見出し画像

本当に自分がどうありたいか

If today were the last day of my life, 
would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だとしたら、
私は今日やろうとしたことを本当にやりたいだろうか

スティーブ・ジョブズの有名な言葉です。人によってこの言葉から受け取ることはいくつもあると思います。現状を否定して、今自分がこれをやるべきではないと判断するよりも、今、この一瞬も、ワクワクしているだろうかという問いかけに聞こえてきます。自分が本当にやりたいと思って取り組んでいるだろうか。理解によっては現実からの逃避するために、自分の背中を後押ししてしまうようにも聞こえてきますが、どのような取り組みであっても、それは自分の向き合い方次第です。

行動と気持ちが一致している時、物事が前進します。本を読みたいなと思っているときは、あまり本を開こうとはしません。今、困っていてそのヒントを探したいと思っているときは、必然と本を開きます。自分の中に課題感があったり、本当に湧き上がる意欲がある時、必然と行動をします。しかし、自分の中にこれがしたいという気持ちが沸き立つものがないと、行動も中途半端になってしまうのです。就職活動もしなければいけない、という気持ちよりも、自分の将来を考え、「こういうことがしたい」と思えていると、自然と行動をします。

今自分がやっていることは本当にやりたいことでない、と行動を止めてしまうことがあります。しかし、本当にやりたいことは何でしょうか。本当にやりたいことは、目の前のことに向き合い、全力で取り組んでいる人に見えてくるものです。もし、現状で壁を感じ、これは自分がやりたいことではないと感じているのであれば、もう一度、自分のあり方を見直すきっかけになります。壁はいつも現れます。壁を避けようとしても、追いかけてきますし、乗り越えることで新たな壁に出会うことになります。成長しているなら、その壁はどんどん高くなっていきます。どう向き合うか、自分がどうありたいかは自分自身への問いなのです。

時間は有限です。どこに一番力を使う必要があるのか。今立っているステージによって異なるということも理解をしておく必要があります。スポーツでも初心者とプロでは必要なことが違います。初心者がプロと同じトレーニングをしても体を壊してしまいしますし、プロが初心者と同じトレーニングをしたら、時間を持て余すことになります。「私は今日やろうとしたことを本当にやりたいだろうか」この問いも、自分の置かれた状況によって違います。体力をつけないといけない時に、基礎トレーニングがやりたいことではない、とは言ってられません。ただし、基礎トレーニングを目的にしていてはいけないとも聞こえてきます。本当にやりたいことはその先にあり、早く次のステージに進まなければいけないということでもあります。自分がどうありたいか、どうなりたいかを常に中心に置き、今日をどう過ごすかに向き合いたいものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?