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ゴールイメージと目的を明確にする

何かにとりかかる時、ゴールイメージを描けているでしょうか。建物を作るとき、まず図面を引きます。図面の中で詳細を検討します。図面もなく作り始めてしまうと、どこまでも完成のない建築作業が始まります。ここに部屋作ろう、ここの壁はやっぱり邪魔だな、トイレの位置はやっぱりそこじゃない、などその場その場で検討していたら、時間がかかるだけでなく、ちぐはぐの建物になってしまいます。玄関だと思ってあけたら勝手口になっていたり、外側からしか入れない部屋があったりとひどいものになることが想像がつきます。普段の仕事でもこんな事になっていないでしょうか。まずはゴールをイメージすること。ゴールと同時に目的を明確にして、そこから逆算し、設計をすることです。

物事は2度作られます。1度目は設計・計画段階。計画をする時に、目的とゴールをまず考えます。何をするのかよりも、なぜやるのかを、何を完成させるのかを描きます。そのために何をするのか、期日やマイルストーンを置いておきます。まずここで設計が不十分だと行動ができませんし、ゴールに至る事ができなかったり、行動したけど違う結果になってしまうということがあります。計画だけに膨大な時間を費やしていてもいけませんが、疎かにする事はできません。そして、2度目は、実際に完成、達成するときです。計画に基づいて行動し、イメージしていたゴールが現実のものになります。

ゴールイメージのない状態で、行動し続けることは相当なパワーが必要です。ビジョンを持っていて、自分の中でぼんやりとでもゴールイメージを持っていれば行動できるかもしれませんが、チームなどで目標を目指すときには明確なゴール設定が必要です。誰かと一緒に行動をする時に、お互いがどこに向かおうとしているのかを合わせておくことや、共通のゴールがないと、バラバラの行動をします。旅行に行くために駅に集合したものの、海に行きたい人、山に行きたい人がそれぞれいたら、そもそも出発できません。出発できたとしても、やっぱり海には行きたくないといって途中下車をしてしまうかもしれません。常にどこを目指すのか、何がゴールなのかを明確にしておくことが大切です。

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