🔴いつも大安吉日56 〜ただおやじの背中を見せるだけ〜
【ただおやじの背中を見せるだけ】
うまいうまい新玉ねぎ
仲間の農家からのいただきもの
実がうまいのはもちろんのこと
きれいなみどりの葉っぱもうまい
「らーめんなんかの出汁にいいよー」
そんなすてきな使いかたを聞いたので、それをすにに伝える
新玉ねぎの葉っぱと干し椎茸出汁のスープ
うまいあつあつらーめんができあがってきた
一心不乱に麺をすすって一気に食う
ぼくは残ったスープにふき味噌溶かして完食
うえの子たちも食べ終わってそれぞれの持ち場でつぎの遊びをはじめてる
そんななか最近たくさん言葉とおしゃべりを覚えてきたふーちゃんが最後まで食べている
どうやら完食はできなそうだ
スープと麺をほんの少しばかり残していかにもおなかが満たされたような声でこう言った
「ふぅ〜、もうおなかぺっこぺこ」
大人が言ってるならかなり程度の低いボケだ
しかしふーちゃんは本気で言ってる
ぼくはもちろん「おいっ」とツッコむ
たまがちょっと残したスープにぼくはまたふき味噌を溶かす
「つめたくなったスープにも合うね」
そういうとまたもふーちゃんがつづける
「ふーちゃんもつめたいのがいいなあ〜」
器に盛られてからどれたけ経ったんだろうか
すでにもちろん冷えきっている
本気のボケをふたつ重ねてきたんだ
うちの中がまた笑い声につつまれた
こどもはいつも全力本気だ
🔴気分屋といえば気分屋なのか
無事に伐採を終えて帰ってきた
今回も帰りの軽トラは荷物満載だ
薪に野菜に豆、そしてストーブ
なんとストーブがまた出ちゃったのよ
冬の終わったいまストーブがでる時期なんだ
いつも割った薪をいただけるところで、その薪を燃やすストーブまでいただいた
「この小屋で使ってたけど、ここ広すぎてこれじゃあったかくならないからどうぞ」って
手持ちの使わないものを手放しはじめてた
お宝あげます宣言したばかりだった
でもこれは冬になれば使うからね
こういうものはしっかりストックしておこう
「昔はおまえもこうだったのにな」とか
「この前はこう言ってたじゃん」とか
そんな風にいわれることもある
ぼくもそんな風に言ってしまうこともある
もちろんそれで誰かが悲しくなったり
誰かを傷つけることがあるならそりゃだめだ
でもそうじゃなくて自分完結できることなら
そのときそのとき話しはかわる
そのときそのとき気持ちはかわる
ぼくはいつも意識する
「絶対なんてことは絶対にない」
世界はまだまだ知らないことだらけで、もしかしたら「絶対」があるかも知れないから、そんな感じのことを意識しておこうくらいだけど
100%コレってことはあんまりないと思っているんだ
0か100かってのもないと思ってる
1と99のときもあるし、50と50のときもある
それはぼく自身に対してももちろん同じ
こんな変化しまくる時代なら尚のこと
いまはこっちの考え寄りなんだなとか
いまは自分の想いゴリゴリより少し抑えたほうがみんな喜ぶだろうし伝わるだろうなとか
軸がないわけじゃなくて
ぼくの軸は動くんだ
いろんな時期のいろんな想いや、いろんな人のいろんな考えがのってバランスをとる
いつも軸の動く変則的天秤スタイル
これがぼくの理想のスタイルだ
天気次第で動きがかわる
その場の流れで行き先がかわる
いままでもそんな感じでどこに向かってるのかわからなくなったときもあった
でもそれがいまなら体験としてわかってる
道は全部つながってた
すべてのことがすてきな体験としていまの暮らしに生きている
なにかを極めずにちょこちょこといろんなことをやってきたことが、百の仕事をこなすことを目指すぼくには必要なことだった
なんでもできる百姓を極めよう
🔴おやじの背中
夕方から軽トラいっぱいの薪を積みはじめた
それと同時に薪置き場をつくった
あるもんでとりあえずのいつものやつ
そうげんが「やりたい」って手伝ってくれた
おかげさまですぐに壁一面が薪になった
なんにも言わなくてもやりたいことはやってくれる
やりたいことを発見させてあげるためにも、ぼくは近くで「やってる背中」を見せていてあげたいな
正解も絶対もない
だからぼくは「ぼくがたのしくぼくのやり方でやっている背中」を見せてあげるだけ
教えてあげられることなんてあんまりないな
今日もたのしくやりますよ
みなさんもすてきないちにちを
五穀豊穣
子孫繁栄
大安吉日や さかいひろし
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