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仕事を楽しむコツ

大学3年生の6月から就職活動をスタートして就職するまでに約2年。しかし、一般的にみると就職して2年以内に離職、転職する方もいます。その理由は様々ですから一概に考えることはできませんが、「仕事が楽しくない」と感じる方も中に入るのではないでしょうか。仕事が楽しくないを分解するとそこに様々な要因がある中で、自分自身が変わることで「仕事を楽しむ」ためのコツがあります。

モチベーションに関する研究で「ハーズバーグの動機付け・衛生理論」というものがあります。

■衛生要因
給与、福利厚生、経営方針・管理体制、同僚との人間関係、監督といった仕事に関する不満に関わる要素
■動機付け要因
達成、承認、仕事そのもの、責任、昇進、成長といった仕事の満足に関する要素

モチベーションを高めるには仕事に関する不満を取り除くだけではなく、動機付け要因も満たしてくことが重要であるという考え方です。就職活動で会社選びをする際、衛生要因に関する情報ばかりに目がいきがちです。目に見えやすい部分でありますが、ここだけではないことに気づくようになります。このモチベーションに関する研究に、仕事を楽しむコツが隠れています。

「達成」動機付け要因の中でも非常に大きいのですが、達成感を日々感じているでしょうか。仕事が全然終わらないし、やることもいっぱい。やってもやってもいつゴールが見えるのか・・・。そんな気持ちになっていると仕事をこなすことで達成感にはつながっていかないものです。だからと言って達成は誰かに与えられるものでもありません。「ここまでよくできたね!達成です!」と言われることもありますが、やはり自分で立てた目標を達成すること、そしてそれが認められることがやりがいにつながっていきます。与えられた目標よりも、自分がこれをやると決めて達成する。仕事を楽しむためには欠かすことのできないものです。

そして次に「承認」があります。上司や会社に認められる。もちろんこれは大切なことであり、上記の理論も職場での承認を前提に言っていると思いますが、「自己承認」ということも考えられるのではないでしょうか。自己満足とか、自己完結ではなく、自分を自分で認めるということです。できないことに焦点が当たって、自分はこれもあれもできないと落ち込むこともあります。しかし、できていること、成長したことは日々必ずあります。今日一日自分ができたことはなんだろうか、成長したことはなんだろうか、そうやって自分を承認し続けるのです。誰かに認められるために生きるのではなく、自分が自分を肯定し、承認することで、やりがいにつながります。

仕事を楽しめないことの一つは誰かに依存したり期待をしているからです。依存から自立、相互依存まで関係性を高め、自分で自分に期待をすること。目標は自ら計画してその達成を自ら褒める。実は、誰かがやってくれるとずっと待っていてもその時は来ないかもしれません。自分で自分に向きあることができれば、今すぐからでもできます。なぜ主体性が求められるのかは、自分で仕事を楽しんで欲しいからとも言えます。楽しい仕事があるわけではなく、仕事を楽しむ自分がいるのです。


「ハーズバーグの動機付け・衛生理論」参考記事


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