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「筋トレの本質」
・はじめに
・〇〇理論
・〇〇式トレーニング
・デカくなりたきゃこれをやれ!
etc…
最近YouTubeやSNSでよく目にするワードです。
働いているジムでもお客様からも
「〇〇理論を取り入れてみようと思います!」
「YouTubeで見たこの種目を教えて下さい!」
などとお声かけを頂く事が多いです。
私もトレーナーとして活動する上でトレーニングの知識だけではなく、業界の情報は常に確認する様にしています。
勿論、YouTubeやSNSでお客様から質問を頂く内容も確認し精査しています。
最近はYouTubeやSNSなどで簡単にトレーニングの情報を得る事ができ、「便利な世の中になったなと」思う反面、
「え?この人何言ってるの?」
「言っている事が破綻している。」
という事が多くあり、中にはトレーナーである私でさえも騙されてしまいそうな内容もあります。
「これは初心者や中級者の方は嵌ってしまうな」
と思いながらもYouTube自体は楽しく拝見しています…笑
その様な中、今回の内容は基本中の基本にはなりますが、案外皆さんが忘れてしまっている
「筋トレとは何なのか」
についてを解説していきます。
※今回は「筋トレ」についての解説です。
「フィットネス」の解説ではありません。その為「楽しさ」や「やりがい」などのメンタルヘルスの部分は切り離して解説していますのでご容赦ください。
・筋トレの本質
いきなり結論から入ります。筋トレは、
「筋肉をつけるため」
に行います。
日々ジムに通ってトレーニングされている方々は
・ダイエットをして見た目を良くしたい!
・体付きを逞しくしてカッコ良くなりたい!
・ボディビルやフィジークに出てみたい!
・スポーツのパフォーマンスを上げたい!
など様々な目標を持っていると思います。
人それぞれや目標は違いますが、最終的には「筋肉をつける」事を目的に筋トレをしているという事になります。
「筋トレは筋肉をつけるために行う。」
という事は常に忘れないようにしましょう。
ここで一つ注意しなければならないのは、世の中には
「筋トレをあたかも魔法の様に扱う方がいる」という事です。
・筋トレをしたらうつ病が治った!
・筋トレをしたら姿勢が良くなり痛みが消えた!
・筋トレさえしていれば何でも上手くいく!
などなど、この様な事を言う人が実際にいます。
トレーナーである私から言わせて貰えば、
「筋トレで病気が治ったらお医者様必要ない。」
「筋トレだけで姿勢を直すのは難しい。」
「筋トレをやる事により全てが上手くいけば悩む人はいない。」
と言う事です。
筋トレの目的は「筋肉つけること」です。
上記の様に言う方々は
「その人が運よく、トレーニングの中に楽しさを見出す事が出来たり、自分の症状がトレーニングをと偶然適合した。」などトレーニングが自分に合った方々です。
あたかも筋トレが万人の悩みを解決する魔法の様に扱うのはかなり無理があります。
「筋トレは筋トレでしかない。」
この事も忘れない様にしましょう。
・流行に流されないためには
「筋トレは筋肉をつけるために行う。」
この事は前項から分かって頂けたと思います。
そうなるとトレーニングをしている方が抱える悩みの大半は「筋肉がつかない事」が悩みになるのでは無いでしょうか?
・フォームが正しいか不安
・効いている感じがしない。
・重量が伸びない。
これらの悩みは「筋肉がついてきていれば」悩みにはならないと私は考えています。
では、「筋肉がつかない」悩みを抱えた時にどうすれば良いのか。答えは簡単です。
「日本の研究者、教授の方が残してくれたデータや教本から答えを得れば良い」のです。
ただ、これらを一般の方が精査をして情報を得る事は非常に難しくなります。その時に頼りにして頂きたいのが「トレーナー」です。
私達トレーナーは一丁前にお客様を指導していますが、その知識の礎となっているのが、研究者や教授の方達が形として残してくれているデータや教本です。
それらが無いと私達は仕事になりません。笑
日本の研究者や教授の方々は世界から見ても本当に優秀で本当に素晴らしい研究や結果、教本を残してくれています。これは現代だけでは無く、はるか昔の先代の方々から受け継がれている産物です。
その為、それを伝える私たちトレーナーはしっかりと責任を持って学び、お伝えしなければなりません。
しかし、世の中にはそんな素晴らしいデータや教本達があるのにも関わらず、
・〇〇式トレーニング
・〇〇理論
・デカくなりたきゃこれ一択!
など、よく分からない方法が発信されます。
勿論、〇〇式トレーニングには教授の方が考案され、しっかりと証明されているトレーニングも存在します。
ですが、ビジネスの側面だけに囚われたトレーナー達が、まるで自分が開発したかのように普及を始めていきます。
ここまで蔓延しているとこの様な風潮を止める事はほぼ不可能です。
せめてこのnoteを読んでくださっている皆様は、
「学術的にしっかりと根拠付けがなされている正しい情報を発信してくれるトレーナー」を選んでくれる事を願っています。
「筋トレは筋肉をつけるために行う。」
「筋トレは筋トレでしかない。」
厳しく聞こえる様で大切な考え方です。
筋トレで迷ったり、悩んだ際に是非思い出して下さい。
・おわりに
今回は「筋トレの本質」について私なりに解説をしていきました。
筋トレに対する考え方は人それぞれあると思います。今回の私の解説は1つの参考として捉えて頂けると幸いです。
「筋トレは筋肉をつけるために行う」と言いましたが、その中に楽しさや喜びを見出す事が出来れば、これほど楽しい事はないと思います。
怪我せず!楽しく!健康に!トレーニングをみなさんで楽しんでいきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました💪