![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163889851/rectangle_large_type_2_63d11b8dafb6b46b0b29600c6db88a3b.png?width=1200)
ZMOT
ZMOT(Zero Moment of Truth)は、Googleが提唱した新しい消費者行動のプロセスです。 従来の購買プロセスは、「広告などで商品を知る」→「店頭で商品を見て選ぶ」→「購入後に使って評価する」という流れが一般的でした。しかし、インターネットの普及により、店頭に行く前に情報を調べて判断する段階が加わりました。これがZMOT(ゼロの瞬間)と呼ばれています。
ZMOTでは、消費者は商品やサービスについて検索をしたり、レビューや口コミを読んだり、価格を比較したりして購入を検討します。この時点で多くの人が、すでに「買うかどうか」をほぼ決めていると言われています。そのため、店頭での工夫だけでは十分ではなく、この「調べる瞬間」で選ばれるための対策が重要です。
企業がZMOTに対応するには、次のような取り組みが求められます。まず、消費者が調べたときに自社の情報が見つかるよう、検索エンジンでの対策(SEO)が必要です。さらに、信頼できるレビューや口コミを増やすことや、商品に関する分かりやすい説明や動画を用意することも効果的です。また、多くの人がスマートフォンで情報を探すため、モバイルでの見やすさも大切です。
ZMOTへの対応をしっかり行えば、消費者が購入を検討する段階で自社の商品を選んでもらいやすくなります。この瞬間を意識した情報提供が、購買行動に大きな影響を与えると言えるでしょう。