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採用人事の仕事に向いているのはどんな人?

こんにちは。タガックスです。
前回は「結局、採用人事の仕事は楽しいのか?」というテーマで掲載しました。
社員の人生に関わることができたり、裏方ながら事業推進の原動力となっていたりとやりがいもある反面、他人の人生を左右する判断をすることへのプレッシャー、また業務の特性から社内では孤立しがちな傾向があったりと、良い面も悪い面もある仕事です。
 
今回はそんなことも踏まえながら、「採用人事の仕事に向いているのはどんな人か?」について書いてみます。
 
★他人に寄り添える、でも適切な距離を保てること
 採用人事の仕事をしていると、求職者や自分が採用した社員からいろいろな相談を受けることがあります。もちろん社員の気持ちに寄り添って対応することはとても大切なことです。
ですが、背追い込み過ぎないようにすることも必要です。あくまで仕事の範疇として、自分の中での線引きを決めておいた方がいいでしょう。
特に悩み事やトラブルを抱える社員に対して、力になりたい、なんとかしてあげたいと考えることは当然ですが、親身になりすぎるあまり、自分がつぶれてしまったり、追わなくてもいい責任を負ったりしてしまっては本末転倒です。
面倒見の良い人が向いている、と言われることがありますが、「面倒見が良すぎる人」はむしろこの仕事には向いていないと思っています。
 
★自分の仕事を客観的に振り返ることが出来ること
採用人事に限らず一般管理部門全般に言えることなのですが、社内に同職種の人が少ないため、自分の仕事ぶりを客観的に評価することが難しいという悩みがあります。営業や製造、エンジニアのように、同じ仕事をしている人が社内に大勢いれば、自分の仕事ぶりの相対的な評価や位置を把握することができるのですが…。
また採用という仕事の性質上、取引先から叱られるなどの機会もあまりないです。仕事で接する社外関係者は求人への応募者なので、ポジティブな反応が返ってくることがほとんどです。(心の中ではどう思われているかわかりませんが…)
以上から、油断していると「井の中の蛙」になってしまう危険があります。そうならないためにも、自分の仕事ぶりを客観的にとらえることができること、そのために社外からも情報を取り入れて仕事に活かすことが求められます。

…というわけで、仕事の経験を通じて考えた「採用人事に向いている人」について書いてみました。一般的なイメージとは異なる部分もあったかと思います。どんな仕事も、外側からは見えない一面があるのかもしれませんね…。

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