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隣町の代表監督がTRをメモボード片手に学んでくださっていた話。
こんにちは。
スポーツコミュニケーションアドバイザーの田原直弥です。
今日は指導している少年サッカーのTR(トレーニング)にて、真剣に僕のTR風景を観てくださった先輩がいて、17歳差(?)ある若手から学ぼうとする大人にものすごく感銘を受けた話をします。
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11月28日(土)は隣町のチームとの合同TR。熊本県阿蘇市の少年サッカーは子どもの人数や指導者不足で2チーム合同でTRしたり試合に出たりすることがあります。
その先輩コーチは隣町チームの代表監督。一緒に合同TRを受け持つのは初めてでした。
僕はTRで技術やスキルと同じように「考える力」も育む方法をとっています。だからTRでは指導者が教えすぎるのではなく、質問して選手の気付きや発見を促しながら進めています。
TRでの会話の割合は「指導者:選手=3:7」。
最終的には選手同士でプレーの指摘をしたり改善策を伝え合ったりできるように目指しています。
そのTR風景を観て、その先輩コーチはメモボードを片手に真剣に気付きを書いて下さって、
ものすごく真剣な表情で、選手の変化を見守りながら、指導の様子を学んでくださいました。
指導風景をこのようにメモボードまで持って学んでくださることなんて僕自身初めてのことだったので多少の緊張はしましたが、それはありがたいこと。見合うように頑張りました。
TR後、今回のTRのフィードバックをもらいに先輩コーチと話していると
「今日の指導を見ていて、俺は押し付ける指導をしていたかもしれない。プレーに正解があるかもわからないのに。この時はこうした方がいいという言葉がすぐ出てしまう。指導するって難しいね。いろんな指導者のTRを観て学ばないといけない。」
僕へのフィードバックより、これまでの自分と向き合っている姿がありました。
変化しようとしていること。
学ぶことを辞めたら教えることも辞めないといけないって言われるようにそれを体現していたこと。
それを感じて、感銘を受けました。
僕の指導を観て、何かに気付き、深く考えて下さっていただけでもありがたいこと。
年上が若手から学ぶ姿ってどこかかっこ悪いと捉えがちで、
良しとされないことがありますが、かっこよくないですか?
どんな人からも学ぼうとする大人はかっこいいですし、
僕はそのコーチにものすごく敬意を持てるようになりました。
だから僕も選手から学ばないといけないし、後輩コーチからも学び続けようと改めて思いました。
どんな人からも学び得ることがある。
これ大事ですね。
話は少し変わって、
スポーツ指導って、選手を上手くする手段や方法はいくらでもあると思うんです。
押し付けた指導をして結果がでることもある。
だけど一つのやり方しか知らない指導は選手の可能性を狭めるのではないでしょうか。
だからいろんな指導の仕方を観て学んで、その時々の状況と選手の個性に合わせた指導に変えていく。
指導者の在り方も大切になってきますね。
学び、更新し続ける。
先輩の姿から僕も学ばせていただきました。
感謝!