外資系企業人事部長の部下へ宛てたHR Letter「グローバル企業での働きかた」第28話 運を呼び寄せる人
第28話「運を呼び寄せる人」
「自分はついていない」あるいは「自分はついている」と人それぞれですが、願わくばついている人になりたいと誰もが思います。そうなるためには運を呼び寄せる人になればよいと思います。「運も実力のうち」ということわざがあります。運を呼び寄せることは実力であって、努力して得ることのできる実力と同じ価値があるともいえるかもしれません。
かくいう私自身、運が強いのかどうかはさておき、今までの人生を結構ラッキーだったと思っています。そこで私が運を呼び寄せる人をどう考えているか、その人の要件を以下のように作ってみました。
運を呼び寄せる人( ⇔ 運を呼び寄せられない人)10のポイント
1.いざという時にふんばりの効く人 ⇔ 本番に弱い人
2.なにごとにおいても後に残らない人。切り替えの早い人 ⇔ 失敗を長く引きずる人
3.ものごとの全体像が見える人 ⇔ 目の前のことにこだわり、周りが見えなくなる人
4.ものごとの大切なポイントを押さえられる人 ⇔ ポイントが絞れず、優先順位が付けられない人
5.これと思うことには執着する人 ⇔ 淡白な人、すぐあきらめる人
6.ネアカな人 ⇔ ネクラな人
7.常に自己肯定ができる人 ⇔ 自分に自信がない人
8.相手に自分の弱みを見せられる人 ⇔ 常に虚勢を張ってしまう人
9.ごめんなさいといえる人 ⇔ 間違ってもなかなか謝れない人
10.状況に応じて対応を変えられる人 ⇔ なかなか方向転換できない人
こうやってまとめてみると、運を呼び寄せるとは技術ではなく、ものごとの捉え方、考え方だと思います。考え方というのは日々の細かな取り組みによって変えることができます。
つまり、考え方を変えることで誰でも「運を呼び寄せる人」になれるということではないでしょうか?