。どうやら長男がゲームをしているときの態度が問題のようで・・・。
私自身も自他ともに認めるゲーマーです。もっともゲームをやり始めたのはかなり遅く、高校を卒業し、大学に入学し一人暮らしをするようになってからです。(人見知りだったので、初めての土地で、初めての一人暮らし・・・。持て余した時間をゲームで埋めていたわけですね。もっともそれ以来、現在に至るまでストレス発散と言えば、ゲームになっています。)実は奥さんも同じくゲーマーなので、当然のように息子たちもゲームをします。我が家で息子たちにゲームをさせる時に私が考えているのは、「自分でコントロールできるようになってほしい」ということです。何もかも放ってゲームばかりするのではなく、自分がやりたいゲームをする時間を作るためにはどうすれば良いか考えてほしいのです。息子たちとゲームをするときの約束事を決め、その約束を破っては、一旦預かり、また返してもう一度約束し直して・・・ということを繰り返しています。その甲斐あってか、ずいぶん自分で時間のコントロールはできるようになってきたようです。
最近の長男は「スプラトゥーン3」にハマっています。しかし、このゲームちょっと曲者なのです。どれだけプレー時間を伸ばしていっても、キャラや武器を強化しても肝心のプレーヤースキルが上がらなければ勝てないのです。そして、オンライン対戦を取り入れているゲームなので、同じチームになった人によって勝ったり負けたりするわけです。つまり、小学生がやるには、ちょっと難しいゲームなのです。長男は負けず嫌いですから、思うように勝てないと、癇癪を起し、ゲーム画面に向かって乱暴な言葉で怒りをあらわにするのです。その光景を見て、弟(特に一番下の3歳児ですね)がその口調を真似するわけです。勝てなくて悔しいのは分かるのだけれど・・・、というのが奥さんの話のポイントでした。(まぁ、奥さんもだんだんヒートアップしていっていたので、途中から私が話を代わったのですが・・・💦)
さぁ、なぜこんな話をしているのでしょうか。それは、中学生であるみんなにも同じことが言えるだろうと思うからです。それは、様々なところで自分の行動をコントロールすべきだということです。例えばiPadの使い方一つとってもそうです。やろうと思えば遊び道具になり得るものですが、その気持ちをコントロールして正しい使い方をすることもできるわけです。大切なのは、どのような機能があるかではなく、使う人がどのように使うかということです。
実力テストが終わりました。結果はしばらく先になりますが、どの程度できたのかというのは自分自身が感覚で分かるのではないでしょうか。テストの出来が良くなかった・・・。すぐに悔しい気持ちが消えないうちに勉強した方がいいのは分かっているけれど・・・。実際に行動に移すことができた人はどれぐらいいたでしょうか。3年生になり、受験生となれば「しんどいなぁ」と思う瞬間は必ずあります。でもそんな感情に流されるのではなく、自分の気持ちをコントロールして「しんどい」勉強に向かわなければならないのです。自分自身をコントロールすることって、すごく難しいです。でも、中学校を卒業するまでに様々な場面で身に付けてほしいなと思っています。
2023年1月12日発行
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