🔴いつも大安吉日69 〜ともに暮らすことともに生きること〜
【ともに暮らすことともに生きること】
こどもの日からこどもがふえた
うちでもちつきやって火遊びしてそのままうちにこどもがいるんだ
うちのこが四人、ともだちのところも四人
三年生のおとこの子は連日うちにお泊り
はじめましての人がちょっぴり苦手なそうげんと、とても気が合うようだ
たまもいっしょにおとこ三人なかよしだ
ふーちゃんも突然やってきたおねーちゃんや、同じくらいのおんなの子と楽しそうだ
朝から雨が降ってたから家の中はぐちゃぐちゃになってたけどね
宝探しにゲームにチャンバラ
朝めしにひとつだけ残ったまあるい餅も焼いてはみたけど、そんなものは一瞬でなくなり「ピヨピヨ」小鳥のように催促はつづく
食べ盛りのころはたぶんまだ先のこと
それでもやっぱり食うときは食う
ぼく自身中学時代はものすごい食ってた
「一週間に米10キロ食べてたよ」とはうちのおかんがよく話すネタ
まずはやはり米だな
米をいっぱい作るしかない
こどもたちも自分の田んぼをやってもらおう
🔴田んぼにしたいな
昼前に雨もあがった
このチャンスにトラクターにおんなの子とふーちゃんを乗せて、うちから3分のうちの田んぼまでデート
この田んぼもまた、去年の台風で土砂が入ってしまったところがある
でもそれはほんの一部だけのはなし
だけどここで田んぼをやらないのは、まず用水路がとりあえず復旧しただけだから
「また雨がたくさん降ったら、土のう袋で押さえてるだけの管は外れるぞ」
そのエリアで唯一田んぼをやるおじさんがそんなことを言ってた
さらにまだ柵ができてない
何十年も田んぼにしてないからまずは大豆を育てて場所を整えていきたい
そんな理由で今年そこで田んぼは出来ない
でもやっぱり手をいれるとやりたくなる
🔴まずはやりたい気持ちのお手伝い
トラクターで耕してみようとしたがよく見るとわりと大きめな石がチラホラ
まずはそいつを取り除くことになった
畦に石を運び出していると一年生のおんなの子がぼくに言ってきた
「おしっこしたくなっちゃった」と
だれもいない集落のさらに奥
どこでもいつでも用を足すことが許されてる
木かげに向かうおんなの子を見ながらふーちゃんも「おしっこー」と言い出した
いつもぼくかスニが手伝ってあげておしっこをさせていたふーちゃんがとことこ追いかけていった
おんなの子と時間差で帰ってきたふーちゃんがうれしそうにひとこと
「おしっこできたー」って元気に言った
ぼくは作業しているときにおしっこを手伝うのがめんどうだった
ひとりではやくできるようになってくれって思ってたし、たまにそう言っちゃってた
それはふーちゃんにはプレッシャーのようになってたかもしれない
余計にひとり立ちを遅れさせてたかも
おねーちゃんのマネをしたらすぐできた
自分からやりたいってときののみこみはやっぱりすごいな
トラクターに絡まっている草も鎌でとる
ぼくがおねーちゃんに少し説明すると、今度はそれをふーちゃんにおしえてあげてる
真剣にそのはなしを聞くふーちゃん
チャリでおとこ組もやってきた
かーちゃん組も歩いてやってきた
また枯れた草木でチャンバラをはじめた
「石があったら外にだしてねー、あそびながらでいいからねー」
みんなでやれば仕事ははやい
しかしこどもは飽きるのもはやい
飽きてきたらうまいことまとめていく
「じゃああと10個ずつ拾って終わりにしようぜ」
ぼくもやさしく言えるようになった
おかげさまで雨がまた激しく降りはじめるころにはおっきな石もなくなって、トラクターで全面耕すこともできた
みんながたのしく作業するって効率いいなー
🔴みんなで生きること
すぐにあたまから消えてどっかにいっちゃうけど、ぼくはだれかを枠にはめたくない
ぼくの正解はだれかの正解でもなく
ぼくの間違いがだれかには正解かもしれない
受け取り方や気分でそのときどきで変わることだってよくあることだ
ぼくがなんせいちばんの気分屋だからね
だからこどもになにかを教える必要なんてないのかなとはよく思うんだ
いっしょに暮らす上で最低限の共有しておきたいことは教えるよ
あとの必要なことはその都度まわりが教えてくれると思ってる
ともだちの遊んでるおもちゃをいきなりとったらそのこは怒るだろう
そこでその怒りから「なんでだろっ」て疑問をもって考えればいい
用水路に石を放り投げたら近所のおじさんに怒られる
その怒られたことから「だれかが困るんだな」って感じてくれればいい
ぼくはその理由をコレコレこーだから「おれなら嫌だな」って軽くちょっとだけ伝えてあげれるだけでいい
もちろんすぐには出来ないことだらけ
だっておとなのぼくでもまったくできてない
「おとなでもできないことはいっぱいだけど、ちょっとずつできるようになってきた」
そんなぼくの経験を伝えてあげればいいのかなあ
ふーちゃんのおしっこも、畑で石拾いしてくれたことも、どっちもこども同士のやりとりがまずはベースにあった
近い存在のにーちゃんねーちゃんといっしょに過ごしながらたくさん覚える
そのにーちゃんねーちゃんもまた近くの誰かからたくさん学んだんだろうな
それは結局ぼくらおとなの見せる背中につながってくる
やっぱり言葉で教えることはそんなにない
ぼくはただ楽しく生きる背中をみせるだけ
ぼくはぼくの中の正解を生きるだけ
「こんなことばっかりやっててもたのしく生きていけてるでしょ」
それをこどもが見て感じて、それでどうしていくかはこどもが決めることなんだよな
ぼくはたのしく今日も餅をつくぞっ
こどもたちよ愛の手をたのむ
うまい餅をつくのを手伝ってくれたら
ぼくはそれでうれしいよ
草餅と紅白のめでたい餅
欲しい人はまた連絡ちょーだいね
ひとつ500円です
得意技との交換も大歓迎ですよ
ではみなさんもすてきないちにちを
雨上がりの縁側からの庭
きもちいいなー
五穀豊穣 子孫繁栄
大安吉日や さかいひろし
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