白も黒もなく受け入れる日本文化の始まり
は奈良にあるのかなと思いました。
人生初、奈良に行ってきました。
宇治駅から先に乗ったことがなかった奈良線で、ついに終点へ降り立つ!
奈良に全く詳しくないので、モデルコースを参考に観光してきました。奈良旅行ご検討の方、おすすめです。
奈良駅から東は鹿エリア
興福寺
奈良駅から大きな通りが出ていて、そこを歩いて行くと興福寺や春日大社、東大寺といった観光地に繋がっています。
まずは、駅から近い興福寺へ。
広い!敷地が!すごく歩く!
こんなのもありました。
何度も焼失、再建している中で今はもうない建物もいくつかあります。できた当時はどんなに華やかだったろうか。また仏教の当時の影響力も想像させられます。
そして興福寺と春日大社は明治時代まで神仏習合で一体となっていたそうです。今でも親しく繋がりが続いており、奈良の歴史の深さを感じます。
次はそんな春日大社へ。
鹿撮りすぎて春日大社の写真忘れてた
興福寺から出るとじわじわと上り坂。山に登っていきます。
そして現れる。
奈良県出身の方から話に聞いていた奈良の鹿。想像以上にいっぱいいた。
参道は観光客で賑わっていたんですが、鹿は全く避けず動かず、むしろ人が避けて歩いてました。歩きスマホしてたら危ない。
鹿に気を取られすぎて本殿の写真忘れてた!痛恨のミス!
本殿からさらに山を登っていくと若宮神社と15の摂社が。
今でこそ観光バスで近くまで来てスニーカー履いて歩くだけですが、平安時代の人とかどうやってここまで来てたのか不思議なくらいの道のりです。しかも重い装束で。昔の人はすごい。
国宝殿ではこんな展示が。
めちゃくちゃ大きい太鼓です。
本物の展示もされていて、すごいオーラで感動しました。しかもちゃんと使われた形跡、太鼓の中央が長年叩かれて色がなくなっているのも感動。
どんな音がするのか気になります。あと叩き手の腕とか肩がすごく疲れそう。
東大寺
歴史の教科書で見たことある選手権があったら優勝するやつ。東大寺の大仏。見れました。
教科書では正面からの写真しか見られなかったので、360度ぐるぐる回って見てきました。
後ろのやつだけでもこんなに厚い!
あと、両隣にはこんな感じに…
別の仏像があったり、また、大仏殿の隅には
こういうのがあったりして、とにかくスケールが大きい。自分が小さくなった気になります。
手だけでこのサイズ。
それから春日大社と同じく山を上り、修二会でおなじみ二月堂も見てきました。
二月堂からの景色、素晴らしかったです。
西ノ京エリア
奈良の西は東側と異なり観光地が点在しており、ひたすら歩いてまわりました。(バスもあります。寄り道したかっただけ)
西大寺
東大寺と並ぶ、奈良の双璧。西大寺。
京都に都が移ってから荒廃してしまっていたのを、鎌倉時代に再興し今に続いているそうです。ここでも堂内に神仏習合の名残りを見ることができます。
山かと思ったら古墳
西大寺から垂仁天皇陵という古墳を見るため歩いて移動していると
古墳ってこんなに大きいんですね。
あれ、中はどうなっているの?エジプトのピラミッドみたいに石が積んであるのか、土が盛られているのか。この距離では分からない…。
あと、宮内庁管轄なんですね。知らなかった。奈良県が管理してるんだと思ってました。
よく考えたら当たり前。天皇のお墓だもんね。
古墳の近くには垂仁天皇の臣下、田道間守が大陸から持ち帰ったヤマトタチバナの木が植えてあり、地元の方の愛情を感じます。
唐招提寺から法隆寺まで。日本仏教の始まり
教科書で見たことあるシリーズ。
何度も渡航に失敗し遂には失明しながらも日本に渡り、仏教を伝えた鑑真が開いた修行の道場。
他の寺院でもありましたが、奈良の建物って都が移るたびに一緒に引っ越してることが多くて驚きます。どうやってあんなに大きなものを解体して運んでまた建てたのか。
聖徳太子でお馴染み法隆寺。
1400年前の建物の上を、現代の飛行機が飛んでいく。何とも言えず感動する時間でした。
当時の人が見たら「龍だ!」とか思うのかな。
まとめ
行けなかった修学旅行を取り戻す奈良旅。
奈良の皆さんにとても親切にしていただき楽しく過ごせました。みんな奈良に、そして日本史に詳しい。
年末の忙しいなか、ありがとうございました!
最後に気に入った写真を。
垂仁天皇陵近くの堀で見つけた、雲間からのぞく太陽。
自然の中に神を見つける奈良の文化を少し受け取れたと感じた瞬間でした。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
2024年始まりましたね。
本年もよろしくお願いいたします。
互ひとみ