情報感度を高める
情報を手に入れることは比較的簡単にできます。しかし、本当に自分にとって必要な情報なのかどうかまで考えているでしょうか。そもそも情報を手に入れているつもりになっているだけで、実は情報収集が不足しているということもあるかもしれません。
自分が仕事をする上でどのようなことに気をつけておくと情報感度が高い状態かを考えてみます。まず、業務分野の本を5冊以上読んでいるか。専門書を20冊読むとその分野の専門家になれると言われますが、自分の担当する業務について基礎を勉強しているかはパフォーマンスに影響します。どんな本を読んだらいいのかで悩むなら先輩、上司に聞いてみることです。先人の知恵、気づきを学んでおくことは基本として重要です。
次に、自社、他社の商品を知ることです。自社の商品は仕事の中でも常に触れるものですから自然と知る機会は多くありますが、他社を知ることは意図的にやらないとつい後回しになります。全く同じ商品でないにしてもお客様が比較したり、ブランドスイッチするのはどの商品なのか。その商品はどんな特徴があり、ベネフィットがあるのかなどを研究することで、自社の強みもわかりますし常にアンテナが立っていくものです。
もう一つ大切なことは、自分のテーマを決めることです。例えば採用をテーマにしておくと、求人というキーワードが自然と目に入ってきます。街中にある求人の情報、TwitterなどのSNSに流れてくる採用にまつわる情報、もちろん求人情報サイトも目に入ります。さらに、同一エリアに大型商業施設がオープンするという情報を見ると、アルバイト採用の激化を想像して、もしアルバイト採用をしてるなら採用戦略の見直しも考えるようになります。ニュースを見ていても「求人倍率」「同一労働同一賃金」「ジョブ型」など関連する情報が気になるようになります。自分が担当している仕事に関するキーワードが目に入ってくるようにまずは「自分でテーマを決める」ことからスタートしましょう。